Marcina ArnoldインタビューA
Friday, February 15th 2008
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Marcina Arnold インタビュー
Marcina Counter Pointのジェイク・バーナンが、『Forefathers』を聴いて、ぜひ作品として出したいとオファーしてくれたの。 --- このレーベルには、ファータイル・グラウンドという素晴らしいスピリチュアル・ジャズ・グループが籍を置いていましたよね?彼らとセッションやコミュニケーションをする機会などはこれまでにありましたか? Marcina いいえ、ないわ。でも、いつかそういう機会があることを願っているわ。 --- では、今回のアルバム『About Time』についてお聞かせ下さい。「Forefathers」でのディープでスピリチュアルなフィーリングは、どういったところからインスピレーションを得て作られたのでしょうか? Marcina 「Forefathers」は、私の父の故郷、南アフリカに起源とアイデンティティを持つの。私の先祖への感謝の念もこめられているわ。 --- この曲は、ジャイルス・ピーターソンも「Worldwide」でヘヴィ・プレイしていましたよね。 Marcina ジャイルスには、コートニー・パインのコンサートで会って、それからエスカとのコンサートでも会ったわね。彼はとてもクールで、私たちは話していて、すぐに意気投合したわ。
Marcina そうね。リズムやタイム・サイクルといったものにはとても興味があるの。北インドのカタック・ダンスへの情熱もそういうところから来ているわ。パーカッションやリズムが大好きなの。 --- 「Memory」は、やはりブラジリアン・ミュージックへのオマージュ的なものになるでしょうか? Marcina 歌詞の面ではそうでもないけど、ベキ・ムセレクのギター演奏を見てインスパイアされた曲なの。彼の楽器に対するアプローチというか・・・ハーモニックなのに力強いメロディーとリズムがある。ただ全体的な効果は確かにブラジリアンね。男性の声の使い方や、ドラム・キットの欠如とか。
--- 「Common Rumour」でのヴォイス・パーカッションも、かなりカッコイイですね。確かパーカッションもご自身で演奏されるのですよね?パーカッショニストとしての活動も精力的に行なっていた時期があったのですか? Marcina ええ、私はジャンベとコンガと、あとハンド・パーカッションをやるの。それに私は、カタック・ダンスを勉強しているので、私の音楽にはタイム・サイクルやスポークン・リズムの影響もあると思うわ。 --- では、お好きなパーカッション奏者や、その作品をいくつか教えてください。 Marcina モロッパ・オーケストラ、テーベ・リペレ、ジョン・ヒダルゴ、ティト・プエンテ、ザキール・フセイン、アフリカン・ドラムズ・サバ、トーキング・ドラム・ウドゥ・・・といった人達の作品ね。 --- 「Blues For Jean Charles Menezes」で取り上げている、ジャン・チャールズ・メネゼスは実在した人物なのですよね? Marcina ジャン・チャールズ・メネゼスは、私の最寄の地下鉄の駅で、イギリスの警察官によって殺された若いブラジル人よ。
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マルシナ・アーノルド プロフィール
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スコットランド人と南アフリカ人を両親に持つ、英国のシンガー・ソングライター、マルシナ・アーノルド。15歳の時からステージで歌い始めた彼女は、これまでもシンガーとして、ヒュー・マセケラ、アイアート・モレイラ、マーク・ド・クライブ・ロウ等のバンドで活動。「ミリー・リパートン+テリー・キャリアー+ジョイス」とでも言うべき独特のサウンドと、類まれなメロディ・センスが生み出す美しい旋律。名門Counter Pointからリリースされたデビュー作『About Time』が現在話題を呼んでいる。
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