ショパン (1810-1849)
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ショパン (1810-1849) レビュー一覧 2ページ目

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商品ユーザーレビュー

2119件
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  • こんなに思いをこめた音楽家がかつていたでしょうか。...

    投稿日:2011/04/30

    こんなに思いをこめた音楽家がかつていたでしょうか。ソリストのアルゲリッチだけにとどまらず指揮者オーケストラも素晴らしい決断です。これぞ復興へ向けた日本人の熱い思いだと受け止めます。このショパンは当日会場で聴きました。これまでのどのショパンとも違う深い演奏があります。アルゲリッチにとってもこれ以上の演奏はできないじゃないかと思わせる内容です。オケも素晴らしかった!(特にファゴットのソロ)

    珈琲好き さん

    10
  • 世界初のショパン存命時製作のプレイエルによる協奏曲...

    投稿日:2010/12/24

    世界初のショパン存命時製作のプレイエルによる協奏曲録音ということで、かなてからプレイエルの響きが好きだったので待望のCD(しかもSACD!)。 聴いてみると…冒頭のオケから独特の響きと符点音符の処理の違いなど今までに聞いたことがないようなニュアンスが続出。しかも弦楽器もカルテットのような室内楽的なソロ部分があり小さい編成ながら立体感のある音楽。 オケ部分だけで目から鱗。 さて、肝心のピアノ・・とにかく倍音がたくさんあって響きが実に音楽的で聴いていてつかれない。当時のサロン音楽はこういう響きの中で生まれてきたことを再認識。タイムスリップしてきいているよう。いままで仲道のピアノCDはいいと思ったことがなかったが、初めて何度も聴きたいと思った。 オリジナル楽器による仲道続編に期待。

    まめ さん

    10
  • ついに出るエッシェンバッハの最高傑作群。別名「黒の...

    投稿日:2010/07/30

    ついに出るエッシェンバッハの最高傑作群。別名「黒のプレリュード」。これを聴いた当時の優秀な評論家達は本気で心配していた。「こんなピアノを弾いていたら、この人は精神的に持たない。ピアノが弾けなくなってしまう」と。間もなくエッシェンバッハは指揮者に転向してしまう(もともと指揮者が希望だったそうだが)。この頃DGに残したショパンの「練習曲集」(別名「黒のエチュード」)、シューベルトの21番(これこそ彼岸のソナタと呼ぶにふさわしい演奏)。この3枚がエッシェンバッハの最高傑作かつ、音楽表現としての決定的な名演です。私がポゴレリチやアファナシェフ程度の演奏で「暗黒・異様の極み」と喜ぶ評論家を「認識が甘い」と発言するのは、このような演奏を知っているからです。できるだけ録音の良い物を選択することを薦めます。ユニヴァーサルの日本盤でいいから、全部出してもらえないだろうか?これはケンプ+クーベリックのシューマンのピアコンに匹敵するDG最強の音源群なのだから。(某廉価版で音が良ければいいのだが、コレまでの経験上、私はまず日本盤を買います):今回は個人的趣味丸出しの暴走レビューで申し訳ない(笑)。

    ひのき饅頭 さん

    10
  • ショパンが創作不能に陥る前の、その前人未踏の音世界...

