ショパン (1810-1849)
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ショパン (1810-1849) レビュー一覧 5ページ目

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商品ユーザーレビュー

2119件
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  • ショパンのピアノ協奏曲は、 ツィマーマン(指揮,ピア...

    投稿日:2012/04/23

    ショパンのピアノ協奏曲は、 ツィマーマン(指揮,ピアノ)&ポーランド祝祭管弦楽団で1番、2番を愛聴し、ときおり、クララ・ハスキル(ピアノ)、ラファエル・クーベリック指揮パリ音楽院管弦楽団でピアノ協奏曲2番を聴いているのですが、ハスキルのクリスタルトーンや ツィマーマンのピアノを好んで聴いていても、この演奏はいいと思います。ピアノの音は確かに、息が短く、儚く消え、弦楽器もビブラートのかからない音ゆえの問題を感じる方もいるかもしれませんが、この演奏には、どこか、暖かさと、優しさのような響きを感じます。また、楽譜も初版に近いものにこだわったことで、ピアノと掛け合う室内楽編成サイズの楽器の音にも発見があります。大きなオーケストラ編成では、消えてしまうパートの音や、儚い音同士の掛け合いの妙は、他にはない醍醐味すら感じられます。素直にいい演奏だなと、繰り返し聴きたくなる魅力があります。特に1番の2楽章。素敵な演奏です。

    バイオリン ぱぱ さん

    8
  • ショパンコンクール優勝者や話題をさらった出場者のラ...

    投稿日:2012/04/04

    ショパンコンクール優勝者や話題をさらった出場者のライヴを中心にしたアルバム。過去にも分売されていたりして、ピアノに関心ある人には良く知られた音源だ。白眉は、何といってもアルゲリッチの協奏曲第一番ライヴ(65年)だ。火の出るような情熱と緩急自在の様式は一貫して変わらないが、ここには若さゆえのしなやかさや煌めきがある。本人にとっても忘れえぬ青春の一コマだろう。個人的には、80年のコンクール時に物議をかもしたポゴレリッチのソナタ第2番が面白いと思う。審査員のケントナーらがテンポが極端すぎると主張する一方、審査員のアルゲリッチは「彼は天才」と強く支持、大荒れになったいわく付きのものだ。コンクールの様子を当時のNHK FMで、審査員だった安川加寿子さんが現地の様子をリポートし、いかにポゴレリッチのテンポが型破りか指摘し、ケントナーを支持していたのを思い出す。中学生なのに勉強そっちのけで聴いていたのだが、破格との批判には一理あっても、素人目にはアルゲリッチの意見が正しいと思った。その後、優勝したダンタイソンらよりも華々しい活躍(今は妻に先立たれ心の病を患っているらしいが)を遂げているのは、いうまでも無い。他のピアニストに関しては、回顧するには収録曲が少な過ぎ、十分に名手の演奏振りを偲べるアンソロジーになっていないのは惜しく、枚数や値段が高くなっていいので、より充実したセットにしてほしい。

    eroicka さん

    8
  • コルトー、リパッテイの記録的名演は別として、ルービ...

    投稿日:2011/11/04

    コルトー、リパッテイの記録的名演は別として、ルービンシュタイン、ポリーニがショパンの愛聴盤です。アルゲリッチやアシュケナージも面白いが、 長きに渡りショパンの録音を残してきたポリーニに敬意!心技体というか、情に溺れることなく、知的でバランスがとれたショパン、定盤は、ポリーニ盤だと思います。現役ショパン弾きの最右翼。ダフリもありますが、これでポリーニのショパンは揃うので買います。

    TKOクラシック さん

    8
  • 主にDECCA/PHILIPS録音を所有ですが ADDで こんな優...

    投稿日:2011/07/20

    主にDECCA/PHILIPS録音を所有ですが ADDで こんな優秀録音が あるんですね 豊かなホールトーンでありながら オンマイクのような 微細な音まで 拾っています(こういう録音 大好きです) 演奏も素晴らしく 愛聴盤に なりました

    BB さん

    8
  • 仲道郁代は、最近でこそベートーヴェンのピアノソナタ...

    投稿日:2011/04/10

    仲道郁代は、最近でこそベートーヴェンのピアノソナタ全集や、パーヴォ・ヤルヴィと組んだベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の名演によって、稀代のベートーヴェン弾きとの評価が定着しつつあるが、もともとはショパンを得意としていたピアニストであったと言える。仲道自身も、「ショパンがいなかったらピアニストにはならなかった」などと発言するなどショパンへの深い愛着を隠そうとはしておらず、特にモダン楽器を使用しての演奏には定評がある。そのような仲道が、ショパンイヤーを記念して行った録音が、本盤におさめられたピアノ協奏曲第1番及び第2番だ。本演奏の特徴は、オーケストラにピリオド楽器を使用するとともに、何よりもピアノに、ショパンが自分自身を自由に表現できるとして好んで弾いていたプレイエルを使用している点であろう。しかも、1841年製のプレイエルということで、ショパンが使用していたのと同時代のピアノであるということであり、これは、ショパンのピアノ作品を再現するには最高のアイテムということになるのではないだろうか。現代のスタンウェイなどのピアノの音に慣れた耳からすると、聴き手によっては違和感を感じることもあろうかとも思うが、現代のピアノでは表現し得ない独特の繊細さが付加されており、私としては今般のプレイエルの使用を大いに歓迎したい。また、前述のようなピリオド楽器の使用や、ピアノ独奏部分においては弦楽器による独奏も聴かれるなど、ショパンの時代における演奏様式を再現しようという徹底ぶりには、指揮者とピアニストのこの演奏にかける熱意とあくなき探究心が大いに感じられるのが素晴らしい。このような徹底ぶりは、近年の古楽器奏法やピリオド楽器を活用した演奏にも一部みられるように、学術的には貴重であっても芸術的な感動からはほど遠い浅薄な演奏に陥ってしまう危険性もあるが、本演奏に限ってはそのような危険にはいささかも陥っていない。仲道の馥郁たる情感豊かなピアニズムは、演奏全体が無味乾燥になることを防ぎ、どこをとってもニュアンス豊かなロマンティシズム溢れる演奏に仕立てあげるのに大きく貢献していると言える。有田正弘&クラシカル・プレイヤーズ東京は、もともとバッハなどのバロック音楽の演奏において名を馳せてきた団体であるが、本演奏では、ピリオド楽器の効果的な使用により、仲道が弾くプレイエルのピアノを巧みに引き立てつつ、従来型のショパン演奏に清新さを吹き込んだ点を高く評価したい。マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音も、本盤の価値を高めるものとして大いに歓迎したい。

