クライバー、チェリビダッケ、バーンスタイン 河出文庫

吉田秀和

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309417356
ISBN 10 : 4309417353
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
追加情報
:
211p;16

内容詳細

クライバーの優雅、チェリの細密、レニーの情動。ポスト・カラヤン世代を代表する3人の大指揮者の名曲名演奏のすべて。

【著者紹介】
吉田秀和 : 1913年、東京日本橋生まれ。音楽評論家。東京大学仏文科卒。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年、『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、90年度朝日賞、『マネの肖像』で読売文学賞受賞。2006年、文化勲章受章。館長を務めた水戸芸術館開設を記念し吉田秀和賞が設けられている。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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タイトルに何のひねりもないエマーソン、レ...

投稿日:2021/01/03 (日)

タイトルに何のひねりもないエマーソン、レイク&パーマーみないなもんだが、タイトル通りに3人の指揮者に関する吉田秀和の文章を集めたものです。著者没後にこのようなまとめ編集本が出始めたが、やはり読み“返し”やすいので、こういう再販は賛成です。 今回の3指揮者に関するものでは、チェリビダッケの部分が一番面白い。比類のない孤高の指揮者だと認めつつ好むという感覚になり切れない著者の気持ちがよく伝わってくる。比喩がいちいち“そうそうその通り”と膝を叩いてしまうくらいにちょうど良いニュアンス満載で、フランス音楽に関する章でのチェリの演奏をレストランのサービスや雰囲気に例えている部分などは、なるほど自分のこのモヤモヤした感触を言葉にするとこういうことかと思えてしまう。 とこのような感想を記しようと考えてながら読み進めていて最後の解説にたどり着くと、解説の渡辺和彦が同じことを指摘しておりました。

Nihei さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Fondsaule さん

    ★★★★☆ こんな感じ。 カルロスクライバー/ エーリッヒクライバー「ばらの騎士」、 「リンツ」、 ブラ2、 ベト4、 「こうもり」、 スカラ座「オテロ」、 バイエルン国立管弦楽団、 リハの話。 チェリビダッケ/ フランス管弦楽作品、 「皇帝」、 チャイ5、 ブル7, ブル8、 「真夏の夜の夢」、 ブラ1。 バースタイン/ モーツァルト39,40、 「トリスタンとイゾルデ」、 ブラ1〜4 ハイドンバリエーション、 イスラエルフィル

  • V6_1800 さん

    解説が吉田秀和に批判的な部分も書いているのが面白い。やたら持ち上げるだけの解説より余程良い。本文。幾度か読んだ者もあったけどやはり面白い。カラヤンについてちょっと触れてる部分は「なるほど」と納得。関係ないけど、僕はバーンスタインの演奏を人見記念講堂で聴いた記憶があったんだけど、調べたら彼は人見でコンサートやってないのね。NHKホールだったのかな……。

  • ひでお さん

    本書で取り上げられている3人の指揮者は、私は結局一度も実演を聴くことができませんでした。でも、この本を読むと、脳内で音が再現され、コンサート会場にいるかのような気になるから不思議です。読みやすい文章で、イメージしやすい親しみやすさがあります。ひとつ気になったのは巻末の解説で、「文章はともかく批評はね・・・」という上から目線で、著者への敬意を欠いているような気がするのは私だけでしょうか。

  • どら猫さとっち さん

    20世紀に活躍した3人の指揮者を焦点に当てた音楽評伝集。いずれも好きな指揮者だが、吉田秀和にかかれば、なんと魅力的に輝かしく描いていることだろう。特にバーンスタインの評価には、深い思い入れがある。本書の3人の指揮者にも言えるが、指揮者というより、音楽に携わる人の行持を感じさせる。吉田秀和は、音楽評論家の手本であることは、本書以外からも伺える。

  • コチ吉 さん

    クライバーはほぼ手放しの称賛、チェリビダッケはまだ今ひとつ理解が及ばない、バーンスタインはレパートリー次第、というのが吉田氏のざっくりした捉え方。クライバーとチェリビダッケは何故か最近あまり話題にならない気がする。

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吉田秀和

1913年、東京日本橋生まれ。音楽評論家。東京大学仏文科卒。戦後、評論活動を始め『主題と変奏』(1953年)で指導的地位を確立。48年、井口基成、斎藤秀雄らと「子供のための音楽教室」を創設し、後の桐朋学園音楽科設立に参加。57年、「二十世紀音楽研究所」を設立。75年、『吉田秀和全集』で大佛次郎賞、9

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