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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/10
「雪の香り」をモチーフにした一ひねり効いた恋愛サスペンスだが、美しい京都の情景描写の中でちょっと懐かしい時代の恋愛ドラマがテンポ良く展開するのでワクワクしながら一気に読了してしまった。 私もそうですが、京都で学生時代を過ごした方は読み終わった後にきっと胸が一杯になります。是非ご一読下さい! 昨年、同じ著者の「罪の声」が小栗旬×星野源の主演で映画化されて話題になったが、「罪の声」と同様、京都がメインの舞台なので京都に住んだことのある方は、読みながら頭の中でイメージが映画のように展開するはずです。 話の展開、内容面も個人的には最近の恋愛サスペンスとしては最高の一冊でした。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ネタバレになってしまうので細かいことはあえて書かないが、実在の戦国武将の半生がテンポよくドラマチックに描かれている。 内容的にはこれから益々進む高齢化社会をいかに泳ぎきるかということの道標になる実に有益なものでだ思う。 サラリーマンとしての目標を失った時、リストラされそうになった時、 独立や転職などを考えている時、必ず何等かしらの道標になるので、そんな人生の岐路に立っている方は是非ご一読を! 一芸に秀いでること・健康・適応・よき友をもつことが人生においていかに大切なことかを再認識させられた。 実在の人物を題材として、ストーリー展開も素晴らしい。 一般的に知られている史実は簡潔に描かれているので歴史小説にありがちな史実の繰り返しによる歴史教科書的な再読感がないのがよい。 反面、物語や「弓」の特性などはわかりやすく、詳細に表現されており、 弓と鉄砲の違いなど知的興味を掻き立てられ楽しく最後まで一気に読み切れる。 オススメの一冊!
コロナ禍だからこそ是非読んでいただきたい感動の一冊! 色々な生き物の「死にざま」が淡々と描かれているが、著者は一貫して「死」=「生きた証」「生きた意味」として生き物の視点から書いている点は非常にユニークだと思う。 内容的にも何度も読み返しても読むたびに違う感動がある。 人生に疲れた人、挫折した人、終活を考えている人には是非読んでいただきたい「無人島に持って行きたい一冊」だ。 内容的にも非常に面白く知的好奇心を充たしてくれるものばかりなのでワクワクすること請け合い。
入門書とう位置づけではあるが最低限、高校の音楽程度は理解していないとおそらくわけがわからないものとなるので要注意! 文章は非常にわかりやすく、簡潔に書かれているが内容的にはかなり踏み込んだ解釈などもあるため、クラッシックの門外漢が入門書としていきなりこれを読むとかえって敷居が高くなってしまう。 「通奏低音」「グレゴリオ聖歌」「新ウィーン楽派」程度の専門用語がわからない場合には更に初歩的な内容の入門書から読むのが正解だと思う。 上記したように高校の音楽の知識レベルの基本的なことが理解できているか、モンテヴェルディーからシューンベルクは一通り聴いているような方には非常に面白い内容で知的好奇心が満たされるものなるのではないだろうか・・・ さらに初歩的な入門書としては「クラシック音楽の歴史」中川 右介、「クラシックの作曲家たち」萩谷 由喜子 あたりがオススメ!
クラッシック音楽の歴史を俯瞰するには最適な一冊! クラッシック音楽の歴史の全体像を把握するための入門書は数多く出ているが、正直なところ、ほとんどの本は専門用語の羅列で入門者には非常にわかりにくいものが多く、入門書といいながら、かえってクラッシック音楽の敷居を高くしてしまっているケースが多いが、こちらの本はクラッシック音楽の歴史が俯瞰できるように極力、専門用語を使わずに素人でもわかりやすく、簡潔にクラッシック音楽の成り立ちや時代背景がまとめられており、特にクラッシック初心者がファーストチョイスとして選ぶには最適な一冊となっている。 併せて作曲家の人物像がコンパクトにまとめられている「1冊でわかるポケット教養シリーズ クラシックの作曲家たち」萩谷 由喜子(ヤマハ)を持っているとクラッシック音楽を歴史的な流れと作曲家の人物像両面から把握する上で非常に役に立つ。 更に一歩踏み込んだ理解を求めたい場合には西洋音楽史―「クラシック」の黄昏」岡田 暁生(中公新書)あたりを読んでみるとよいかもしれない。
クラッシック音楽の作曲家の人物像がバロックから順に作曲家ごとに5ページ前後で非常にコンパクトにまとめられているので、楽曲を聴きながら読むと楽曲の時代背景や作曲コンセプトの理解が深まるのではないだろうか・・・ クラッシック音楽の概要を知る上で評価の高い入門書がいくつかあるが、正直なところ、それぞれ帯に短し・・・といった感じで一冊で全体を網羅している本はないと云ってよい。 評価の高いものとしては 1.当書 2.クラシック音楽の歴史(中川 右介) カドカワ 3.西洋音楽史―「クラシック」の黄昏(岡田 暁生) 中公新書 などがあるが、3については専門用語も多く、内容的にもかなり踏み込んだ でいる面もあるのでもし読むのであれば2→1→3の順で読むとよりクラッシックの基本的な全体像が見渡しやすくなると思います。
