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3 people agree with this review 2013/05/11
期待して買い、さっそく聴いたところ、ムターにすっかり魅了されたものでした。確かにここでのカラヤンは何かカラヤンらしい力強さとスマートさの片鱗は見られません。トランペットのフライングもあります。でも、そんなことはどうでもよいくらい、このヴァイオリンが奏でる歌には今までのチャイコフスキーにはない聴き手を金縛りにするものがありました。ちょくちょく聴いてはいませんが、今でもたまに取り出して聴いてみるとやはり感動します。そして、ムターはすごいと思わざるを得ません。こうしたチャイコフスキーもいいものです。
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0 people agree with this review 2013/04/27
冒頭のクレシェンドは本当にそのような演奏だったのだろうか?録音のいたずらなのか?スタートから意外な思いにかりたてられました。聴き終えて、まあこんな感じなのでしょうと思いましたが、2楽章のヴァイオリン・ソロは特に印象に残りました。これほど暖かいソロは初めてでした。劇的な演奏とはいえず、総じて穏やかなものですが、この2楽章は聴きものだと思います。
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3 people agree with this review 2013/04/21
過日届いたので、まだ一部しか聴いていません。この指揮者は堅実な演奏をしていると感じました。裏を返せば 、面白味が少ないということです。ハッとするインパクトが今のところ感じられません。ベートーヴェンを聴いてそう思いました。次第にいろいろと聴くにつれ、こうした印象がよい方向に変わればよいのですが。
3 people agree with this review 2013/04/17
今日やっとHMVから送られてきた。ブラームス、フランク、チャイコフスキーは図書館から借りて聴いており、テンポがどうのこうのというよりも、いずれも聴きほれてしまったので購入した。今日初めてブルックナーの第8番3楽章を聴いた。やはりよかった。他の曲も早く聴きたいという気持ちがある一方で、ゆっくりと楽しみたいという思いもあり、ともかく幸せにさせてくれるアルバムである。ただし、これはボックスではない。誰かが書いているとおり、数枚のプラケースにカバーを付した大雑把なものであり、少し残念。
2 people agree with this review 2012/12/23
図書館から借りて聴きましたが、交響曲ではとても感動しました。私はセルのテレビ演奏でこの曲を知ってシベリウスに興味を持ち、この曲ではオーマンデイやマゼールのものが好きですが、このモントゥー盤は私に1番合ったものになりました。あえて言うならば、特に2楽章の神秘的な美しさと4楽章フィナーレの畳み込む勢いが北欧の幻想的なオーロラと激しい気流を感じさせ、鳥肌が立ちました。ロンドン交響楽団は何でもこなせて一級の演奏を楽しませてくれる本当にすごい集団だと思います。交響詩は聴きませんでしたので触れません。
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1 people agree with this review 2012/08/14
一音一音がとても美しい上、アシュケナージの歌いまわしに、ただただ聴ききほれてしまった。現在、指揮活動に余念がないが、今、アシュケナージが再録したとしても、これほど感動に満ちたものにはならないだろう。だからこそ、ピアニストの限界を感じた賢明な転向と思うのは私だけであろうか。くどいようだがこのCDから奏でられる美しい音と歌いまわしには、心がすっかり洗われた。ショパンの偉大さを認識させ、幸せな時間を体得させてくれる名演と評価したい。
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7 people agree with this review 2012/08/11
何と美しいことか。ウィーン・フィルの柔らかい音色を得て、これまでにはないブラームスを表現している。各曲のあの美しいメロディに差し掛かるところでは、テンポを落として、たっぷりと奏でるところなんかは、思わず息をのんでしまう。録音もすばらしく、各パートの動きがこれほど鮮明に分かる例は他にはない。昔々、シカゴ響との第4番を聞いて、とても感動したが、さすがにスタイルは変わったとはいうものの、全く別の感激を味わえた。ただし、スリリングな演奏を好む人にはやや冗長に感じるかも知れないが、こうした演奏もたまに聴くのもよいものだと思う。存在感が十分にある名盤である。なお、併録の2曲もすばらしい。特に、ハイドン変奏曲!ふだん聴かない曲だが、聴いたとたんに、最後まで引き付けられてしまった。
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3 people agree with this review 2010/11/14
各パートの柔かい音色が融合し、とても美しいブルックナーである。特に終楽章ではそれが顕著であり、最後の一音が静かに消えていくとき、心が浄化されるほどだ。これは後世に残る名演になろうが、ジュリーニの解釈は第一楽章でときに平凡さを披露することも否めない。畳み込む際のスリリングさを求めたかった。例えば、シューリヒトのように。
0 people agree with this review 2010/06/13
ウェーバーのクラ五重奏曲は愛聴していましたが、クラ協がこんなにすばらしい曲だとは!このCDで初めて知りました。カムという奏者のことはよく分かりませんが、軽妙に思うがままに奏でおり、すご腕だと見ました。とても楽しめました。
2 people agree with this review 2010/06/13
ステレオ期にはない推進力と即興性があり、全4曲が心に残る名演でした。特に第2番のフィナーレは圧巻でした。畳み掛けるようなあのスリリングさは背筋をぞくぞくさせてくれました。また、第3番は一見奔放気味ですが、他の演奏にはない感動を受けました。そして、第4番の第2楽章でのたっぷりとした歌わせ方はワルターの真骨頂でしょう。もちろん第1番も最高です。ステレオ期のワルターも大好きですが、本CDは別なワルターの一面を味わえる貴重なものだと思います。
4 people agree with this review 2010/06/13
DVDの演奏を、そのままCDに収録してほしかった。
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3 people agree with this review 2010/06/06
よかった。ブルックナーを聴くには時間的ゆとりが必要であるが、むしろこの演奏を聴いたとたん、時間なんかどうでもよいと思った。シューリヒトという指揮者は決して華麗ではないが、こんなすばらしいブルックナーを残してくれた功績に感謝です。響きがすごい!ウィーン・フィルの底力を見せ付けられた。
1 people agree with this review 2010/05/16
とてもよかった。特に第2楽章におけるあの枯淡の味わいは、とても印象的であり感動した。ピアノの一音一音が本当に心に響いてくる。こんな演奏にはお目にかかったことがない。若いときとは違い、ルービンシュタインほどの大家でも年齢には勝てないかも知れないが、むしろその年齢がすばらしい世界を作り上げたと思う。私にとっては最高の1枚だ。
0 people agree with this review 2010/05/15
25番を聴き始め、ちょっと雑かな?と思ったが、2楽章になったとたん、何という世界だろう。こんな表現が可能なんだと唖然とした。40番はすばらしいの一言に尽きる。2曲ともお気に入りの名演だが、若い人というか、これからの人には受け入れ難いことだろう。現代の演奏家とは、あまりにもスタイルが違いすぎるからだ。
2 people agree with this review 2010/05/05
ドビュッシーがすばらしい。とても色彩的で、随所でうっとりさせられた。感激だ!星5つどころか、10でも足りない。それに比し、フォーレはだめだ。疲れきっていて、魂の抜けたレクィエムになっている。これほどのメンバーでこの出来とは、どうしたことか。清楚な美しさがまったくない。何度も聴きたくなるようなものではない!せめてもの救いは、フィッシャーディスカウが歌うリベラ・メくらいだ。これはなかなかよかった。ジーンときた。
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