トップ > My ページ > レインボー さんのレビュー一覧

レインボー さんのレビュー一覧 

検索結果:3788件中31件から45件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/15

    ライセンス系レーベルのオランダのブリリアントから、ロシアのピアノ協奏曲を集めたBOX物。
    近年流行りのクラムシェル仕様である。
    ロシアと言いつつポーランドの作曲家が入っているあたり、なんとも中途半端で、全体的に帝政ロシア期の作曲家が多く、ちょっと選曲はマニアックだ。
    音源の原盤はVOXやナクソスが多いが、ブリリアントの自社音源もある。

    CDのそれぞれの感想を。
    CD1→リャプノフのピアノ協奏曲集でドミトリー・ヤブロンスキー指揮、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団とショレーナ・ツィンツァバーゼによる演奏。
    ナクソスが原盤でナクソスらしい堅実な演奏。
    CD2→ルービンシュタインの作品集で、ピアノ協奏曲第4番は、オトマール・マーガ指揮、フィルハーモニア・フンガリカとマイケル・ポンティのピアノ。
    ポンティはVOXの看板ピアニストでどんな曲も一定の水準で纏めらる実力派。
    この演奏も堅実な出来。
    コンチェルトシュティックは、ヘルムート・フロシャウアー指揮、ウィーン交響楽団、フェリシア・ブルメンタールのピアノ。
    ちょっと安全運転気味で演奏は面白くない。
    CD3→メトネルのピアノ協奏曲第3番はピエール・カオ指揮、ルクセンブルク放送管弦楽団、バラキレフのピアノ協奏曲第2番とリャプノフのウクライナ主題による狂詩曲は、ジークフリート・ランダウ指揮、ウェストファリア交響楽団による演奏。
    ピアノはポンティ。
    これもVOX原盤。
    オケはどちらも伴奏に徹しており、ポンティのピアノが聴きどころの一枚。
    リャプノフは一枚目に続く登場だが、ピアノパートだけならこちらの方がよい。
    CD4→カバレフスキーのピアノ協奏曲第1、第2番をインジュのピアノ、ヤブロンスキーとロシア・フィルでグラズノフのピアノ協奏曲第2番をヤブロンスカヤのピアノ、ヤブロンスキーとモスクワ交響楽団で収録。
    共にナクソス原盤。
    カバレフスキーはナクソスらしいこじんまりと纏めた作品を知る演奏。
    グラズノフは一見地味だが、オケ、ピアノの盛り上げ方が上手く、そこそこ楽しめた。
    CD5→カバレフスキーのピアノ協奏曲第3番とリムスキー=コルサコフのピアノ協奏曲をヤブロンスキーとロシア・フィル、リュウのピアノ、グラズノフのピアノ協奏曲第1番をヤブロンスカヤ、ヤブロンスキーとモスクワ響で演奏したもの。
    4枚目と変わってカバレフスキーは中々のもの。
    ピアニストのタッチが優しいのでオケも荒々しさはないが時折ロシアらしい爆音と曲に相応しい快活な好演。
    グラズノフはやや大人しめ。
    CD6→ハチャトゥリアンの作品集。
    ピアノはヤブロンスカヤ、ヤブロンスキー指揮、モスクワ交響楽団による。
    このコンビの録音は良い演奏が良く、これもそうだがもう録音がこじんまりとしてるのが難点。
    CD7→モシュコフスキのピアノ協奏曲とシャルヴェンカのピアノ協奏曲第2番を収録。
    両名ともポーランドの作曲家だが、当時ポーランドが帝政ロシア時代だったからだろうか。
    モシュコフスキがハンス・リヒャルト・シュトラッケ指揮、フィルハーモニア・フンガリカ、シャルヴェンカがリチャード・カップ指揮、ハンブルク交響楽団の演奏で、ピアノはポンティ。
    ここでもポンティのピアノが非常に上手い。
    CD8→アレンスキーのピアノ協奏曲をイェルク・フェルバー指揮、ベルリン交響楽団、リッタウアーのピアノ、パデレフスキのピアノ協奏曲をヘルムート・フロシャウアー指揮、ウィーン交響楽団、ブルメンタールのピアノで収録。
    アレンスキーの作品は珍しい部類に入り、ここではマイナーな演奏者による演奏だが、まずまず。
    パデレフスキはルービンシュタインと同じ演奏者だがこちらの方が良い。
    CD9→スクリャービンのピアノ協奏曲とフレンニコフのピアノ協奏曲第2番を収録。
    ハンス・ドレヴァンツ指揮、ハンブルク交響楽団とポンティによるスクリャービン、ここでもポンティのピアノがさえ渡るもので聴きやすい。
    フレンニコフはウラディミール・フェドセーエフ指揮、チャイコフスキー交響楽団とキーシンによる演奏で、ライヴらしい熱演。
    CD10→ポール・フリーマン指揮、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ピアノはデレク・ハンによるチャイコフスキーピアノ協奏曲。
    有名な1番より2番が良い。
    CD11→ラフマニノフのピアノ協奏曲集。
    第2番は、ウラデミール・シレンコ指揮、ウクライナ国立交響楽団、クララ・ヴュルツのピアノ、第3番はイェジー・マクシミウ指揮、アイルランド国立交響楽団、ベルント・グレムザーのピアノで演奏されたもの。
    3番はナクソス原盤、2番はブリリアント原盤。
    どちらも良くまとまった聴きやすい演奏で悪くない。
    部分部分でスラヴ的な音色が聴ける2番が良い演奏だろう。
    CD12→プロコフィエフのピアノ協奏曲第1番、第3番、第4番を収録。アントニ・ヴィット指揮、ポーランド国立放送交響楽団、パイクのピアノで録音されたもの。
    隠れた名演であり、パイクの跳ねるようなピアノと、ヴィットとポーランド国立放送交響楽団の見通しの良い演奏が特徴。
    CD13→ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲集。
    ワシリー・ペトレンコ指揮するロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ボリス・ギルドブルクがピアノを弾いたもの。
    ナクソスが原盤でペトレンコ&ロイヤル・リヴァプールフィルのショスタコ交響曲全集の評判はよく、それに続く一枚として、出された物で現代的で質の高いもの。
    しかしオリジナルのCDには弦楽四重奏曲をピアノに編曲した珍曲もあり買うならこれに関してはナクソス盤が良いだろう。
    CD14→B.チャイコフスキーのピアノ協奏曲とモソロフのピアノ協奏曲第1番を収録。
    チャイコフスキーはソロヴィエバのピアノ、ミンバイエフ指揮、ロシア音楽院室内管弦楽団演奏のナクソス原盤、モソロフはシュライヤーマッハーのピアノ、カリツケ指揮、ベルリン放送交響楽団の演奏でカプリッチョ原盤。
    共にソヴィエト時代の先進的な曲だが、モソロフの作品が印象深く演奏も良い。
    CD15→ボルトキエヴィチのピアノ協奏曲第2番と第3番を収録。
    20世紀に活躍した作曲家だが、作品はロマン派のようなわかりやすいもの。
    ドニガとポルセリーン指揮、ヤナーチェク・フィルの演奏も立派なもの。

