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saitaman さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/09/15

    CD12枚たっぷりチャイコフスキー。しかもお安い。オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団。お買い得である。もともと定評がある演奏であるし、確かに悪くない。ただ、こちらの期待が高すぎたのだろう、どうもしっくりこない。ロシア的ということでは旧ソ連時代からいくつもあるロシア系の指揮者の方がやはり一枚上。完璧さならカラヤン&ベルリンフィルの方が明らかに上。この演奏のフィラデルフィア管は、うまいけど細部と情緒性というところで多少物足りなさを感じる。同じフィラデルフィア管なら、ムーティとの録音の方が新しい分だけ音質は上で、しかもあっちは歌っているので個性的て面白い。これだけまとめてチャイコフスキーがお安く聴けるのはいいし、もちろん悪くはないのだけれど、クラシック音楽の定番で名演奏に事欠かない曲が中心なだけに、どの曲の演奏もイチオシには至らないし、セカンドチョイスとして推すには個性が足りない。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/08/26

    チッコリーニのサティは評判が高いが、あくまでもチッコリーニ流のサティであって、解釈にはだいぶクセがある。同時に、そこが魅力でもある。なんともいえないユーモラスさと諧謔味があり、なのに品がある。1曲1曲というより、アルバムとして全体を通して聴くと、非常に良い。最後の歌曲集はアットフォームな感じな仕上がりである。音質も良い。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/08/19

    ルトスワフスキの作品集。ショスタコーヴィチやバルトークや新ウイーン学派のようなものもあるが、全体的に少し重めで緻密に作られた作品が多い。交響曲はサロネン&ロスフィルのものを聴いたことがあって、そちらも良かったが、祖国ポーランドの音楽家によるものは作品の情感や陰影がよりくっきり出ている感じがある。また、収録されている作品もこちらは実に多彩である。児童合唱による子供向けの作品もある。CD1から9はヴィット指揮のものだが、CD10はルトスワフスキの自作自演である。演奏・録音ともに優秀。作品そのものも特徴的なものが多く、なかなか良かった。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/08/19

    ルトスワフスキの作品集。ショスタコーヴィチやバルトークや新ウイーン学派のようなものもあるが、全体的に少し重めで緻密に作られた作品が多い。交響曲はサロネン&ロスフィルのものを聴いたことがあって、そちらも良かったが、祖国ポーランドの音楽家によるものは作品の情感や陰影がよりくっきり出ている感じがある。また、収録されている作品もこちらは実に多彩である。児童合唱による子供向けの作品もある。CD1から9はヴィット指揮のものだが、CD10はルトスワフスキの自作自演である。演奏・録音ともに優秀。作品そのものも特徴的なものが多く、なかなか良かった。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/08/18

    全曲フォルテピアノによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集。真面目な演奏であある。どことなく品はあるが、優美とまでいえるかどうか。録音は悪くない。モーツァルトのピアノソナタはモダンピアノで素晴らしい演奏が山のようにある。フォルテピアノという点で明快な特徴があるので、CDラックに置いておく価値はあるかなと思うが、悪いということではないものの演奏自体はとり立てて推すべきほどのものとも思えなかった。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/08/15

    クレンペラーらしい重厚な音作りではある。しかし、テンポのコントロールが微細かつ磨き抜かれているため、重厚でありながら実に洗練された演奏が楽しめる。オーケストラそのものの出来としては必ずしも完璧な演奏とはいえないものもあるけれど、楽曲の隅々まで掌握し、流れるようなアンサンブルが展開されている。本当に見事だ。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/08/13

    クーベリックがDGで録音した作品を収めたボックス。ドボルザークやスメタナといったチェコ音楽、マーラーの交響曲全集(大地の歌は無い)、声楽曲に特徴がある。オーケストラもバイエルン放送交響楽団を中心にベルリンフィルなど一流のオーケストラがほとんどで、演奏の水準はとても高く、安心して聴ける。特に、ドボルザークの交響曲全集はかなりおススメである。マーラーも良かった。ベートーベンの交響曲は9曲すべて別のオーケストラということをさせられている。時代的にカラヤンと重なるので、同じレーベルだし、カラヤン&BPOが得意なところはなるべく重ならないように、あるいは違う特徴で、というレコード会社の配慮があったのかもしれない。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/07/28

    20世紀ギター・ソナタ集。5枚セットだが、まったく知らない初めて聴く曲ばかりである。地味ながら、テクニカルで多様性に富んだ作品が収められているが、楽器の特性上、20世紀音楽にありがちな下手するとノイズと紙一重のような部分はあまりない。売れ筋からは外れるが、けして悪くない。お安いセットということもあり、価格以上には楽しめた。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/07/28

