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Dewurich さんのレビュー一覧 

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     2012/08/07

    フェルステルの最後の交響曲となった第5番は実に美しい作品です。印象主義音楽からの影響を昇華したと思われる近代的で精妙なハーモニーを駆使し、甘い夢の世界への逃避行(??)が描かれます。この独特の美しさを知らずに人生を終えるのは大いに残念なことだと言えるでしょう。(以上は個人的感想ゆえ御購入は自己責任でお願い致します。)演奏が一流なら更に深い感銘が得られたと思いますが、それは今後の新盤の登場を待ちたいと思います。初期の作品『山々の中へ』もなかなかの佳作です。

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     2012/08/07

    フェルステルの作風は基本的に地味なので、わたくしも最初にこの盤を聴いた時は退屈さに耐えかねて第一楽章の途中で止めてしまいました。
    しかし、その後聴き込めば聴き込むほど味わいを増すその深き味わいは何物にも換え難く、すっかりはまりました。ビェロフラーヴェクのダラっとした音楽性はフェルステルの曖昧模糊として茫漠と広がる甘い夢の世界によく合っています。彼にはチェコ・フィルを指揮してフェルステルの交響曲全集を是非完成させて頂きたいものです。

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     2012/08/07

    このCDの価値は補筆完成版フィナーレの最新版が聴ける事でしょう。演奏自体は「なかなか悪くはない」といった程度で、特別に名演という訳でもないと感じます。ブルックナーらしい第4楽章が聴きたい方は、少し古い補筆バージョンになりますがアイヒホルン盤(カメラータ)やヴィルトナー盤(ナクソス)をお勧め致します。

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     2012/08/07

    ピアノ協奏曲第3番は、構想は「悲愴」交響曲より先ですが、完成した時期だけで言えば「悲愴」よりも後。そして「アンダンテと終曲」は、放置された第2、3楽章のスケッチをタネイエフが補筆完成させたもの。つまり、ピアノ協奏曲第3番はちょうどマーラーで言えば交響曲第10番の第一楽章であり、ピアノ協奏曲第3番と「アンダンテと終曲」を続けて聴けばクック版などの補筆完成版のマーラーの第10番を聴くのと同じ、ともいえます。
    結局、「アンダンテと終曲」には補筆完成版マーラー10番の後半と同様の、「作曲者本人が完成させていればもっと良い曲になったはず…」的もどかしさが常に付きまといます。

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     2012/07/27

    Naxosのチャン/パール/ブダペスト室内管弦楽団盤のほうはフンメルを「後期古典派」として捉え、こちらの盤はフンメルを「初期ロマン派」として捉えているように感じます。

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     2012/03/09

    ドレーゼケはリスト、ワーグナーと共に「新ドイツ楽派」の一員とされ、ワーグナーの後継者のように扱われたこともあるのだそうですが、この2番のほか、1番、3番などの交響曲を聴く限り、オーケストレーションなどにワーグナーの影響は若干感じられるものの、むしろベートーヴェン的な古典的形式が重視され、その面ではブラームスに近いと感じます。ただしブラームスに見られる哀愁やセンチメンタリズムは無く、やはりベートーヴェンの中期作品を思わせる健全な力強さに支配されているのが特徴です。しかし、その結果音楽はやや無味乾燥なものとなり、私には凡庸な退屈さが感じられました。ブラームスやブルックナーと違い死後急速に忘れられたのもわかる気がします。 まあ耳障りな音楽ではないので何かの作業中のBGMとしては使えるかもしれません。

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     2012/02/21

    当盤は持っていませんがArchipel盤でこの演奏を持っています。現在までの所、トリスタンの最大の聴き所は3幕だと感じている私は、幸か不幸かEMIのセッション録音よりこの演奏の方を先に聴いてしまったため、EMIのセッション録音は退屈な凡演に聴こえます。イゾルデのシュリューターはフラグスタートに比べれば2流歌手かもしれませんが、清楚な声で健闘しており好感が持てます。まあ正直なところ、個人的にはイゾルデは水準以上の歌唱をしていればどうでもよいのです。ここで聴くべきはズートハウスとフルトヴェングラのEMI盤とは比較にならない大爆唱、大爆演でしょう。