    CDは先にも書いた通り、クラムシェル仕様だが、ジャケットは廉価盤故か、同一のデザイン(黒を基調にタイトルが書いてある)で味気ない上に、何枚目かは分かりにくい。
    1960年代の録音もあるが、いずれも年代の割には聴きやすく、デジタル時代の音源は問題なく聴けるのでは無いか。
    ロシアのピアノ協奏曲というと、チャイコフスキー、その次ぐらいにショスタコーヴィッチやハチャトゥリアン、プロコフィエフ等位しか知られてないので、色々な曲が知れるという意味では良いBOXだろう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/14

    20世紀にアメリカで書かれたチェロ協奏曲を集めたアルバムです。
    最初に出てくるのはウィリアム・ペリーのジェームズタウン協奏曲。
    この曲は世界初録音との事。
    ペリーは映画音楽も手がける作曲家らしくメロディも聴きやすく、本当に映画の音楽のような聴きやすい作品です。
    ウィリアム・シューマンの作品は構築がしっかりとした作品。
    良くも悪くもシューマンらしい真面目さが目立ちます。
    トムソンのチェロ協奏曲、これはこのCDの目玉と言って良いでしょう。
    いかにもアメリカという懐かしいメロディで始まり、途中フランスの作曲家を思わせる部分があったり、最後は明るく終わるこの作品、隠れた傑作と言えます。
    これらの独奏を担当するのはユフダ・ハナーニ、伴奏は、ウィリアム・エディンス指揮、アイルランド国立交響楽団である。
    チェリスト、指揮者ともに無名だが、品の良い演奏をする。
    テンポも小気味よく、またアイルランド国立交響楽団のサウンドともうまく調和した好演だと思う。
    録音も優秀だ。
    アメリカ音楽に興味のある方はぜひおすすめ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/13