    投稿日:2010/04/28

    ショパンが創作不能に陥る前の、その前人未踏の音世界に、崩落の予兆が不気味に黙示する、実に危うい時期の「後期」作品集。20世紀には、ショパンにまとわりつく「甘さ」や「雰囲気」を徹底的に廃し、遅いテンポで、無骨なまでの音の構築で勝負したピーター・ケイティンの決定的ともいえる名録音があった。私個人として、これほど真摯で、音の構築のみで勝負したショパンが今後出現するだろうか?と思っていたのだが、さすがハフは凄かった。ハフの右手と左手の技巧はかなり違う。そのため、他のバランスの取れたモダニズム的な超絶技巧とは異なる、まるで2つの超絶技巧的な意志が絡み合う、このピアニスト以外には不可能な他の誰とも異なる音世界を聴くことができる。様式への冷徹なまでの眼差し、過去カツァリス以外では聴くことが難しかったズレの領域まで精密にコントロールされた恐るべき技術の高さ、さらにショパンを「聴かせる」というスタンスとは異なる作曲家の視点で「構造を鳴らす」というハフ独特のピアニズム。さらにはハフ以外では絶対に聴けない独特の時間感覚。すべてが前人未到の領域に足を踏み入れているとして過言では無い。今、音楽はモダニズムから離れて「本質を模索する時代」に入り始めているように思う。20世紀後半から21世紀最初の10年に顕著だった、音楽が持つ様々な特徴を、物欲に導かれるかの如く響かせる時代は終わろうとしてることは間違いないと思う。音楽も時代とシンクロしていることは当然のことだ。「モダニズム」も当初「モダニズム」とは何かを模索したように、「本質」とは何か、それを模索する音楽は今後増えていくだろう。ハフは現在その最先端を行く音楽家に間違いない。「ショパンとは何か?何がショパンなのか?」それを見極め、問いかけようとする現在最も先鋭的な解答の一つ。これは本当に凄い。

    ひのき饅頭 さん

    10
  • 一聴して大変な才能だと思った。大袈裟な身振りとか、...

    投稿日:2010/03/19

    一聴して大変な才能だと思った。大袈裟な身振りとか、極端なダイナミックスを売りにしてないのでうっかり聴いていると地味に聞こえるかもしれないが、一音毎に表情が千変万化すると言えるほど多彩な音やリズムを持っていて、それらが「これこそショパン」と膝を打ってしまうほど、実にセンス良くまとまる。セムコフという指揮者はもう80才を越えているがあまりスターダムに乗ってなかった人で、今回初めて聴いたのだが、実にニュアンス多彩でかつ老獪な演奏をする人だ。孫ほど歳の違うブレハッチと良いシナジーを出していて、この人選は成功だった。この演奏に比べると、10年前に同じ曲を再録したアルゲリッチとデュトワは「でくの坊」に聞こえてしまう。トーンマイスターをマイヤールが務めているだけあって、録音もセンスが良い。

    Kei さん

    10
  • アルゲリッチは、現在でも情熱的で変幻自在の個性的な...

    投稿日:2010/02/22

    アルゲリッチは、現在でも情熱的で変幻自在の個性的な豪演を披露しているが、本盤は、ショパン国際コンクールに優勝した直後の若き日の録音。ここでも、既に現在のアルゲリッチにつながる圧倒的な豪演を成し遂げている。むしろ、若さ故の勢いがあるだけに、その演奏の凄まじさは尋常な迫力ではないと言えるかもしれない。本盤におさめられたどの曲も、切れば血しぶきが巻き散るような燃焼度の高い演奏だ。ライブ録音でないにもかかわらず、アルゲリッチが燃えに燃えていることがよくわかる。私も、聴いていて手に汗をにぎるような興奮におそわれた。コンサートはともかく、CDを鑑賞していてそのような経験をするというのはあまり例がないことである。唖然とするような切れ味鋭いテクニックと力強い打鍵は、既に女流ピアノストの既成概念を覆すのに十分なド迫力であり、左手の絶妙な活かし方や緩急自在の奔放なテンポ設定も魔法のような魅力に満ち溢れている。灼熱のような燃えたぎるパッションの爆発は、ショパンの荒ぶる魂を伝えるのに十分であり、これだけ個性的な演奏を行っても、芸術としての品格にいささかの弛緩が生じないのは脅威でもあり、アルゲリッチの天性の才能の賜物と言えるだろう。特に感動したのは、冒頭のピアノソナタ第3番とポロネーズ第6番であり、この両曲については、古今の数々の名演の中でもトップの座を争うものと高く評価したい。

    つよしくん さん |40代

    10
  • ポリーニ版が出るまでは私にとってはこの曲集のスタン...

