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またたび度々 さんのレビュー一覧 

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     2010/07/29

    リンツ稿と聴き比べても若干の違いがあります。ティントナーは結構遅めにテンポを採る部分もあって、演奏時間は遅めの方に属すると思います。資料的な価値は大きいのですが、演奏のクォリティーを求めるのは難しい感じです。3番のアダージョ2は3番(1稿)のCDと組合せると、アダージョ2時点での3番全体を聴く事ができるようになってます。

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     2010/07/29

    当盤は録音の優秀性では群を抜いていると思います。但し、第2楽章とその他の楽章では臨場感が多少違って聴こえます。ズヴェーデンの演奏は、ほぼ既成概念の範囲内ですが、第1楽章の終結部では突然のテンポアップと言う荒業を繰り出しています。第3楽章ではfffのクライマックス最後の不協和音で音を一部消している点が個性的です。また、その少しあと、8番の回想部分直前で金管が炸裂するのは疑問を感じてしまいます。まるでこの交響曲は第3楽章でフィナーレを迎えているかのような誤解を招いてしまう恐れがあるからです。もう少し正面から勝負して欲しかったです。

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     2010/07/29

    ヴァントが長年音楽監督を勤めっていたNDRオケとの録音。第1楽章は第1主題がたっぷりと雄大に歌って始められるますが、第2主題以降はオケの鳴り具合が良くないように感じます。この傾向は第2楽章、第3楽章でも続き、第4楽章に至ってようやくオケが歌い出すのですが、全体としては物足りなさがを感じる演奏に聴こえます。ブロムシュテット、ケント・ナガノ、アルブレヒト何れも、もう少しオケが鳴っていると思います。NDRオケのイメージはCPOレーベルの録音とは随分異なっています。

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     2010/07/29

    モーツアルトの25番と同じような路線のト短調、ハ短調のシンフォニーは終楽章も短調のままで終わります。モーツルトよりは楽曲構成が単純ですが、なかなか良い曲ですね。個人的にはハ短調のシンフォニーにはスラブ的な響きも顔を覗かせているように思います。ニ長調のシンフォニーは平凡な作品と思って聴いていると、どんでん返しが待ってます。

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     2010/07/28

    カラヤン最後の7番となった当盤は、ジュリーニの美しい路線でもなければ、ショルティーのドライ路線でもありません。特に強い特徴がある訳ではないと思いますが、堂々とした演奏は晩年のカラヤンの演奏に共通する特徴だと思います。オケがVPOだと言うのも良い作用をもたらしたのかもしれません。第1楽章終結部分での音量の大きさは凄いものがあります。テンポはゆったりしていて、同じVPOを振ったジュリーニとは対照的です。

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     2010/07/28

    まず当盤の印象として言いたいのが録音面です。何かのイベントの記念録音でもなければ、実演が素晴らしくCD化の予定の無い音源をCD化した訳でもないのに、DGらしからぬデットな音場が強く残ってます。演奏はオーソドックスな解釈で、個性的な部分は一部に留まってます。その大胆な例が第2楽章のクラマックスに向う部分からクライマックスまでの間にテンポをぐっと落して、たっぷりと歌いこんでいる部分。これはこれで有かなーと納得させられます。7番の録音から見るとシノーポリも成長していたのだなーと感じました。まだ若くして急死されたのが惜しまれます。

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     2010/07/28

    楽章が進むにつれて、奇妙な響きが散見されるようになる(アンサンブルが乱れているとかではなくて)。確かに、この時期のブルックナーって精神的に不安定な時期だったそうだけど。だからと言って、この響きが本当の響きだったのかは個人的には疑問です。ヴァントの良い所は、肝心な部分は押えているところだと思います。第4楽章終結部で第1楽章の冒頭主題戻る直前のファンファーレの力強さは評価できると思います。もう少し長生きしてくれていたらと思うのは私だけでしょうか?録音は良好だと思います。

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     2010/07/28

    まず第1楽章のカットされたコーダってこんな感じだったのだ!と耳を立てました。ハープのないトリオは本当に素朴ですね。第3楽章の構成の違いも面白いものですね。シンバルンがないのも評価できます。第4楽章だけは、ジュリーニなみに遅いテンポなのがちょっと不思議。でも、やはり主題の4重奏がないのは寂しいなー。録音は同じような条件の4番と比べると、音が痩せている感じがするのが惜しまれます。

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     2010/07/28

    自分にとっては初の1稿体験となりました。スケルツォはこの稿でしか聴けない音楽なので感動的でした。第4楽章の終結部も堂々たる演奏と思います。それと第3主題前の時代を超越したような楽想にもびっくり。反面、第1楽章の滑らかで流れていくような解釈は本物?という疑問や、第2楽章の第1主題のテンポの速さにはやや違和感を覚えます。録音は1発ライブに近いのに雑音が無く、音も痩せてないので良いかと思います。