    このCDは海をテーマにした吹奏楽楽曲を収録したもので、海上自衛隊東京音楽隊の演奏と、音楽隊長、手塚裕之2等海佐の指揮で録音されたものです。
    前半を吹奏楽のみで、後半は三宅由佳莉3等海曹と川上良司1等海曹のヴォーカルをフィーチャーしたもの。
    収録曲は8曲中、5曲が東京音楽隊の委嘱作品となっています。
    最初の2曲は行進曲で、酒井格の『南鳥島の光』とV.ウィリアムズの『海の歌』は音楽隊の得意分野だけあって安定して素晴らしい出来でした。
    海の歌の東京音楽隊の録音は意外にも1970年代に東芝EMIに当時の服部省二音楽隊長が振った録音以来数十年ぶりの録音となります。
    『スミスの海の男達の歌』は同音楽隊では初録音では無いでしょうか。
    『吹奏楽のための群青』は、日本海海戦110周年記念演奏会のライヴCDにも本CDと同じ演奏家による録音があり、演奏としてはそちらの方がライヴらしいスリリングさがあって良いのですが、セッション録音のこの録音も、悪くありません。
    ここより先は全て三宅3曹のヴォーカルをフィーチャーしたもの。
    『額田王の4つの歌』と、『貝殻の歌』はピンと来なかったですが、『息吹』の後半、三宅3曹の熱演が光ます。
    タイトルにもなった『われら海の子2015 海の歌によるファンタジー』これが1番の聴きどころ。
    同名の唱歌を中心に海に関する歌を幻想曲形式にしたもの。
    海上自衛隊バンドフェスティバルの初演時は歌手は2人とも女性であったが、この録音では男性、女性1名ずつとなっている他、上記の初演時は海上自衛隊全音楽隊による大編成の演奏からやや編成が小さくなってるが、力の入ったこのCD中最も良い演奏である。
    途中の合唱はライナーによれば音楽隊員のほか、防衛事務官、そして、作曲者にブレーンのスタッフが参加と即席の合唱団だが、良い意味で素人ぽさがあって良い。
    この曲一曲だけでも充分元は取れるだろう。
    このCDは手塚隊長の東京音楽隊との最後の録音となったもので、2014〜2016年の短い在任中に、様々なジャンルのCDを出したこのコンビの集大成と言えるCDでしょう。
    ただ不満な点として海をテーマにするなら、敷島艦行進曲や東京湾凱旋観艦式記念行進曲や浦塩沖氷海海戦のような戦前の作品、せめて軍艦行進曲位は入っていればよかったのにと思う。
    録音は2016年という事もあり綺麗だが、ブレーンらしいボヤっとした録音なのは非常に残念。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/12

    ジョン・R・パスティン中佐指揮、アメリカ海軍軍楽隊の演奏によって録音されたアルバムである。
    吹奏楽のために書かれたオリジナル作品とクラシックの編曲を集めたアルバムである。
    指揮者のパスティン中佐は1995年から1998年までの3年間、この軍楽隊の隊長を務めた。
    在任中にはこの盤を含む幾つかの録音を残した他、1996年のミッドウェスト・クリニックでロバート・スミスの海の男たちの歌の初演をした事でも有名だ。
    当盤では同曲は収録されてないが、シェーンベルクの主題と変奏やティリケリのブルーシェイズ等当時の吹奏楽オリジナル作品、ショスタコーヴィッチの民族舞曲やサン=サーンスの速歩といった編曲まで、有名無名を問わず収録している。
    演奏もR.シュトラウスのファンファーレからアメリカらしい輝かしいサウンドを聴かせて、幅広い表現を見せるのは海軍軍楽隊らしい。
    録音は少々線が細く、あまり残響がないデッドなもの。
    あまり良いとは言い難いが自主録音なのでこんなものだろう。
    録音年は不明である。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/11

