ブラームス(1833-1897) レビュー一覧 574ページ目
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投稿日:2016/06/27
「ピアノ版チェリビダッケ」とでもいうべきでしょうか。磨き抜かれた音響は確かに素晴らしいものです。ここまで音響を磨いたため、ここまで極端に遅いテンポになったとも考えられるでしょう。ある意味魅力的であり、この演奏が好きだという方は、中毒症状すら起こしかねない演奏です。しかし、これらの曲は、ほんとうにこんなに絶望的に暗い曲集でしょうか? 少なくともここに表現されたような「瀕死のブラームス」ではない、と私は断言します。酸いも甘いも、喜びも悲しみもすべて包み込んだ、晩年のつぶやきがここにはあります。この演奏を絶賛される皆さんは、このCDに添付された浅田彰の文章、そしてアファナシェフ自身の「文学」に引きずられ、先入観を抱いたまま聴いていませんか? これらがどれだけブラームスの音楽とは縁遠いことか! 遅いテンポのために音と音の間隔が開いている、これをもってブラームスの晩年の世界は新ウィーン楽派に通ずるなどというのは、自己満足の解釈の極みです。結局アファナシェフがここで表現しているのは、ブラームスの音楽そのものではなく、彼の目に映ったこれらの曲集の「文学」でしかないのです。したがってこの演奏にブラームスの「音楽」を求めれば求めるほど、違和感を強く感じてしまうことになります。アファナシェフの「文学」が通用しないOp.119-4は、名演として私も高く評価します。しかし、それ以外は全く共感できない演奏です。遅いテンポが問題なのではなく、そのテンポが絶望的な曲想の表現以外に、何の必然性もないこと、したがって空疎な、間延びした「音響」しかそこにないことが問題なのです。例えば、有名なOp.118-2ひとつとってみても、この演奏のほぼ倍のスピードであっさり弾いてしまったケンプの演奏(ちなみに私はケンプというピアニストはあまり高く評価していませんが)のほうが、よほど心に沁みる「音楽」ではないでしょうか? 演奏だけなら☆3つでもいいが、ライナーノートの浅田彰の、先入観を与えるだけの感傷的な文章がひどすぎるため、残念ながらさらに☆1つ減点です。
Papachan さん
投稿日:2016/04/22
なぜかしっくりこない。5回聴いたが、どうしても馴染めない。もうすこし聴いて、考えてみたい。
くまたろ さん
投稿日:2015/11/24
トスカニーニの演奏は、本来はオペラ指揮者の流儀のものと思います。メロディーを柔軟に謳い、音量の増減、テクスチュアの粗密とテンポの変化を有機的に組み合わせて、伸縮自在な演奏をきかせます。しかし40年代のトスカニーニは、この変幻自在さを抑制し、極力少ない変化で一貫した演奏を行おうとしたように思います。それはおそらく、編集可能な録音に意識が向かったことと関係が深いでしょう。異なる機会の演奏で録った録音素材を編集してレコードを出し、そのレコードの気に入らない箇所を修正することに意を払った結果、所謂「即物的」な演奏な流儀に陥ったように感じます。この演奏でも、自然なテンポの伸縮と謳いまわしを意識的に、一定の拍の中に収めようとする意識が明瞭に覗えます。このような演奏流儀の変化を、「トスカニーニの老化によるリズム感の硬直」と考える人もおられるようですが、そうではないと思います。テープ録音が、トスカニーニをインテンポの指揮者にしたのだと思います。このブラームスは、そうしたトスカニーニの苦闘がはっきりと聞き取れますが、私は30年代などの自由自在な流儀のトスカニーニの方が好きですし、このトスカニーニの変化を十分に理解していない現代の指揮者が、下手なインテンポの演奏を繰り広げるのは、辟易します。尚、私には、トスカニーニはイタリアの指揮者として馴染みの薄いドイツ音楽を演奏する際に、オペラ的に演奏するという、当時では全く斬新な、ドイツの演奏伝統に縛られない演奏の切り口を見出したことこそが、演奏史上の最大の功績であるように思っております。たまたまインテンポになったことで、フルトヴェングラーとトスカニーニという分かりやすいマスコミの図式になったことはレコード会社の商売のためであって、トスカニーニという指揮者の過渡的な一面でしかないと思います。
slave さん
投稿日:2015/10/27
買って失敗した。 音質改善された3枚組を買うべきだった。 演奏は申し分ないが、音質がしょぼい。 弦がざらついていて耳障り。
abbadondon さん
投稿日:2015/06/11
ベーム博士を敬愛する者としては残念な演奏会である。 最初のモーツァルトは良い。 しかしながら、協奏曲ではギレリスの歯切れの悪い独奏も相俟って信じ難い出来となってしまった。 ブラームス第2交響曲も終楽章で何とか挽回したものの、ベルリン・フィルらしからぬミスが散見された。 この演奏会では何か問題が起きていたのではないかと思わされるほどの内容、これほど落胆したのは初めてである。
Wilhelm.F さん
投稿日:2014/12/08
バルビのブラ2というので期待して購入。今度は見事裏切られました。1962年録音なのに昔のラジカセでの録音とレベルが似通った、ナロウレンジでかまぼこ形の周波数特性の音。よっぽどのマニア以外にはお薦めできません。これなら1940年ごろ録音のSJB1039のほうがよっぽどましです。バルビのブラ2を聴くなら是非VPO盤かバイエルン放送響盤で。☆2つは、販売妨害になるだろうか?
広島のパヴァンヌ さん
投稿日:2014/11/15
快演なのだが、冒頭より呻り声 当然全体にわたってその調子 ハンガリー舞曲に至っても呻り声 本当にもったいない それがないだけで愛聴盤になってたと思う。
アッキ さん
投稿日:2014/03/10
The sound of this set is OK considering those recordings were made in the 50s. But I do not appreciate Celibidache’s interpretation of Ops. 68, 98. The others are average at best. In sum, this set is for Celibidache fans.
MAESTRO さん
投稿日:2014/01/29
演奏自体はさておき、SACDで販売する意味がわからない商品ですね。 ピアノ協奏曲第2番など、50年以上前のMONO録音で、特に音質的に優れた録音でもありませんので、SACDにするメリットが有るとは思えないですね。CDフォーマットで十分以上だと思いますがね・・・
gate.gate さん
投稿日:2013/08/28
ブラームスは75年のステレオライブ録音であるが、残響過剰で電気的ノイズの混入もある。さらにCD化に際してノイズリダクションをかけすぎたため、細部はモヤモヤ、音像はユラユラと揺れて、かなり気持ち悪い。演奏は小細工を排した直球一本勝負といった風情。ライブなのでEMIのスタジオ録音より勢いがある。ボールトらしい男気というか、たくましい剛毅さがあって好ましい出来である。音質の劣悪さがネックになるので、ボールトのファン以外にはお勧めしない。メンデルスゾーンは、左右の分離が悪いステレオ録音だが、それほどモヤモヤしない音で聞きやすかった。こういう歴史的録音は、ヒスノイズが盛大にあったとしても、それをカットせずに生成りのまま出してもらいたいものだ。
ROYCE さん |50代
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ありがとうございました
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