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S.A.倉田 さんのレビュー一覧 

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/19

    ウィーン・フィル特有の上品な響きの中に力強さがあって重厚。ベートーヴェンを期待して聴く分には裏切られることはないだろう。ただし、第4楽章の合唱だけは別。ドイツ語の発音が上手くないうえに、アクセントの付け方がとても不自然だ。このレビューを書いてる際「これも個性として許容範囲かな」と思ってみたけれど、客観的にみてやはり無理がありそうだ。曲最後の盛り上げ方もどうもオカシイ。例え面白みがあったとしても、解釈の結果こうなったという説得力に欠けるようでは評価のしようがない。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/18

    良し悪しに関わらずベートーヴェンの交響曲は重厚に演奏され過ぎている、と私は常々思っていた。そういう不満点を解消してくれたのがヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルの演奏で、ベートーヴェンの音楽をより楽しむことが出来るようになり、とても嬉しく感じたものだった。しかし9番はどうだろう。あれだけ魅力に感じられた小編成のキレのある演奏も、ここでは残念ながら“物足りなさ”と隣り合わせだ。とは言え、彼らの今回の全集に対するコンセプトを真っ向から否定するわけにはいかない。もっとも、そんな気持ちになるのも完成度の高さゆえだろう。刺激的でありながらスタンダードなこの一枚にて、第九はひとつの完成を向かえたと言っても過言ではない。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/18

    なんと穏やで優しい第九だろう。上品になり過ぎていないところがまた良い。第3楽章は言うまでもなく全楽章通してゆったりとした雰囲気が流れているのは推進力に欠けるからだが、上手くコントロールされているため緊張感まで失われてしまうことは無い。ソレは解釈としてどうなんだという意見もあるだろう。しかしこういう安心感のある第九もあっていいと私は思うのだ。補足:第1楽章18分、第2楽章12分弱、第3楽章19分弱、第4楽章25分半

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     2010/01/14

    古き良きウィーン・フィルの響きが薫り立つ趣のある一枚。なんと「ウィーン・フィルによる第9初のステレオ録音」だそうだ。第4楽章においておやっと思わせる部分があるものの、全体的には古典的と言える演奏になっているのでお薦めしやすい。と、褒めどころは確かにあるのだが私の好みではなく評価がやや厳しくなってしまった。

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     2010/01/12

    全編62分とかなり速いテンポをとってはいるものの、ピリオド演奏的な響きとはまた違う。ピリオド楽器でも小編成でもないので当然といえば当然だ。実は言うまでもなかった。第2楽章をやや遅めに、第3楽章を速めに演奏している点はまさしく今風の第九と言えるだろう。しかしやはりアバドはアバド、しなやかでどこか上品だ。私はこういう気品のある演奏が好きなので気に入っているが、多くの人がベートーヴェンに求めているスタイルとは異なっているためお気に召さない場合も多分にあると思う。特に、初心者の方は注意して欲しい。以下余談。このCDジャケットのアバドと現時点でのWikipediaの(画像の)アバド、見比べたくはなかった・・・。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/12

    透明感があり非常に聴きやすい。後に引かないスッキリとした味わいで、そのぶん感動も薄味。合唱がもう少し上手ければそれなりに需要があったのかもしれない。“カラヤンの徹底した音作り”も、これでは説得力に欠ける。クラシックを聴き始めたからには、ぜひとも「帝王カラヤン」(それもBPOを掌握した70年代)の第九を聴いてみたい。それはもはや私にとって抑えられる衝動ではなかった。いいんですよ、我慢しなくても。みなさんもそうなんでしょ?

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     2010/01/12

    収録年がどこにも書かれてないが70年録音のもので間違いない。(品番と「最初の全集」から) まずこの演奏で特筆すべき点は第4楽章の“遅さ”だろう。27分もかけているから遅いと感じるのも当然と言える。第4楽章以外もタイムのわりに遅く感じられる。やはりこのスケールの大きさがベームの持ち味でもあるのだろう。実のところ、指揮が行き届いてないんじゃないかと思う部分もないではないが、巨匠の前では細かいことである。

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     2010/01/12

    力強さが欠ける代わりに優美であることもないふわふわとした中途半端な印象が漂う。そしていかにも地味だ。ただ演奏そのものは正確であり迷いが無いので、聴き手の好みによって評価が大きく異なってくるだろう。合唱の素晴らしさで全てをカバー出来ると良かったが残念ながらそこまでには至らない。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/12

    ヨーロッパ的気品を持たない無骨な演奏がかえって刺激的な魅力を生み出している唯一無二の名盤。第1第2楽章

    はティンパニの鈍い音と弦楽器の太い響きがテンポの遅さと相まってずっしり重い。重量級な響きを聴かせる一方、

    第3楽章では意外にも爽やかな音色を聴かせ、これがまた良いのだ。終楽章ではここぞと言わんばかりの安定感と

    力強さでグッと引き締めにかかる。独唱と合唱も実に良い。ショルティ&シカゴ響による出し惜しみ無しの第九だ。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/11

    これは重厚な演奏だ。かなり古い録音だけれど申し分の無い素晴らしい音質。低音もよく鳴っている。
    第1第2楽章での堂々たる演奏に続く第3楽章は遅めのテンポながら開放的な響きで音も大きい。
    抑えめに絞った演奏が多いなかで際立つ個性的な解釈と言ってもいいかもしれない。
    人によってはこれがベストということもあるだろう納得の名盤。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/10

    いい演奏だと思う。推進力があり、響きに力強さと輝きがあって格好良い。重厚というよりは華麗である。
    第3楽章における穏やかさ美しさは第1第2楽章との対比だけがその理由ではないだろう。よく指揮されている。
    ただ非常に惜しいのが、比較して第4楽章の出来がいまひとつということ。
    録音の乱れが少しあるのと、音割れ対策なのかやや遠慮がちになってしまっている演奏が気になる。
    ちなみにカラヤンについてよく言われる“合唱の下手さ”だが、これに限っては例外なのではなかろうか。
    カラヤン&ベルリン・フィル3つの全集に含まれる第9番の中では一番好きで、よく聴く演奏の一つだ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/10

    一言で済ましてしまうと、あまり感動の無い演奏である。
    重厚かつ推進力があり荘厳な演奏が聴きたい人には向かない。むしろその逆で全体的にあっさりとしている。
    軽快ではあるが緊張感に欠け、ウィーン・フィルの美しく明るい音色がただ楽譜を舐めているだけといった感じ。

    各楽器の響きをしっかりとらえており「録音状態が良いもの」ということなら、これを挙げる機会もあるだろう。
    しかしながら合唱の響きはいまひとつ。ティンパニーの質感も好みではないなど、
    物足りなさを随所に感じてしまうため、私としてはめったに聴かない演奏となっている。

    第1楽章(15:21) 第2楽章(11:18) 第3楽章(17:47) 第4楽章(7:45+18:41)

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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