    ホセ・セレブリエールが、ローマ・イタリア放送交響楽団を振って録音したボロディンの交響曲集です。
    日本クラウンから発売されたものですが、原盤はイギリスASV。
    ただそのASVもユニバーサル・ミュージックに買収されたので、この盤も貴重と言えるかもしれません。
    さて、今や巨匠となったセルブリエールが1989年9月にイタリアのローマで行った演奏会のライブ録音。
    ウルグアイ出身の指揮者とイタリアのオケによるボロディンという珍しい組み合わせで、大方の予想通りロシア風ではなく明るいサウンドに仕上がっているが、随所に指揮者の指示なのか個性的な解釈がなされている。
    わかりやすいのが2番で、少々わざとらしいぐらいためを作ったりしている。
    ただ、こういうのを嫌う人もいるので評価は分かれそうな演奏。
    ローマ・イタリア放送交響楽団は数年後に各地のイタリア放送の交響楽団と合併し消滅するので、晩年の録音としては貴重かもしれない。
    ライヴ録音らしく、ちゃんと拍手も入っている。
    音も問題なし。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/09

    ベルギーの楽譜出版社、ハファブラが発売したCDです。
    同社のCDは基本的に楽譜の参考演奏集を兼ねており、本CDでもそう。
    その中でもグレードの高い作品を集めたアルバムが、このマスターピース・シリーズ。
    このCDは他のマスターピースに比べて、クラシックの編曲が多い。
    初っ端からウォルトンの行進曲『宝玉と杖』ガーシュウィン『パリのアメリカ人』、エルガーの『帝国行進曲』グラナドス『スペイン舞曲第9番』を収録。
    珍しいのではカバレフスキー『悲愴序曲』なんてのもある。
    オリジナル曲は少ないだが、ガランテの『コロラド・ロッキーズ』がなかなか良い作品であると思った。
    ガランテはアメリカの作曲家であるが、他の曲も安定してアメリカらしい華やかさがあって良い。
    演奏はシリーズお馴染み、ギィデこと、ベルギー王立近衛兵軍楽隊、指揮はイヴ・セヘルス隊長。
    演奏能力の高さはさすがギィデというべきで、全曲余裕のある演奏である。
    ただ参考演奏集という事もあってか、演奏はやや控えめに感じるところもある。
    録音は少々音に迫力が無いのが残念である。
    綺麗ではあるが。
    ライナーは演奏団体と指揮者の紹介のみで、作品紹介はない。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/08

    フランク・シップウェイ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団によるアルバム。
    序曲と交響曲を集めた内容で、オッフェンバックの天国と地獄、フンパーディンクのヘンゼルとグレーテル、ロッシーニのウィリアム・テルから序曲、ベートーヴェンの交響曲第5番より第1楽章、マーラーの交響曲第5番より第4楽章、チャイコフスキーの交響曲第4番より第4楽章が収録されている。
    見ての通りなんとも有名曲を詰め合わせましたといったような選曲で雑多な印象を受ける。
    交響曲などは切れ切れにされているが、恐らく全曲録音はされてないのではないか。
    レーベルも詳細不明だが、シップウェイは実在のイギリスの指揮者かつ、ロイヤル・フィルもそうで、演奏自体は過不足なく、綺麗にまとまっている。
    録音年は不明だあるも普通に聴ける水準である。
    尚、解説などは一つもない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/07

