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saitaman さんのレビュー一覧 

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     2022/08/11

    非常に優れたアルバムである。ひとつひとつ曲の演奏も良いが、何より本来は直接関係はない東欧の20世紀の作品を1つのメッセージ性を持って構成してある点が個性的である。メインディッシュと言えるショスタコーヴィチのバイオリン協奏曲は、ロシア型の爆演というより、内省的で繊細な陰影に精密に焦点を当てており、特にカデンツァは印象的である。それ以外の小品も粒ぞろい。ピアノの部分はそれほど難曲とは思われない2つの小品のためにグリモーまで引っ張り出し、DGは最大限のサポートをしている。録音も優秀。

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     2022/08/11

    世界の12の都市にちなんだ小品を連作的に組み上げたアルバム。バティアシュヴィリのゆかりの街だという。一歩間違うと耳あたりの良い曲を集めたムード・ミュージック風のアルバムみたいになりそうだが、芯の通った個性的で丁寧な仕上がりの企画になっている。

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     2022/08/11

    クララ・シューマンの演奏は気張らずとてもいい演奏で良かった。ピアノとバイオリンが共に女性というのも好演の理由かもしれない。ブラームスはシュターツカペレ・ドレスデンの重厚なバックが流石で、ソロも良いが、何しろ名演が星の数ほどある曲なので、あえてこの録音でなければというのはそれほどないかな。

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     2022/07/24

    脳出血で右手が不自由になったピアニストの舘野泉のために吉松隆が作曲した左手のための作品集を収めたアルバム。演奏者はミネソタ州の大学で音楽の教授をしている日本人女性。作品は落ち着いたものから軽快なものまで、肩ひじ張らずに楽しめるものばかりである。当然、舘野も録音を出しているし、オーケストラ作品はかつてCHANDOSから藤岡指揮の録音が発売されていたものがあるが、今回この録音がNAXOSから出たことで、世界のクラシック音楽ファンの中には、初めてYOSHIMATSUを知った、という人が出るかもしれない。2014年、2015年、2019年の3期に分けて録音が行われている。音質は特に問題ない。

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     2022/07/17

    DGのLigetiの録音をすべて集めたセット。演奏者も、室内楽もオーケストラ曲も、録音時期も、作曲年代も異なった録音がごちゃまぜになっているので、聴き方にはひと工夫いるかもしれない。ただ、CD1が75分、CD2が78分、CD3が80分、CD4 が76分と、かなりコンパクトに詰め込まれてあるのはありがたい。

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     2022/07/15

    ほとんど単なる音の反復なのに、この曲には、悲しみも喜びも、過去も未来も、水も空気も、絶望も希望もある。3種類聴いたDas Buch Der Klangeの演奏はどれも非常に素晴らしいが、その中では、この演奏が一番抒情的かもしれない。

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     2022/07/10

    こんなことを書くと怒られそうだが、一瞬、人が演奏するよりコンピュータで演奏した方がいいのではないかと思ってしまうような様式の音楽なのだが、これが、ハマる。Part1からPart12まで、ミニマリズムの魔法に染め上がられる76分間。近年、NAXOSからラートによる素晴らしい演奏が出ているが、あちらも非常に良い。

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     2022/07/09

    バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータは、一流のバイオリニストにとっては普通のレパートリーであり、録音はたくさんある。ナタン・ミルシテインのこの演奏は、線はそれほど太くなく、力強さという点でも、個性という点でもそれほど特筆すべきものではないかもしれないが、ある意味で現代的な演奏を先取りしているところがあって、描写が丁寧で繊細である。こういう演奏は録音の質によっても印象が左右されるが、Original Bit Map Processingによるリマスタリングによって、1973年のものとしてはクリアで良い音である。

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     2022/07/03

    フルート、オーボエ、バスーン、クラリネット、ホルン、トランペット、イングリッシュホルン、トロンボーン、アルトサックス、チューバまである。ヒンデミットが管楽器とピアノのために書いたソナタ集。この分野を得意としたプーランクはじめフランス近代音楽家達のお株を奪うような、管楽器の特色を活かした見事な作品が並ぶ。英文のブックレットによると、作曲された時期は3期に分けられる。ヒンデミットは色々な楽器の奏法に長けた人だったようで、こだわりを持って取り組んでいたようだ。2018年から2019年にイタリアで録音されたもので、音質は特に問題無い。

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     2022/07/03

    電子楽器と普通の楽器を組み合わせた作品。ドン、ガン、パン、ピーンといういかにも20世紀後半の前衛音楽という感じで尖っている。何度も繰り返し聴きたくなるという曲では無いが、1回聴いておきたいよね、というアルバムである。

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     2022/07/03

    シュトックハウゼンがメキシコを旅行して古代文明の足跡や自然や神秘に触発されて作った曲。6人のボーカルが、静寂の中で、ひたすら、B flatを基本にして、ウーワン、ホニヤ、ベリベイ、ヨンヨン、などと音を発して、時々簡単なセリフにも満たない1から数単語の言葉がはさまる曲。新しい表現を求めて挑戦を続けた20世紀後半の前衛音楽の記録でもある。

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     2022/07/02

    バルト海に面したラトビアとリトアニアの2つの国の現代作曲家のピアノ四重曲を録音した珍しいアルバムである。Malsysの作品は全てこれが世界発録音になる。個人的に面白く聴けたのはMalsysの方で、ライヒのようなミニマリズムとポピュラー音楽にバルトークを混ぜたような感じの作風である。Malcysより11歳年上でより知名度のあるVasksの方も少し重いが悪くない。録音は優秀。

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     2022/07/02

    「ペルシアの時」はピアニストによって受ける印象が変わる。近年、NAXOSからファン・ラートが見事な録音を出してるが、このヘンクの演奏も非常に良い。ラートの方がケクランらしさをより現代的でスマートな視点で表現しているが、誰かと似ているようで似ていないケクランの控えめな独自性をどこにも寄せずに浮き彫りにするという点ではこのヘンク盤はより正統な感じがする。フランスの近代音楽は音が繊細なので音質も重要になるが、録音も特に問題はない。

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     2022/07/02

    フランスの近代作曲家ケクランがサクソフォンのために晩年に書いた作品集。地味ながら、のびやかで、愛らしく、繊細で、心が和む。たくさんの作品を残し、作曲家としての腕前も歴史に残る有名な巨匠達に全く引けを取らないのに、いつまで経っても有名にならない作曲家であるが、作品は極めて秀逸である。演奏も素晴らしい。録音も優秀。

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     2022/06/26

    ラトビアの作曲家、VASKSのフルートのための作品を集めた1枚。フルート協奏曲はそもそもこのCDでフルートを吹いているファウストという奏者に献呈された作品である。それ以外に、無伴奏の作品と、ピアノ伴奏が伴う作品が収録されている。個人的には室内楽作品の方が好みに合った。難解ではないけれど単純でもなく、写実性と象徴性に富んだ作品が続き、フルートの特性を生かした豊かな叙情にあふれている。フルート作品が好きな人には聴いてみることをお勧めしたい。録音も良好。

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