HMVインタビュー:TNX2

Friday, July 24th 2009

interview

TNX

ちょうどバンドの仲間も増えたから、『The Fellowship Of The Band』にしようと。
ていう話を、僕はガチで初めて聞きました。

---では、新作のニューアルバム『The Fellowship Of The Band』について、お聞きしていきたいんですが、皆さんにとってどんな作品に仕上がりましたか?

トム: 1stがとにかく、パンチ、スピードとそのライブ感と、一番TNXらしいところを全部ぶつけた作品だったんで、今回の2ndは、結構一辺倒で偏っていたところを、もうちょっと広げて、本質は変わっていないんですけど、俺たちはこういうのも好きだよっていうところを見せました。

成田:ちょっと幅が広がったよね。

---もともと、1stの時点であった曲もあったりするんですか?

tetsu:コンセプト的にはありました。こういうビートの曲は欲しいねっていう話はしていて。

トム:そういうコンセプトの曲も入れようかっていう話はしてましたね。

tetsu:ただ、曲の流れ的にね。あと曲数も、16曲と多かったんで、それ以上曲増やしちゃうと、後半だれるとかもあるんで、16曲って決めたところ、入んなかった部分があったんで。

トム:あと、1stはだいたい、俺と成田が曲を作って、tetsuは2曲くらいしか作らなかったんですけど、今回は1人4曲づつ作った曲が入ってます。アレンジはみんなでするんですけど。だから、もっと幅が広がった感はありますね。

---前回、tetsuさんはなんで曲作りを遠慮してたんですか?

tetsu:ある曲をアレンジとか展開を考えるのが好きだったのと、2人が持ってくる曲が好きなんですよ。いじりがいもあるし、ドラムもつけがいがあるし、それで全然満足だったんです。でも2ndは、もっと自分らの好きな、各々はやりたいのをってなった時に、俺も好きな感じのを出して形になりました。

トム:tetsuはギター弾かないんですよ。だから曲作りはメロディから。

tetsu:ギター、全然弾けないんですよ。

成田:ギターも弾けないし、ドラムもたたけないし。

(一同笑)

tetsu:言葉もちゃんとしゃべれない。家もないし、金もない。

飛田:でも夢だけは持っている。

(一同笑)

トム:ただ、夢だけは持っているんですよ。
・・・さっきの飛田のは切ってもらって、俺が言ったことに。

(一同笑)

TNX

---アルバムのタイトル『The Fellowship Of The Band』には、どういう意味が込められてます?

トム:俺、ロードオブザリングが超好きで、ロードオブザリングの1話のタイトルが『The Fellowship Of The Ring』ていうタイトルなんですけど、tetsuになんでか見せたんだよね?カッコイイよねって言ったら、だったら2ndのタイトル、RingをBandにしちゃえばいいんじゃね?みたいな。バンドにまつわる仲間達みたいな。ちょうどその前に、RUNNERS−Hiとツアーしたり、自分らの1stのレコ発でツアー回ったりしてた時期で。

tetsu:だいぶマイペースにやっていたんで、自分らのCD出すまでツアー行ったことなかったんですよ。単発で地方行ったりはあるんですけど。いろんなバンドと1週間2週間出てライブやったりとかがなかったんですよ。仲良いバンドはいるんですけど、このバンドとめちゃめちゃ仲が良いっていうのはなくて。

成田:フレンドシップが生まれたのは、ツアーを回るようになってからなんですよね。

トム:だもんで、そのタイトルにいつのまにかなったね。ロードオブザリングを最初に観たのも、tetsuん家なんですよね。そこにも若干思い入れが。で、ちょうどバンドの仲間も増えたから、『The Fellowship Of The Band』にしようと。 て、いうのをコイツ(成田)が言ってました。

成田:ていう話を、僕はガチで初めて聞きました。

(一同笑)

トム:まぁ、ヘルプだからしょうがない(笑)。

---2ndを作ろうというのはいつ決めたんですか?

成田:2008年の9月の横須賀パンプキンのライブの時くらいかな。

tetsu:俺がへべれけになっている時に決まってました。

---そこから曲作りなどを始めていったんですね。

トム:そうですね。

---レコーディングにはいつくらいから入ったんですか?

トム:2月の第4週から3月の頭くらいにかけてですね。1週間くらいです。

---レコーディングは楽しくやれました?

トム:楽しかったね。

成田:楽しかったですね。レコーディング。

tetsu:旅行みたいな感じだもんね。

成田:旅行みたいっていうか、旅館です。旅館で寝泊りしてレコーディングしてた。

---え?旅館ですか?

トム:旅館付きのレコーディングスタジオみたいな。隣の部屋が旅館みたいな。

成田:ただの部屋なんですけど、そこに入った瞬間に、オレは旅館だと思った。

(一同笑)

成田:だから、その後はずっと旅館って呼んでました。すごい手探りな感じが楽しかったね。

トム:エンジニアの人も面白くて。1日終わったら鍋したりとか。

tetsu:毎日鍋してたね。ガスコンロとか鍋がもともと用意してあったんで、材料買いに行っては、毎日鍋やってました。

トム:社長も来てくれたしね。DSやりに。

(一同笑)

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