    ソニーは最近、古き時代のアメリカの指揮者のボックス化を積極的に行っている。
    これはオーマンディに続く企画で、アルトゥール・ロジンスキーのニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団時代の録音。
    CDはクラムシェルという仕様であるが、オリジナルジャケットを使用し、また解説書にはロジンスキーの貴重な写真や詳しい解説を収録するなど、なかなか力の入った作り。
    CDのレーベル面のデザインはSPのデザインを模したシリーズ恒例のもの。
    CDの感想は以下の通り。
    CD1→ブラームスの交響曲第1番。
    ロジンスキーらしいスピード感のある演奏が素晴らしい。
    CD2→ムソルグスキーの作品集。
    SP時代という事もあるが全体的速めのテンポで引っ張る。
    どちらかと言うと爆演よりの演奏で、説得力のあるもの。
    CD3→プロコフィエフの交響曲第5番を収録。
    この作曲家らしい明快な演奏。
    CD4→スラヴ圏の作曲家の作品を集めた物。
    くるみ割り人形は後に全曲盤を残すが、これはスタッカート気味で速めのテンポ。
    ルーマニア狂詩曲は中々の暴れぷり。
    唯一のイタリアからのスザンナの秘密は喜歌劇らしい軽快な演奏。
    CD5→チャイコフスキーの交響曲第6番を収録。
    よく歌っており、アンサンブルもしっかりしているがなんだか、今ひとつ物足りない演奏。
    CD6→ブラームスの交響曲第2番を収録。
    こちらは良く歌っており、燃焼度の高い中々の演奏だ。
    CD7→サン=サーンスのピアノ協奏曲第4番を収録。
    第2楽章からオケ、ピアノともにノって来て、なかなか良い演奏だ。
    サティはロジンスキーの登場はないが、カサドシュが弾いているのでオリジナル通りカップリングされたのだろう。
    CD8→録音当時のアメリカ現代音楽を収録したもの。
    ちょっと渋い選曲だが、演奏は充実しており、クラシック作品だけではなく新しい音楽も取り上げていた事がわかる一枚。
    CD9→フランス音楽を演奏したもの。
    ロジンスキー=フランス物のイメージはないが、なかなかのもの。
    ミヨーのフランス組曲のオケ版は珍しい。
    CD10→ワルキューレの3幕とジークフリート牧歌を収録。
    メトロポリタン歌劇場の声楽陣を起用したワルキューレが聴きどころですが、ジークフリート牧歌も悪くはない。
    CD11→10と同じくワーグナー集。
    ワーグナーのオペラからの歌物を集めた物で、歌手とロジンスキーを聴く一枚。
    CD12→オーケストラの小品を集めた一枚で、オケがコロムビア交響楽団になっているが、録音場所の関係からニューヨーク・フィルの変名か団員中心の臨時オケだろう。
    選曲はマニアックな物だが、どの曲も力の入った演奏で、最後のハンガリー狂詩曲は中々のもの。
    CD13→12と同じコロムビア響とのオーケストラ集。
    天国と地獄はメリハリがついた良い演奏だ。
    他の小品も上手く、やはり実力派である事がわかる一枚。
    CD14→シベリウスの交響曲第4番を収録。
    これも燃焼度の高い演奏。
    CD15→ラフマニノフの交響曲第2番。
    スクリベンダムから復刻済みだが音はこちらが良い。
    CD16→ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を収録。
    シャーンドルとの共演で、最初は中々飛ばすが、2楽章で抒情的にピアノが歌い、緩急のメリハリがついた良い演奏だと思う。

    復刻は年代を考えれば聴きやすく、良質なもの。
    ウェストミンスター時代のロジンスキーは既にスクリベンダムなどから出ているが、それより前の時代のロジンスキーを知る、貴重なボックスと言えるだろう。
    何か一曲でも興味があれば、購入をおすすめします。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/06

    このCDはアメリカの作曲家、クロード・トーマス・スミスの作品集です。
    高難易度の吹奏楽曲で有名なスミスですが、中難易度や低難易度の曲も多数書いています。
    この盤はそういう中〜低難易度の作品を中心に選曲されたアルバムとなります。
    ブレーンがC.T.スミス・パブリケーションズの日本独占代理店になったため、このCDが作られたのでしょう。
    作品は有名な曲ほど惹きつけられるのは少ないですが、随所でスミス節と言えるメロディや、オーケストレーションが聴こえます。
    個人的におすすめなのが処女作の『ワールド・フリーダム・マーチ』で、アメリカの行進曲らしい軽快な八分の六拍子の楽しい作品。
    華麗なる舞曲などでしかスミスを知らない人はぜひ聴いてもらいたい。
    演奏は海上自衛隊横須賀音楽隊、指揮は音楽隊長、樋口好雄3等海佐。
    この録音は2015年4月に行われているが、同音楽隊は同月4月1日から3日までブレーンの片岡寛晶作品集というCDを、6〜7日はカフアにトイボックスというCDを、そして15〜17日はこのスミスの録音を残しており、ハードなスケジュールの中での録音だが、これだけの演奏が入ると荒れそうにも思えるが、さすが自衛隊、アンサンブルは整っており、演奏も作品の魅力を引き出した好演である。
    また解説書もそれなりに力が入っている。
    録音はやはりブレーンらしくぼやっとした録音であるが、これはまだまし。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/05