    つよしくん さん |40代

    8
  • 落ち着いた演奏で、余韻も素晴らしい。秋の夜長にもっ...

    投稿日:2010/10/12

    落ち着いた演奏で、余韻も素晴らしい。秋の夜長にもってこいの全集。録音の古さは全く感じさせません。愛聴盤となりました!

    silver さん

    8
  • 一言で言って、センスの良いフランス人によるマズルカ...

    投稿日:2010/07/29

    一言で言って、センスの良いフランス人によるマズルカである。ここには愛聴してきたホロヴィッツの激情も、ミケランジェりの精妙さも感じられない。しかしながら何とエレガントなショパンだろう。SACDによる優秀録音とあいまって堪能している。

    穴露愚培倶人 さん |60代

    8
  • この演奏の本当の凄さ。ショパンはその指使いで曲のフ...

    投稿日:2010/05/01

    この演奏の本当の凄さ。ショパンはその指使いで曲のフレーズを厳密に指定しているが、それを当時の知見で可能な限り再現している点にあります(だからこれほどの精錬の極みのような演奏が可能)。エチュードの正しい楽譜には、その弾き方、練習法に到るまで、全て表現されてあります。これは現在ならフランス版初版とエキエル版を読み込んでもらえばより詳しくわかります(ショパンが残した言葉も参考にしてください)。この録音は作品10が特に凄いが、作品10はショパンの書き込みが多く残っている。一方そうでない曲は最高に出来の良い曲に比べるともう一つ。何故か一致している(笑)。このフレーズ構造にシンクロするショパンの運指が分かる人が「ショパンの指定した練習法」を守れば、エチュードは想像されるよりずっと楽に弾けるようになります。ただし巷に溢れる録音は、ショパンのフレーズ構造を無視した、練習を中断するとすぐに弾けなくなるような運指(いわゆるフレーズがメタメタのデタラメ演奏:ある意味凄いけど)のものが多く、ちなみにエチュードは「ショパンの指定した練習法」を無視した場合、殺人的に難易度が上がります。フレーズ構造を無視し、自分の弾きやすさを優先した運指で、音楽的にはデタラメな録音を、私は評価しません。残念な現実ですが、そのようなデタラメ録音を本気で良いと思っている間は、エチュードは困難を極める難曲のままです(ポリーニの録音は聞き疲れすることで有名ですが、これは編集過多のため1/fの揺らぎがぶっ飛んでしまったためです。それほど難しくなるということか)。フレーズ構造の正しい演奏は、比較的簡単に弾けるため、技術的にも凄くなり、編集も最小限で音も当然良くなります。エキエル版が出版されている現在、もしロルティが再録したなら、もっと凄い演奏になることが予想されます。

    ひのき饅頭 さん

    8
  • アラベスクレーベルで録音されたオールソンのショパン...

    投稿日:2010/02/27

    アラベスクレーベルで録音されたオールソンのショパンは本当に素晴らしい。アナログ時代にEMIからいくつか音源が出ていたが、その音源と比較してはいけない。全く別モノと考えたほうが良い。オールソンが相当な技術の持ち主であることは、彼のショパンとドビュッシーの「練習曲集」を聴いてもらえばわかります。オールソンは受けの良い音を作り、聴衆にアピールするタイプの演奏家ではない。その真摯に磨く音がわかりやすい形で作品の魅力を浮き立たせている録音として、このワルツ集がまず一押し。アメリカ人の弾くワルツ?と思われる方もいると思うが、「完成された芸術様式」で作られた作品は、その様式をどれほど真摯に尊重するかで、かなり深いレベルでの表現が可能になる(例えばフーツォンのマズルカとか)。この様式を尊重する姿勢は、本来文化の中心圏であったはずのヨーロッパ人が失いつつあるものだ(伝統の崩壊)。それよりも文化の周辺域からの視点を持つ人の方が伝統を深く理解し、正しく再現する場合が多い。ちなみにショパンで「完成された芸術様式」に該当する作品はワルツ、マズルカ、ポロネーズです。(前奏曲集もこちらの方が圧倒的に素晴らしいです)

    ひのき饅頭 さん

    8
  • 10年前の演奏がトータル48分45秒という超スロー...

    投稿日:2010/02/02

    10年前の演奏がトータル48分45秒という超スローテンポに対して、今回の演奏時間は43分30秒。音楽全体が丸みをおびてとても聴きやすくなっている。かといって平凡な演奏になったわけでは決してない。全ての音が鳴りきって、しかも音符のない静寂の表現が彼女は抜群にうまい。個人的にはこのCDが今年のレコード・アカデミー賞を受賞してもおかしくないと思う。それくらい素晴らしい演奏だ。

    風のクリスタル さん

    8

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ありがとうございました

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