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横濱の風 さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/03

    HMVでもベストセラーとなっているamadeo盤では、その疾走感故か賛否両論であるが、この最初の全集録音は24歳という若さが加わり、さらにいっそうのスピード感が増したように思う。軽いと言えばそうなのかもしれないが、この躍動感は捨てがたい。近年の全集は大家然として、きっちりとまとめた演奏が多い感じがして、ピアニストのメッセージが伝わりにくいと思うのは自分だけでしょうか。モノラル録音ではあるが、素直な音質で聴きやすく、十二分に楽しめた。

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     2010/07/25

    有名な割には、比較的地味な存在なルプーの独奏の集大成ボックス。シューベルトを中心にベートーヴェン、ブラームス、シューマンというピアノ奏者の王道をいくようなレパートリーを、まとめて手頃な価格で聞くことができる。ピアニッシモの美しさは定評通りで、クラシック界のビル・エバンスとでも言うようなリリシズムを随所に楽しめる。そういう意味でも、シューベルトは一番向いているのかもしれない。ベートーヴェンは、こんな演奏もあったのかと目からうろこのような驚きを感じる。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/25

    アルゲリッチのこれまでの軌跡を手ごろな価格で手に入れる好企画の第3弾。内容的には、いろいろなパターンによる室内楽アンサンブルで、今のアルゲリッチの活動の方向性を作り上げてきた演奏ばかりといえる。演奏内容はいまさら言うまでも無いわけだが、クレメールやマイスキー名義の演奏が入っていないのが残念。クレメールとのベートーヴェンなどは、まさに火花を散らすような名演で、せっかく集大成するなら是非含めてほしかった。もしかしたら第4弾に期待?

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/11

    なんで廃盤のままなのか、きわめて残念。ずっと探していましたが、やっとオークションで手に入れました。もともとの限定発売の日本版でこの輸入版の3倍くらいの値がついていましたが、迷わず購入。そして、世評にたがわずスバラシイ演奏で大満足です。全体に若々しい力強い演奏だと思いますが、だからといって力任せというわけではなく、ベートーヴェンの音の流れをしっかり考えた構成ではないでしょうか。日本人にもこれだけの演奏ができるということが、嬉しくもあり再発売を切に望むしだいです。

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     2010/05/05

    Harmoniemusikというと18世紀を中心とした音楽と思われがちで、実際ハイドンからモーツァルトまでは大量の曲がある。ベートーヴェンになるとその数はだいぶ減ってきて、しだいに衰退していった。しかし19世紀後半に活躍したエルガーは威風堂々だけではなかった!! ここには極上の管楽合奏があり、イギリスの大地をわたる風のように美しい響きが流れてくる。このような爽快感は弦楽とはまったく別の物であり、今一度再評価されるべき音楽と思う。

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     2010/05/05

    もはやこれはハードロック。この時代にこれだけの疾走感を頭の中にめぐらせていたブルッフは只者ではない。御者の制止を聞かず4頭立て馬車が疾走する感じを弦楽四重奏で表すとしたら、まさにこれでしょう。ヴァイオリン協奏曲ばかりが有名だが、これは是非室内楽愛好家に聴いてもらいたいアルバムである。

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     2010/05/05

    死を目前にしたゲッツとしっかりと支えるバロンの壮絶なインタープレイと言うと大袈裟かもしれないが、お互いを信じ合って白い火花が散っているように聞こえるのは自分だけか。オリジナル盤で十分であり、テナーとピアノだけではこれだけの枚数はとても聴ききれないと思っていたが、なかなかどうしていつまででも聴いていられるのには正直驚いた。音の空間を多すぎず少なすぎず、的確に埋めていく二人の演奏は見事としか言いようがない。ゲッツ生涯のベストとしても過言ではないセットである。