    このCDはサンクトペテルブルグ室内合奏団の演奏によって録音されたもの。
    ヨハン・シュトラウスの音楽を中心にしたニューイヤー・プログラムの選曲。
    この団体は、レニングラード国立歌劇場管弦楽団のメンバーを中心に設立された団体だそうで、ロシアは勿論、海外公演、その中には日本の来日公演もこなしている様だ。
    この手のアルバムといえばウィーンの団体の得意レパートリーとなっているが、この団体もなかなか良い。
    サンクトペテルブルグのオケらしい流暢なサウンド、メリハリのついた分かりやすい音楽、洗練されたアンサンブルと意外と聴かせてくれる。
    小編成だと響きの薄さが気になるが、この演奏は上手いこと処理しているのでさほど気にならない。
    選曲はヨハン・シュトラウスの他、レハールやワルトトイフェルの曲から、有名曲が並ぶ他、中田章の『早春賦』という日本企画らしい曲(と言ってもちょっと浮いてるが)も収録。
    尚、殆どの曲は繰り返し等にカットがある。
    録音は2004年、音質良好。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/04

    本CDはロナルド・デムキー指揮、アレンタウン吹奏楽団の演奏で収録されたもの。
    同吹奏楽団の自主制作盤の一枚で、シリーズ30枚目にあたるもの。
    このバンドはアメリカの吹奏楽団でも歴史ある団体として知られていて、初のコンサートは1828年に開催されたと言うから大体190年ぐらいの歴史を持っている。
    指揮者のデムキーは1978年よりこのバンドの指揮をしているらしい。
    このCDはアメリカのアニメーションで使われたクラシック音楽をテーマに収録したもの。
    初期のアメリカアニメーションは既存のクラシック曲をBGMとしていた例が多く、有名なのがファンタジアである。
    基本的に皆が知ってるようなポピュラーな曲なので解説も何も無いが、面白いと言うか、使用譜はアニメが作られた時代のものに拘っており、20世紀前半から半ばのアメリカ・コンサート・レパートリーとしても資料的価値がある。
    演奏のほうはお世辞にも良いとは言えないが、微妙な下手さが良くも悪くも海外の市民バンドの演奏らしい。
    録音は2016年なので問題なし。
    尚、R盤である。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/03

    毎年たくさんの吹奏楽曲が作曲される反面、一時期はよく演奏されたが、あまり演奏されなくなった名曲もある。
    このCDはそんな過去の名曲をプロの演奏で新録したもの。
    発売元のブレーンは楽譜出版社ということもあり、自社の参考演奏集が多いがこれは珍しい、聴く事を重視した選曲である。
    日本とアメリカの作曲家の作品がピックアップされており、タイトルのクレストン『祝典序曲』から、小山の『鄙歌第5番』やスミスの『ブラック・ウォッチ行進曲』まで、珍しい&渋い選曲が並びます。
    演奏は陸上自衛隊北部方面音楽隊、指揮は音楽隊長、加藤良幸3等陸佐。
    北部方面音楽隊の市販CDは1999年に日本クラウンから発売された吹奏楽プロムナードというCD以来数十年ぶり。
    自衛隊らしい線の揃ったアンサンブル、誠実な演奏ではあるが、曲によっては得意不得意がわりと出ている。
    例えば冒頭の岩井の『明日に向かって』はややテンポが重く感じる他、ハンソン『コラールとアレルヤ』上岡『はるか、大地へ』など消化不良気味な所があります。
    一方で『祝典序曲』『ブラック・ウォッチ行進曲』『交響的序曲』『世の終わりへの行進』などは歯切れ良くメリハリもよくついており、なかなか良い演奏です。
    珍しい曲が多く、資料的な価値は高いと思います。
    録音は2015年2月13〜15日、北部方面音楽隊講堂で録音されたもの。
    新しいだけあり録音は綺麗だが、ブレーンのCDらしく録音がいまひとつで細部がボヤけた録音なのが非常に惜しい。
    レコ芸では優秀録音に選ばれたそうだが、これで優秀ならもっと良い録音が無数に存在するだろう。
    またレーベルのサイトでは、この商品の紹介ページに、ヘリテージ企画をスタートと記載があり、シリーズ化も予定されていたのかも知れないが、発売から5年経った今、未だに第2弾が出ない事を見るに企画は頓挫したのだろうか。
    選曲が良いだけにこれも惜しい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/02

