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たんぽぽ茶 さんのレビュー一覧 

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     2008/10/19

    20歳、30歳も年齢の離れた音楽ファンとどのように音楽を論じ合うか、私たちは押し付けや反発を超えてどう音楽体験を深め合う事が可能になるのか、これからの音楽論の基礎的文献かもしれない。現在日本では、とうとう若手ミュージシャンが、かなり狭い世界のトリビアルな音楽の思い出をカバーしあって喜んでる事態に。どう見ても危機的状況なこの事態の、グリッドに誘導された由来と、これからの出口の可能性を本書は示すかも。特に、第5、6章に示される、現代の産業革命と電子革命での、経済社会の進展が、いかに現代人の聴覚を歪めてるかが、生理としても音響としても、客観的でオリジナルだと思う。

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     2008/10/19

    たまたま気になる記述を発見したので付記したい。中世では、グレゴリオ歌唱以外に音楽はほとんどなかったが、教会大聖堂においては、石材の壁や床の性質から、高周波音は吸収され、低中音が増幅反響されてたので、包み込む低音がヨーロッパ中世の伝統として残っていた。オーボエという楽器の名称が広まりには、まさしく、バロック登場!、という当時の聴き手の驚きが保存されてると思う。その歴史を追体験させる名盤。

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     2008/10/18

    このCDを見逃す人間に音楽を語る資格はないと思う。手習いの勢いでバッハの無伴奏チェロを録音する人間は多いが、アーベルまでとなると、もはやクイケン兄貴くらいのものだ。国内でもバッハのソナタ盤は冷遇されてるが、この人の演奏を聴かずして、何が語れるのだろうか?

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     2008/10/16

    3枚目に強く推薦。作曲の着想が、日本人の想像や推測を超えた位置から出発してる。宗教音楽に親和的な人たちを相手に、オルガンの包み込む穏やかな重層音と、挽き手から直接的に向かってくるバイオリンの旋律が、音楽三昧している。西欧の人は、ある種の透明感を持ちつつ耳を傾ける音楽かと。いやあ、音楽って本当に凄いですねぇ。

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     2008/10/15

    鍵盤楽器があまり好きでなく、15年前の1800円のお洒落なパッケージの頃からレオンハルトでもイギリス、フランス、平均率は買わずに来た。今回聴いたが、やっぱり格が違ってた。クイケン兄弟、ビルスマ、ブリュッヘンなど、古楽の第一世代は、総じて一音一音を大切にするため、硬質でゴツゴツした流れになるが、音楽の構造そのものが、このゴツゴツを要求してる、あるいはこれが当時の音楽の聴かれかただった、と素直に考えたほうがよいのかも。レオンハルトと比べるとバックハウスのイギリス組曲さえ雑な印象になるし、ファンには悪いが、グレン・グールドには健康的な人間のイメージを持てない。

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     2008/10/15

    この曲の定番中の定番。バルトークを演奏しなれたオケ、情緒を排したポリーニのほとんど暴力的ともいえる進行感、打楽器のようなピアノ、理知的にして民族的な書かれ方ではあるが、良くも悪くも単なる現代音楽以上の作品ではないかと。買って失望する事はないが、しばらくすると、ああそうですかという感じに。現代音楽の袋小路を象徴する作品かも。

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     2008/10/13

    一枚目の発売当時は、本格的な構えに、ボウイは本気なのか?と驚きましたが、この2枚目で、やっぱりな、と納得しました。一枚目の出来はいいのでは。今でもたまに聴く。

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     2008/10/13

    シェレンベルガーのオーボエの音色が、ちょっと言葉を失わせる凄さ。部屋の空気が変わってしまう。衝撃的な美しい音が2、3日は耳に残るので、管楽器の伝統がフランス音楽の特質だった事を、後になって納得する。仏語のオーボエの語源もこの盤で納得。僕はもはや、モスキート倍音が聞き取れない年齢なのだが、あるいは若い人には、何だ、この音(笑)?となるのかも。

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     2008/10/13

    フォルテピアノのシュタイアーと共に、古い当時の歌唱法を再現するプレガルディエンのほうが、ヨーロッパでは評価が高いかもしれないが、自然な声のトーン、繊細な解釈と表現で、自分にはヘフリガーが定番。

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     2008/10/12

    フィリップスの旧盤だが、所有してて15年目!にして、初めてエネスコの凄さがわかった。ビジネスの論理からはちょっと遠いし、音源は古いが、凄いものは凄いのでしょうがない。若い頃にエネスコが出会った時の、バッハの衝撃が紛れもなく刻印されていた。旧盤はSPの再生音を再録音してたが、現行盤は技術的にもう少し聴きやすくなってるかも。SPからのレーザー光線解読の技術も進んできたようなので、今後の復刻には期待してはいる。

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     2008/10/11

    このアルバムの指し示す、音楽の可能性がわかる人は現在少ないと思う。発売サイドの編集のコンセプトは明らかでないが、ピアノ抜きの編成で構成。金管4部、声4+オルガン、オルガン、声+オルガン+打楽器、声1+弦2声、声4、声3+弦3で、リズム、和声、音色を有機的に探求した作品が並ぶ。背後の精神的音楽的伝統の知識がなくても、わかる人にはわかる。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/10/11

    シアトル風カフェのBGMで聴いて購入。入念にして軽快なバッハ。本家のチェロは、楽器の構造から、おそらく低音域の倍音が時間的に共鳴反響し、いわば隠れた厚みがこもってるのに対し、ギターの場合では、やや記譜上の音に集中された効果になってるかと。バッハはチェロの楽器の特性まで本当に掴んでた、と再認識させる。邪道なアプローチに見えても、美しく独創的で貴重な盤。

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