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     2010/05/04

    一部には熱烈なファンがいるクララのピアノ曲全集の決定版がこれ。夫ロベルトとの間に音楽家としての共振が見え隠れし、ロベルト無くしてはクララは存在しないことがよく理解できる。一方、クララ無くしてはロベルトも存在しないことも証明しているセットである。タイプの異なる曲想があるがそれもかえって魅力の一つであろうし、女性らしい細やかさも手伝って聴き疲れしない。ロベルトのファンであれば、是非に一度は聴いておきたいCDである。

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     2010/05/04

    αレーベルからシリーズとして出されているル・サージュのシューマンは、その完成度から言って最高のセットとなりうるものだ。ピアノ独奏だけではなく、ピアノのからんだ室内楽も含まれていることが聴いていてアクセントになり、楽しさを増している。この第6巻には、代表曲である「クライスレリアーナ」や「森の情景」が含まれいる。確かにアルゲリッチのクライスレリアーナは素晴らしいが、ル・サージュは別の次元での素晴らしい演奏である。いずれのCDもシューマンのファンなら揃えて決して損のない優秀なものである。

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     2010/05/04

    ベートーヴェンのピアノ・ソナタを弦楽四重奏でというのは、ちょっと想像できなかったが、意外と違和感がなく聴けるというのは予想外であった。ブロンドーの編曲は、それなりに原曲の音符をうまく4つの弦楽器に割り振っており、四重奏としても十分に完成されていると言える。演奏も丁寧で、楽器のバランスもよく、またαの録音の素晴らしさも手伝って優秀な一枚となっている。ただし、あくまでもピアノ独奏のついでに聴いてみる物であって、これだけをお奨めするのはどうかと思う。ゆとりのあるマニア向けり作品であることは否定できない。

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     2010/05/04

    歌劇引退後の後半生で、ロッシーニが自分の楽しみのために書き綴った小品集「老いのいたずら」に関する資料はネットでは大変少なく、数種類あるCDセットの中からどれを選ぶかなかなか苦慮するところである。このイルマーのセットを選択した理由もほとんど無く、いきあたりばったりで決めただけであったが、なかなかの拾い物であった。比較的残響の少ないクレアな録音で、いかにも小さいサロンで好き者が集まって楽しんでいる風情を感じられる。曲名には愉快な物が多いが、曲調も大変バラエティに富んでいて飽きさせない。美食家でも有名なロッシーニのユーモアがたくさん詰まっており、どれから楽しんでもかまわない。

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     2010/02/28

    メジューエワはどちらかというとロマン派向けのピアニストというイメージがあったが、このベートーヴェンのピアノ・ソナタ・チクルスには頭が下がった。時に男性的で、しかし女性らしさも忘れずに響いてくる様子は、他の演奏者には真似のできないものだ。数ある名演の中でも、32番は5本の指に入る演奏だと感じた。次回、いよいよ大詰めも多いに期待したい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/28

    他のベートーヴェン全集に比べて高価で購入するのに躊躇した経験から、値下げされたことは大変喜ばしい。現存するピアニストのものどれか一つと考えている方には、最良のセットです。通して聴くと、緻密に積み上げられた音符の中から、ベートーヴェンの32曲のソナタの展開が浮かび上がってくるようです。

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     2010/02/28

    また繰り返し聴きたくなるベートーヴェンの全集が増えた。21世紀の録音の中出は傑出した作品の一つではないだろうか。全体的に骨太な男性的な演奏であると思うのだが、無理矢理打鍵しないで、最後に力をほんのわずかだけ抜いている感じが聴き疲れしにくい。ただし、それが優等生的で個性という点ではややマイナスになっているかもしれない。HMの録音も素晴らしく、気持ちよく聴ける要因になっていると思う。

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     2010/02/28

    ニコラーエワというとバッハとショスタコービッチというイメージが自分の中にあったので、初めは半信半疑という気持ちで聞き始めてみた。とにかく女性とは思えないような、圧倒的な力強さに驚愕せざるを得ない。ライブ録音であることを考えれば、多少のミスタッチはそれを上回る勢いの中に埋もれてしまう。まさに自分も会場にいたかのように、のめりこんでいきそうな演奏である。

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