    ヘンリー・コッター・ニクソンはイギリスの作曲家で、世代で言えばドヴォルザークやリムスキー=コルサコフらと同世代。
    またマスネとサリヴァンは同い年である。
    ニクソンは存命中は高い評価を得たが死後急速に忘れられたという人物である。
    イギリスのトッカータは近年、ニクソンの作品を集中して録音、これはその2集にあたるもの。
    ニクソンの作品は知名度の割に出来が良いものが多いが、先人や同世代の影響が良く感じられ、地味で堅実な作風ではあるが個性が薄く、そのあたりで忘れられて行ったのだろう。
    演奏はポール・マン指揮、コダーイ・フィルハーモニー管弦楽団。
    名称から判るようにハンガリーの代表的な作曲家、コダーイの名前を冠したハンガリーのオケ。
    あまりイギリスとは関係なさそうな組み合わせだが、これが意外や意外、熱が入っておりなかなか良い演奏である。
    オケも上手い。
    いずれも世界初録音だそうだが、この水準なら充分だろう。
    録音は綺麗だが、少々音が小さく、迫力が欲しい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/01

    ギリシャの作曲家、マノリス・カロミリスの作品を集めたもの。
    カロミリスはギリシャ国民楽派の代表的な作曲家で、同国を代表する作曲家の1人と思われるが、作品を集めたアルバムは他にナクソスから出た交響詩集ぐらいしかなく中々貴重なもの。
    交響曲第3番を中心としたこのアルバムも全曲が世界初録音との事だ。
    多少モダンな響きはするが、オーケストラを豪快に鳴らしたオーケストレーション、オリエンタルなギリシャ風のメロディは、国民楽派好きにはおすすめ。
    個人的には、3つのギリシャの踊りが良い作品だと思った。
    演奏はバイロン・フィデツィス指揮、アテネ国立管弦楽団。
    指揮者のフィデツィスはギリシャの作曲家の演奏をライフワークとしているようで、現在出回っている音源のほとんどがギリシャの作曲家の音源。
    このCDでも充実した演奏を繰り広げており、世界初録音なら十分すぎる出来。
    アテネ国立管弦楽団もあまり有名ではないが、中々上手い。
    ナレーションのツキルゴクローはギリシャの俳優だそうだ。
    2005年録音、音質良好。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/04/30

    アメリカの管弦楽曲を集めたアルバム。
    大体19世紀後半から20世紀後半までに書かれた作品を収録しています。
    発売元のVOXはアメリカの新興レーベルだったので、他社との差別化のため珍しい曲目を多数取り上げていました。
    この音源もその一つで幾つかの機会に録音された音源を集めた物となっています。
    1枚目の最初の曲はヴァージル・トムソンの組曲『ルイジアナ物語』で、同名の映画音楽から編まれたもの。
    オーマンディとフィラデルフィア管による演奏がありますがそれに続く録音がこの盤に収録された、ジークフリート・ランダウ指揮、ウェストファリアン交響楽団です。
    オケはドイツのオケらしく、はっきり言って2流のオケですが、全体的に叙情的な表現が目立ち、純音楽的な演奏となっています。
    ネッド・ローレム『交響曲第3番』ウィリアム・シューマン『交響曲第7番』は、モーリス・アブラヴァネル指揮、ユタ交響楽団による演奏。
    どちらもアメリカ地方オケのローカルな音色を活かした演奏ですが、良くも悪くも力不足に感じる事が多いのが残念。
    2枚目の頭はハワード・ハンソンの『交響曲第6番』で、ジークフリート・ランダウ指揮、ウェストチェスター交響楽団による演奏。
    こじんまりとした演奏だが、パワー不足を至るところで感じる。
    ガンサー・シュラーの『交響曲1965』はCD中最も現代音楽な作風。
    演奏はドナルド・ジョハノス指揮、ダラス交響楽団。
    ジョハノスはナクソス初期の指揮者陣の1人として知られるが、アメリカ現代音楽の積極的に取り上げた事でも知られます。
    ダラス響の指揮者時代の演奏で、切れ味のある演奏を聴かせてくれます。
    エドワード・マクダウェルの組曲第2番『インディアン』は、再びジークフリート・ランダウ指揮、ウェストファリアン交響楽団の演奏。
    ここでも優しげタッチで叙情的に描くが、マクダウェルの作風に良くあっており中々良い。
    ちょっとこじんまりしてる感があるが。
    録音年代は70年代らしく、良くも悪くもVOXらしいこもった録音。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:3788件中31件から45件まで表示