    美人リコーダー奏者ミカラ・ペトリのアルバムコレクション。ビバルディをはじめとするバロック、児童合唱との共演、ギターとの共演曲といったさわやか系のもの、ライトクラッシック風の小品集といったものが収められている。バッハの作品をはじめフルートの曲をリコーダーで演奏しているものもある。CD4とCD5のシモーネ率いるアンサンブルは流石である。CD10のグリーグの小品集は指揮者のカムのサポートもあり、なかなかよかった。CD12の現代曲集はとても良かった。どれも録音は秀逸。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/06/24

    限られたレパートリーと演奏機会と指揮台に立てば名演を生み出すことから、生前から伝説の指揮者だったカルロス・クライバーが、DGに録音した12枚のCDを集めたセット。クラシック音楽の定番曲ばかり。共演者もオーケストラも一流。録音も安定している。ベートーヴェンの交響曲第5番、第7番、ブラームスの交響曲第4番、「魔弾の射手」「こうもり」と、今聞いても、どれも名演である。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 12人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/06/24

    当時のロシアのピアニストらしく、力強いタッチで説得力のある演奏を展開。録音はばらつきが大きく、音の悪いものも結構ある。バッハは全体的に安定した演奏で、特に「フーガの技法」はもの凄い。今にいたるまで、この曲のベスト演奏のひとつと断言してよい。CD17のチャイコフスキーの「グランドソナタ」の迫力も素晴らしい。ショスタコービッチの24の前奏曲とフーガは、この人の演奏がすべての規範といえるもので、個人的にはHyperionの3度目の録音が気に入っているのだが、ここに収められている最初と2回目の録音も捨てがたい。特に2度目の方は音もよく心技体のバランスの取れた時期のもので、3種の録音の中では一番いいかもしれない。CD26とCD27は作品自体があまり演奏されることのないもので、珍しい曲を聴く機会になった。ベートーヴェンのソナタは全曲が収められていて、解釈は流石と覆うものもあるものの、ライブ録音でミスタッチがあまりに多く、名演奏がたくさんある中であえてこれを選ぶ必要はないかな、と思った。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/04/29

    フランスの作曲家、ランドスキの多彩な作品を集めたBOX.ピアノ協奏曲、オーケストラ曲、オペラと、いろいろな演奏家の録音を集めてあるので、特定の演奏家のヴューに偏らず、この作曲家の遺した仕事をざっと聴くことができる。作風はフランスの後期ロマン派の系譜の延長をいくものでオネゲルとかとつながる感じがする。ただ、20世紀後半の作曲家なので現代的な味付けは当然ある。地味なBOXかもしれないが、こういう形でまとまって録音が出てくる機会が少ないアーティストであり、貴重なBOXであるとはいえる。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/04/29

    今や巨匠ピアニストの一人となっているシフの協奏曲と室内楽の録音をまとめたもの。シフというピアニストは、技術もさることながら、楽曲の理解が深く、説得力のある演奏をするし、聴きなれた曲であってもハッとさせられるところがある。また、特殊な解釈はせず、標準演奏から外れない範囲で王道をいくので、安心して聴ける。ハイティンク&シュターツカペレ・ドレスデンと組んだベートーヴェンの協奏曲は格調高く読みが深く非常に質が高い。地元ハンガリーのフィッシャー&ブタペスト祝祭管と組んだバルトークの協奏曲集はこの曲集の中ではトップクラスの演奏だろう。妻の塩川悠子らと組んだモーツァルトは気品と一体感がある。5枚目のVeressの曲集は録音自体が珍しい曲だが、拾い物だった。シューベルトとドボルザークも悪くない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/04/29

    いくつか元々持っているのだが、このBOXはリマスタリングによって明らかに音質が向上している。これぞフィラデルフィアサウンドという緻密で美しい響きと、アメリカのオーケストラらしい管楽器のしっかりした力強さが細かいニュアンスまではっきりと伝わってくる。気恥ずかしくなるくらい真正面からシベリウスの音楽のロマン性と繊細さと美しさを前面に押し出してくるオーマンディの指揮に、ハイレベルなオーケストラがビンビン応えている。新旧2つの録音がある曲は、全体的には新録の方が完成度が高いものの、旧録音の方がよりエネルギッシュで劇的な演奏になっており、その点で甲乙つけがたい。感動を誘う素晴らしいシベリウスである。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/02/25

    これは素晴らしいBOXだ。戦争ソナタやピアノ協奏曲第3番のように他にも名演が多くある曲の演奏も素晴らしいが、それらメジャーな作品に比べると少し演奏頻度が下がる作品の方に新しい発見がいろいろあった。特に、内省的あるいは詩情的ともいうべき表現力に優れており、ともするとリズムと技巧と強烈さが目立ちがちな作品群に立体的な奥行きを引き出しており、引き込まれた。音質も良好。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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