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     2010/07/28

    少し前にテスタメントから出たBPOとのライブ盤と録音時期がほぼ同じです。どちらも同じような演奏時間で全体的にゆっくり目のテンポです。7番よりは8番の方がより演奏解釈が固まっていたということでしょうか。第4楽章冒頭のコサックの行進の感じが両盤では違います。このCDの演奏ですが、まずノーヴァク版のカットを忠実に実行してます。第3楽章では緊張から唐突に解放に向う場面もありますが、それを思い切ってやっている点が評価できます。同楽章の頂点から地に落ちような部分も見事に表現されています。同楽章の最後で、第4楽章の第1主題を暗示する部分は原盤では弱いのですが、この再発売盤ではそれなりに聴こえます!第4楽章も、初めこそ明るい兆しが見えていていますが、展開部以降はその流れも怪しくなり、どんどんと悲痛さが強まって、最後の最後まで結論が見えてこないような演奏になっていて油断できません。本当に凄い演奏です。

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     2010/07/28

    1番〜3番までが同時発売された中では、この3番が一番良いように思います。3稿と言うとヴァント盤がありますが、ヴァントは奇妙な響きがする部分が多々有ります。ディヴィスは2稿のハイティク盤のようなオーソドックスな響きがする点を評価したいです。第4楽章の第3主題も落着いた運びで演奏していて、この点も評価できます。難点は第1楽章と第4楽章の終結部分の金管のファンファーレが始めは弱く、次第に強くなっていくと言うところです。演出的には理解できますが、やはりファンファーレは初めから力強く吹いて欲しいです。この点はヴァントに軍配。

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     2010/07/27

    少し前に発売されたテスタメントのBPOとのライブとほぼ同時期の録音ですが、テスタメント盤は第1楽章が約19分、当盤が約20分と1分ほどの差があります。実際に聴き比べると冒頭からテンポが違うことが分かります。このCDの演奏については、これほど美しい7番は他に類をみたことがありません。全体を通じて「夏」や「南国」のような響きがします。第2楽章の副主題が提示される前の持続低音の前のfの部分などは、美し過ぎて異常なくらいです。第2楽章の最後のワーグナーチューバの主題が消えようとする瞬間の絶妙なタイミングも聴きものです。スケルツォもティンパニーを力強く鳴らし、堂々たる響きを作り出しています。トリオの最後でテンポを少し速めて変化をつけている点は愛嬌ものと言ったところでしょうか。第4楽章の最後では天空の世界が描かれているかのようです。唯一、気にかかっている点は、第1楽章最後のテンポの煽りです。ノーヴァク版を使用しているので、引きずらないようにするのはスコアの通りですが、ちょっとやり過ぎかも。

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     2010/07/27

    7番に関しては今後、ハース版による演奏の機会はますます減っていくだろう。その意味で当盤は、比較的最新デジタル録音に近い録音として貴重な音源となっている。内容も含めてハイクオリティーな当シリーズではるが、この7番では不満が残る。まず全体としてオケを抑えすぎているように感じる。折角BPOという大きな器が当られているのだから、もっとオケの機能をフル回転させて欲しっかたと思う。第2楽章の頂点もあっさりしすぎている。色々と考えてみたのだが、やはり打楽器がない分、テンポを速められるということを証明したかったのだろうか?もう少し堂々として欲しかった。故人に対して失礼なことではあるが、あえて辛く書かせて頂いた。星は2.5だが0.5分はつけられないので2とした。

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     2010/07/27

    この5番でもヴァントは、しっかりと堂々の演奏である。特に両端楽章での圧倒さはハイティングやシノーポリ以上ではないだろうか。やはりゲルマンの血同士、熱いものがあるのだろうか。当盤で重箱の角を突付くなら、終楽章のコラールと呼ばれる部分で音が飽和状態になって、それまでの伸びやかな音場が平たく聴こえてしまうことくらいだ。何度聴いても違和感を感じるのが残念だ。もっともこの現象は、私の再生システム固有問題かもしれない。流石にSACD盤には手が出せないが、SACDでは解決できているのかもしれない。

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     2010/07/27

    ハース版を使用しているが、第3楽章の頂点ではシバルンを用いている。カットの部分は全て演奏されている。演奏全体は堂々たるものでBPOを起用した意味は十分に理解出来るものとなっている。欲を言うと、第3楽章終了時点で、その後に約25分に及ぶ第4楽章が待ち構えているという冗長性を感じてしまうところが惜しまれる。ここをクリアできる演奏は、そう多くは無い。尚、第2楽章のスケルツォ主題の再現前で、ヴァントはティンパニーをスコアとは異なりffくらいの音量で鳴らして、木管の鳥の鳴き声のようなパッセージを意図的に消している。このような緩いパッセージをヴァントは嫌っているのだろうか?とは言え、ハース版による8番のCDとしてはお薦めできる1枚である。

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