    投稿日:2009/01/25

    ポリーニ版が出るまでは私にとってはこの曲集のスタンダードでした。しかし年月が経っったいま、結局手が伸びるのはコルトーの方。比喩的表現ですが、デジタル的演奏よりアナログ的演奏の方が心が休まります。そしてなにより「品格」が違いますね。コルトーの人間性、教養、情操、経験、思考、すべてが別格に聞こえます、私には。 そしてこういうすばらしい演奏と演奏者を積極的に推さない日本の音楽マスコミ関係者を情けなく思います。

    しふら さん

    10
  • 60年代初期とは思えない清涼感のある綺麗な音です、こ...

    投稿日:2007/08/02

    60年代初期とは思えない清涼感のある綺麗な音です、こんな値段で本当に良い演奏に出会えて幸せです。

    unforgiven さん

    10
  • 売り切れ間際のギリギリで入手しました。 フー・ツオ...

    投稿日:2021/12/07

    売り切れ間際のギリギリで入手しました。 フー・ツオンさんの演奏はどれもこれも入手困難なディスクばかりで、たまに中古で出ているのを見つけたとしてもとんでもない高値がついていたり、なかなかまとめて聴けずにいました。 大昔JVCからでていたものと同一の音源もありますかね? ノクターンなんかを聴き比べると、今回のCBS盤は音質が改善されている分、感動の度合いが高まった気がします。 で、演奏ですが、情念といいますかなんと言いますか、凄い! いまから30年以上前、私がまだ20代のころ、ずいぶん年長の調律の方が「フー・ツオンって奇跡だよ」と言われていて、当時はその意味がよくわからなかったのですが、いま、自分があの頃のその方の年齢に近づいてみて感じるのは、フー・ツオンは奇跡だなということです。あの頃、何度もリサイタルを聴いたわけですが、もっとちゃんと聴いておけばよかったと今になって悔やんでいます。限定盤ということではなく、通常入手できる状態にしていただけるとピアノを愛する人にとって幸せだと思います。

    WJM さん

    9
  • 6年前にリリースされたセッション録音と比較して、採...

    投稿日:2016/10/05

    6年前にリリースされたセッション録音と比較して、採用した版に異同はあるものの解釈自体に大きな変更はない。もっとも、当然のことながらセッションでは一曲づつ丁寧に録音するのに対し、ライヴでは作品番号単位に連続して弾かれたものを収録する。また、休憩をはさんだ前と後がそれぞれ一連の流れでプログラミングされるため、複数の曲を一つの塊として俯瞰的にとらえる視点がそこに加わる。さらに、居合わせた聴衆の反応や会場の大きさといった演奏会のつど異なる環境にも影響を受ける(9月に催されたミューザ川崎でのコンサートは明らかに空間が広すぎた。)。こうしたことから、全曲を聴き通しての印象は旧盤とずいぶん異なるものになっている。新盤の一貫した流れの良さは見事なものだが、旧盤の目の詰んだ演奏も捨てがたい。こうしたセッションとライヴの違いを先鋭に意識化したのがグールドであった。ライヴコンサートをドロップアウトした彼は、スタジオにこもってテイクを繰り返し、それらをつなぎ合わせて一つの作品に仕立て上げた。あれから半世紀を経て、今やコンピュータ(人工知能)がレンブラントの筆致と見紛うばかりの絵を描く時代を迎えている。10年ほど前には、グールドが弾いたゴルトベルク変奏曲の旧盤をコンピュータで解析し、彼ソックリに自動ピアノで弾かせた録音が出た。当時は賛否が分かれたが、今の技術を使えばもっと上手くやれるはずだ。日進月歩のコンピュータは芸術の分野にまで適用範囲を拡げつつある。そして、コンピュータとの親和性が高いのはライヴよりセッション録音の方だろう。この先、完全性を求めるセッション録音にコンピュータの関与が進む一方で、ライヴの一回性、祝祭性の価値はいや増すに違いない。

    QBE さん

    9

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ありがとうございました

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