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Nihei さんのレビュー一覧 

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     2024/02/24

    これは世界に誇れる本ではないだろうか。内容が完璧ということではなく、論じる姿勢が完璧というか。音符、歌詞双方からのバランスの取れた全曲解説。そこにバッハ自身の蔵書からの考察といった、様々な方向からの考察が加わり、読んでて脳が刺激される。それでいて、“数”の問題など、沼にハマりそうなジャンルは、取り立て過ぎず話題としており、そのバランス感覚もよい。最後の演奏の歴史もおもしろい。
    全体として、解説しながらも、著者自身の好みなども率直に述べられていて、そこも好感度高い。

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     2022/05/14

    著者のお題による連想ゲームのような編集で、何を語るかは決まってない感じですが、それがこの広大な知識の著者に非常に向いている。
    中では「カルロス・クライバー」の章が非常に興味深く読めた。音楽性だけじゃなく何があの生き様を強いているのか。

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     2022/05/05

    表紙を見て、こんな写真あるんだと思いながら読み進めていく。
    最後の最後、「訳者解説」(これだけでも読み応えあるが)の“追記”にカバー写真について触れられているが、ほぉーと思いながら読み終わり、パタっと本を閉じると赤いセーター姿のグールドがこちらを見つめている・・・。グールドにいろいろ思いをはせながら読了。
    解説の最後でカバー写真に触れたことで、素晴らしい読了感となった。

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     2021/07/23

    1枚ずつ1人の解説者が担当しておりますが、2人ともこの頃のストーンズの音楽の作られ方・仕上げられ方に関しては、ほぼ同様のことを書いている。
    しかし、こういう未発表音源の出かたというのはどうあるべきなんでしょうかね。
    ビートルズのアンソロジーは結構そのまま裸で収録させていて、若干のトラックが多少いじられていたものでした。ストーンズはミック・ジャガーが存在する限りは、何かが裸のまま出るということはないんでしょうけど、メンバーの作品として仕上げれらたモノも聞きたいですが、オタクは当時のままの音源も聴いてみたいなぁ〜とは考えてしまいますね。ワガママですが。遠い将来そういう再発もあるのでしょうけど。

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     2021/05/12

    全体的に編集などには問題もあるが、“マーラーについてあまり知られていないこと、いろいろ”の章は、各項目に関して自分自身で調べたり考えたりするきっかけとしては、よい内容ではないかと思う。
    私はチェリストではないが、“マーラー「交響曲第五番」のチェロパート”の章に関してはタイトルに“パート”とあるので、第1楽章から第5楽章へとチェロパートを中心にチェロパートから見た様々なこと(ボウイング含め)に関して目からウロコの普段自分が見落としているようなテーマが扱われるのかと思いきや、まったく期待した内容ではなかった・・・。

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     2021/01/03

    タイトルに何のひねりもないエマーソン、レイク&パーマーみないなもんだが、タイトル通りに3人の指揮者に関する吉田秀和の文章を集めたものです。著者没後にこのようなまとめ編集本が出始めたが、やはり読み“返し”やすいので、こういう再販は賛成です。
    今回の3指揮者に関するものでは、チェリビダッケの部分が一番面白い。比類のない孤高の指揮者だと認めつつ好むという感覚になり切れない著者の気持ちがよく伝わってくる。比喩がいちいち“そうそうその通り”と膝を叩いてしまうくらいにちょうど良いニュアンス満載で、フランス音楽に関する章でのチェリの演奏をレストランのサービスや雰囲気に例えている部分などは、なるほど自分のこのモヤモヤした感触を言葉にするとこういうことかと思えてしまう。
    とこのような感想を記しようと考えてながら読み進めていて最後の解説にたどり着くと、解説の渡辺和彦が同じことを指摘しておりました。

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     2009/09/03

    まず、聴いているCDは国内盤TOCE-1511です。
    作曲家とよく通じ合っているように感じる傾聴すべき演奏だとは思うが、色気のない埃っぽく感じる録音のせいか、何かオーケストラの意思統一が図りきれてないように感じます。指揮者の意思疎通がパートごとというより、オーケストラ・メンバー一人ひとりで落差が激しいまま録音に踏み切ってしまっていて、ホルンが全体的に“表現としては”健闘しているように感じるが、第3楽章では同じモティーフがパートごとに不揃いに奏されていて何かギクシャクしたものを感じます。そうこうしているうちに第3楽章練習番号26直前でフルートが先に飛び降りてしまう。指摘されているのを見たことがないので、このプレスだけ編集ミス?

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     2008/12/07

    この曲でこれ程感動できるものなのかと驚くぐらい感動しました。
    確かにテンポは遅く、最初の2曲は不器用ささえ感じさせますが、3曲目にはそういうことも気にならなくなります。
    全体が巨大なスケールで描き出され、テンポが遅く2枚組であるにも関わらず、6曲で1つの巨大な建造物であることがひしひしと伝わってきます。
    ブラニークの最後で1曲目の主題が折り重なってくるところなどは、対位法的に響くというより、よりあわさってさらに巨大な何かにでもなろうとしてるかのようだ。
    終結部では、この遅いテンポの中で、ティンパニ奏者が完全に老巨匠の手足となり完結。

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