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     2012/02/07

    インバルのブルックナー第8番、28年ぶりの録音でレヴューも概ね好評ということで大いに期待したのですが、期待しすぎたのがいけなかったのかもしれません。少々期待はずれでした。 まず録音が立体感に欠ける平面的な音でよろしくありません。 また、これは録音のせいもあるでしょうが、都響もフランクフト放送交響楽団と比べると申し訳ありませんが薄っぺらでコクのない音に聴こえます。(生で聴いたら素晴らしかったのかもしれませんが、それを言ったらフランクフルト放送響も生で聴けばもっと素晴らしいかもしれませんからあくまで残された録音だけで判断しています) インバルの音楽もライナーノートのU氏が言う程には28年間でそれ程大きな深化を見せているようには感じられませんでした。 という訳で総合的にはフランクフルト放送交響楽団との録音の方が優れていると感じます。かといって悪い演奏でもないので4点です。 蛇足ですが、フランクフルト放送響との演奏を聴いて8番は第1稿の方が優れていると感じたわたくしと致しましては、インバルにはノヴァク版第2稿やハース版などは録音せず、世界的1流オーケストラと優れた録音による第1稿の決定的名盤を亡くなるまでには出して欲しいと考えている次第であります。

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     2012/02/04

    いわゆるカラヤン・アンチの方々も、「美しいものは中身がない」などとは誰も主張していないようです。美しくてそのうえ中味があれば最高なのは言うまでもありませんね。
    この演奏は言うまでもなく外面的な美しさは5点満点。というわけで、カラヤン・アンチの意見にもカラヤン信者の意見にもそれぞれ共感できる点を感じるアンチでも信者でもないわたくしの総合評価は★四つ…。

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     2012/01/27

    70にEMIに録音された演奏もなかなか優れたものでしたが、残響の多すぎろ録音のせいもあり、いささか大味な印象を受けました。こちらの75年録音のDG盤は、演奏、録音ともにより成熟した美しさを持っています。最晩年のヴィーナーフィルハルモニカーとの演奏にはカラヤンの衰えが感じられることを考えると、これがカラヤンのブルックナーの7番としては最良の演奏だと言えるでしょう。

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     2012/01/25

    レクイエムは作風的にも年代的にもフォーレとデュリュフレをつなぐ稜線の上に聳える秘峰といった趣。演奏は他に比較の対象となるものを知りませんが、曲の良さを知る上では十分な出来かと思います。

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     2012/01/16

    爽やかな現代的感覚を持ちながらもベートーヴェンの残した楽譜の意図から乖離せず、曲の素晴らしさを聴き手に素直に伝える優れた演奏だと思います。後に残されたローマでのライヴと比較すると、演奏の出来は甲乙付け難いものの、こちらの方がセッション録音だけあって音質は優れていると感じます。ちなみに、この演奏を「古楽器奏法やピリオド楽器の使用による演奏の先駆け」とされる御見解がありますが、アーノンクールやガーディナーの録音は90年代初頭、ホグウッドの録音は80年代中頃など、この録音よりもかなり以前になされており、むしろアバドが古楽器奏法やピリオド楽器使用による演奏から影響を受けたと考えるべきでしょう。

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     2012/01/04

    かつては「ワーグナーの後継者」などとも呼ばれ、高く評価されていたらしいドレーゼケの、最も重要な交響曲であるとされる第3番ですが…  無名作曲家好きの私にとっても、ここに収録されている2作品は実に凡庸な音楽に聴こえ、あまり魅力的とは言い難いものでした。 これだったら、ブルッフやラフは言うに及ばず、ラインベルガーやライネッケの交響曲の方がまだ聴くべきものがあるように思います。

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     2011/12/03

    以前同じレーベルから出ていたCDVE04258の方を持っています。
    興味深いのは7番のアダージョのクライマックスで、ノーヴァク版に準じて打楽器が加えられていますが、ティンパニが徹底的に抑えられているため、シンバルとトライアングルだけが鳴っているように聴こえます。(ティンパニのロールはクライマックス部分の終盤に微かに聴こえてきます。)インバルやブロムシュテットのように、ティンパニだけを朗々と鳴らす演奏はありますが、シンバルとトライアングルだけが鳴っているように聴こえる演奏はおそらくこれだけで、まったく独特の天才的解釈ではないでしょうか(いや、実は単なる奏者のミスなのかもしれませんが…)。クライマックスへの盛り上げ方も見事で、これが聴けるだけでも価値があるかと思います。7番はモノラル録音ですが、私の持っているCDVE04258を聴く限り、個人的印象ではフルトヴェングラーのライヴ録音あたりなどよりはよほど聴きやすい音楽的な音質で、鑑賞に支障はありません。
    8番も優れた演奏ですが、もっと歳を取ってからの録音があればより深いものが聴けたのではないかと思います。
    9番の演奏の独特の素晴らしさは既に多く語られており、あえて言うまでもありません。

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     2011/10/28

    これらの曲の美しさ、素晴らしさは分かる人には分かるでしょう。モーツァルトとショパンの中間にあるような作品です。ただし、演奏は技術的には申し分ないものの、この曲の美しさを十分には引き出せていないようです。

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