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Polly Gibbons インタビューA

Wednesday, February 27th 2008

無題ドキュメント
Polly Gibbons

Polly Gibbons インタビュー


一番には良い歌詞、そしてメロディーとハーモニー


--- Vinyl Dialectとのコラボも展開していますが、ヒップホップも普段よく耳にするのでしょうか?今お気に入りのアーティストは?

Polly  ええ、よく聴くわ。ヒップホップの中にも、素晴らしいグルーヴやリリックはいくつかあって。私は、クラシックなグループが好きね。例えば、デ・ラ・ソウルとかEPMDとか。ジル・スコットとも共演しているルーツもすごく好き。彼らの演奏は本当にフレッシュ。素晴らしいライヴ・バンドよね。あと、イモータル・テクニック。彼はすごいリリシストよ。人間的にも誠実だしね。

--- 世代的には、ジョス・ストーンや、エイミー・ワインハウスらと同じになるかと思うのですが、彼女達の作品にシンパシーを感じたり、刺激を受けたりしますか?

Polly  二人とも本当に才能あるアーティストだと思う。エイミー・ワインハウスは、才能あるライターで、ジョス・ストーンは、魂の叫びを歌にすることができる素晴らしいシンガーよ。

--- 新作『Moanin'』についてお伺いします。 前作に比べて、全体的にスウィング感や、ブルージーなエッセンスが格段に増したという印象を受けたのですが、何かご自身の中で音楽的嗜好や心境の変化などがあったのでしょうか?

Polly     特にはないのだけれど、この5年程は、ジャズや、ブルージーでスインギーなライヴをやってきたわ。そのことが、このアルバムに変化として表われているのかも。アルバム制作中や、ライヴを続けている間は、ジャズはいつもそばにあった感じね。今回の『Moanin'』は、特にブルージーよ。プロデューサーの木全真(きまた・まこと)さんに薦められたのだけれど、彼は、私の声にブルージーさを見出したんだと思うの。ロバート・ジョンソン、B.B.キング、マディ・ウォーターズなんかは、昔から好んで聴いていたしね。

--- アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの名曲「Moanin'」を取り上げることになった経緯をお聞かせ下さい。

Polly     これは、最初に覚えたスタンダードの1つなの。見え見えのチョイスじゃないのはわかっているけど(笑)、おもしろい感じに仕上がるんじゃないかなって。ピアニストのTim Lapthornのリ・ハーモニゼイションが、曲を本当に引き立てているわ。「人生がことごとく上手くいかなかったり、光が見えない時に、私たちはどのようにして救いを求めるのか」って、とてもシンプルなんだけど、ヒューマンな歌詞よね。


Polly Gibbons


--- オープニングは、ジェイムス・テイラーの名曲です。この曲も昔からのフェイヴァリットだったのですか?

Polly  この曲を知ったのは最近なんだけど、聴いてすぐに「レコーディングしたい!」って思ったわ。今まで知らなかったのが不思議なぐらい、今はあちこちで耳にするようになったの!

--- ペギー・リーや、ビリー・ホリディのナンバーも、とても丁寧にブルージーに歌い上げています。彼女たちのようなジャズ・レディー・レジェンドの作品を歌う時、やはり特別な感情が沸き起こったりするのでしょうか?

Polly  これらの曲は、何十年もの時を経て、多くの伝説的なシンガーに歌われてきたという事を、私自身きっと思い出したかったのね。だから、最大級の敬意を払って、出来る限りシンプルに歌うようトライしたの。コンポーザーの心情と私自身の声っていうのは、過剰な装飾がない方が聞きやすいと思うわ。

--- フィービ・スノウの「Something Real」は、スインギーなアレンジで、とても心地良いですね。カヴァー・センスも抜群なのですが、カヴァー曲を選ぶ基準は、単純に「好き」という他で何かありますか?

Polly  「好き」にも色々あると思うけど、私はそういった直感めいたものを大事にしているかな。フィービ・スノウの曲は、何と言っても歌詞がとても魅力的で、すごいシンパシーを感じるの。自分が歌う曲においては、クオリティー的な部分で、一番には良い歌詞、そしてメロディーとハーモニーっていうものを求めていて、こういったことは全て、曲のフィーリングや、作曲者の意図を決定付けているって感じるわ。


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ポリー・ギボンズ
イギリス、サフォーク生まれの23歳。2006年のイギリスBBCジャズ・アワードに選ばれ、現在最も話題の新人シンガー。同年10月に『What's the Real Reason』でアルバム・デビュー。ジャズ、ソウルを基調としたソウルフルなヴォーカルは、従来のジャズ・シンガーの概念を打ち破る強烈な印象を持つ。英国ジャズ・ヴォーカルの大御所イアン・ショー、ジャッキー・ダンクワースらとのコラボレーションをはじめ、人気ヒップホップ・グループ=Vinyl Dialectとのレコーディング等も行なっている。アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの「Moanin'」を筆頭に、ジェイムス・テイラー、フィービ・スノウらの名曲カヴァーにも挑んだ最新アルバム『Moanin'』が間もなくリリースされる。

最新作『Moanin'』詳細はこちら!



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