ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

交響曲第3、4番 アバド&ベルリン・フィル ('99、'00)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4714882
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

収録曲   

クラシック曲目

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  • Ludwig van Beethoven (1770 - 1827)
    Symphony no 3 in E flat major, Op. 55 "Eroica"
    演奏者 :

    指揮者 :
    Abbado, Claudio
    楽団  :
    Berlin Philharmonic Orchestra
    • 時代 : Classical
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1803, Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : 46:33
    • 録音場所 : 03/2000, Great Hall, Philharmonie, Berlin [Studio]
  • Ludwig van Beethoven (1770 - 1827)
    Symphony no 4 in B flat major, Op. 60
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Classical
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1806, Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : 32:56
    • 録音場所 : 12/1999, Great Hall, Philharmonie, Berlin [Studio]

総合評価

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アバドは1980年代押し詰まった後半にVPOと...

投稿日:2012/07/30 (月)

アバドは1980年代押し詰まった後半にVPOとベートーベン交響曲集を録音しているので今回はDGへはオーケストラをBPOにしての二回目収録ということなのでしょうか。ベーレンライター版を使用していることもあって実に軽やかなキビキビした演奏です。2000年アハド67歳の時の録音演奏である第3番「英雄」(演奏タイム@16’05A14’16B5’42C10’32)はBPOの重厚さとはかけ離れて実に都会的な響きの展開であります。第1楽章の出だしはそれ程強調なく運びはスピード感が快く感じる時もあります。第2楽章も決して重くないし華麗な中に重低音の走りが爽快ですらあります。終楽章は速いテンポの内にその独特の音色とポイントをキチッと押えた演奏は重厚な響きの「英雄」に染み付いた我々オールドファンには頼りなく感じる事も正直ありました。次に第4番(1999年録音、タイム@11’32A9’48B5’55C6’32)の方になりますとこういったアプローチがより鮮やかさを増している様に思えました。第1楽章スタート序奏のBPOの含みある音色に注目を先ず惹かれました。そして比較的早く展開部へ進むのですが当たりがソフト・マイルドでありそれに楽想間の移りが素早いですね。おっとり幸せ感に満ちた第2楽章に続く第3楽章は弾力性がありファッとした〆の後、即最終楽章に進みますがバランス感がきっちりした印象を持ちました。マァ、カラヤン時代での例えば1983年レコーディングBPOサウンドとは明らかにもう変貌を遂げており、本盤収録の二曲に限定すれば私は第4番の方の演奏が好きであります。なお、冒頭触れたVPOとの演奏盤は第3番が1985年録音でタイム@18’22A15’40B6’20C11’47、第4番の方が1988年、タイムが@12’09A10’01B5’51C6’49となっている事から本盤演奏のスピード感が分りますね。なお、BPOとの2001年ライブDVD&CDも別に販売されている様でタイムデータは第3番@16’54A14’47B5’50C11’06そして第4番@11’34A9’47B5’54C6’39と収録時期が近いだけに本盤タイムと似た感じですね。本盤は高音質化されておりその辺りは先のいつもながらの東京都の方やHMVのレビューを参考に・・・。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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爽やかな現代的感覚を持ちながらもベートー...

投稿日:2012/01/16 (月)

爽やかな現代的感覚を持ちながらもベートーヴェンの残した楽譜の意図から乖離せず、曲の素晴らしさを聴き手に素直に伝える優れた演奏だと思います。後に残されたローマでのライヴと比較すると、演奏の出来は甲乙付け難いものの、こちらの方がセッション録音だけあって音質は優れていると感じます。ちなみに、この演奏を「古楽器奏法やピリオド楽器の使用による演奏の先駆け」とされる御見解がありますが、アーノンクールやガーディナーの録音は90年代初頭、ホグウッドの録音は80年代中頃など、この録音よりもかなり以前になされており、むしろアバドが古楽器奏法やピリオド楽器使用による演奏から影響を受けたと考えるべきでしょう。

Dewurich さん | 埼玉県 | 不明

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アバドがベルリン・フィルとともにベートー...

投稿日:2011/06/05 (日)

アバドがベルリン・フィルとともにベートーヴェンの交響曲全集の録音を開始したのは、芸術監督に就任後10年近く経ってからである。その理由としては、芸術監督就任の少し前にウィーン・フィルと全集を録音していたのが何よりも大きいとは思うが、ベルリン・フィルを完全に掌握するのを待っていたという側面もあったのではないだろうか。前任のカラヤンも、ベートーヴェンの交響曲全集の録音を開始したのは芸術監督就任から10年近く経ってからであったことを考慮に入れれば、これは天下のベルリン・フィルの芸術監督の宿命と言えるのかもしれない。いずれにしても、本演奏は、良くも悪しくもアバド色の濃いベートーヴェンと言えるだろう。フルトヴェングラーやカラヤン時代の特徴であった重量感溢れる重厚な音色がベルリン・フィルから完全に消え失せ、いかにも軽やかな音色が全体を支配していると言ったところだ。かつて、とある影響力の大きい某音楽評論家が自著において、本演奏を「朝シャンをして香水までつけたエロイカ」と酷評しておられたが、かかる評価が正しいかどうかは別として、少なくとも古くからのクラシック音楽ファンには許しがたい演奏であり、それこそ「珍品」に聴こえるのかもしれない。私としても、さすがに許しがたい演奏とまでは考えていないが、好き嫌いで言えば決して好きになれない軽妙浮薄な演奏と言わざるを得ない。しかしながら、最新の研究成果を反映させたペンライター版の使用による本演奏は、近年主流の古楽器奏法やピリオド楽器の使用による演奏の先駆けとも言えるところであり、その意味においては、好き嫌いは別として一定の評価をせざるを得ないのではないかと考えている。録音は本盤でも十分に満足できる音質であるが、先日発売されたSHM−CD盤は、若干ではあるが音質がさらに鮮明になるとともに、音場が幅広くなったように思われる。かつて発売されていたDVD−audio盤が廃盤ということを考慮すれば、現時点ではSHM−CD盤がベストの音質になるのではないかと考えられる。いずれにしても、本演奏のその後の演奏に与えた影響を加味して、少々甘いと考えるが★3つの評価とさせていただくこととしたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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