「悪魔」と呼ばれた天才バイオリニスト パガニーニの貴重な史実が豊富なエピソードを交えて興味深く描かれているのでクラッシック音楽好きの方にもそうでない方にもオススメ! モーツアルトやベートーヴェンの史実や読み物は数多いが、パガニーニについてのこの手の書物は世界中でもほとんどないに等しい。 それではパガニーニの音楽における功績はモーツアルトやベートーヴェンに劣るのか?読んでいただくとわかると思うが、現在に至る音楽産業、つまりショウビズ的な部分はパガニーニが確立したと言っても過言でないことがわかるだろう。 文章も読みやすく難解な専門用語はほとんどないので読み物としても知的好奇心を大いに刺激される。 こちらの本を読まれてパガニーニに興味を持たれた方はグラモフォン(DG)のサルヴァトーレ・アッカルドの協奏曲全集と24のカプリースのCDがファーストチョイスとして最適。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/26
やはりサティのピアノ曲の永遠の定番!ファーストチョイスに最適! 価格破壊とはまさにこのこと”買うっきゃないでしょ!” サティのピアノ曲というとチッコリーニが世界的に第一人者で旧録が定番とされているが旧録は現行では全集の音源は確か入手できないハズ・・・ で こちらの新録(デジタル録音)の内容はどうかと云うと旧盤と比較してやや落ち着いた演奏になっており、個人的には旧録よりも聴きやすく感じる。 サティはロジェ、高橋悠治(新録)、アウストボ、イェローン・ファン・フェーンのCD を所有しており、昼間のBGMにはロジェ、夜まったり聴くにはアウストボ、集中したい時やリセットしたい時はチッコリーニ、メディテーションにはイェローン・ファン・フェーンのような感じで気分やシッチュエーションに応じて聴き分けているが、実際に聴き比べていただくと私の云っている意味がご理解いただけると思う。当然と云えば当然だが同じサティの曲でも演奏によって表情が全く違う。 例えば、演奏時間ひとつとっても同じジムノペディの#Tの場合、チッコリーニ、ロジェ、アウストボ、イェローン・ファン・フェーンに至ってはなんとだ・・・ 余談はさておいてチッコリーニの新録の全集は現行でこちらともう一種類流通している(カタログNo:9997044732)が、こちらは全集に素晴らしい内容の歌曲集CD1枚分がセットされている。 しかも2021/3/26現在、国内のサイトではHMVが最安値となっている。 ボックスセットは限定発売のものが多く、在庫が少なくなると価格が高騰する傾向にあるので1,000円以下という破格のバジェットプライスのうちに是非入手されることをオススメします。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/26
★10個付けたいくらいの超隠れ名盤! グリーグは「北欧のショパン」と云われ、数多くの小曲を残しているが、如何せんショパンやリストなどと比べても演奏作品が少なく、特に日本てでは知名度も低いが「北欧のショパン」という言葉に偽りなしで、むしろ 楽曲としてはショパンやサティよりも聴きやす曲が多い。 グリーグはギレリス、アンスネスのCDを所有していて聴いていたが、数多いグリーグのピアノ曲の中では抒情小曲集に限定されたほんの一部でしかないので、より曲数の多いこちらのCDを購入して聴いてみたが、クリアで 優しいタッチがグリーグの曲想にバッチリ嵌っている。 音質的にも優秀でヘッドフォンで聴くもよし、BGMにも最適! 特に、静で美しい楽曲が多く、演奏もゆっくり一音一音、まさに音符を慈しむように丁寧に弾いているのでヒーリングやお休み前のBGMには特にピッタリ。 イメージで云うと激しさを抑えたショパンの夜想曲といえばわかりやすいかもしれない。 ホーカン・アウストボはサティの名盤があるが数あるサティの演奏の中では最も聴き疲れしない演奏だが、こちらのグリーグも同様なことが云える。 2021/3/26現在、国内のショッピングサイトの中ではHMVが最安値なので 騙されたと思って在庫があるうちに是非入手して聴いてみて下さい。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/25
完成度の高い”超怪作”なのでファースト・チョイスには向かない!サティは聴き飽きたという人には最適なボックスセット。 各サイトを見てみるとわかるが、近年のサティのピアノ作品集としては非常に評価が高いが上記したように完成度は非常に高いがどちらかというというと従来のサティの演奏イメージを覆す”超怪作・超怪演”の部類に属する。 サティはチッコリーニ(新録)、ロジェ、アウストボ、高橋悠治(2017)とこちらを所有して気分によって聴きわけているが、Gymnopédie Iの演奏時間 に関して云うとチッコリーニ、ロジェ、アウストボ、 高橋悠治そしてこちらのイェローン・ファン・フェーンはなんととケタ違いにゆっくり演奏されているので曲のアウトラインが掴みにくく曲によっては別の曲のようにも聴こえるので聴く人によっては違和感を感じるかもしれない。 しかも、Vexations『ヴェクサシオン』に関しては47回も同じフレーズがディスク1枚分に亘って繰り替し演奏されているが驚くべきはその正確さで興味のある方は各フレーズの演奏時間を見ていただきたい。 チェリビダッケはホールの残響が濁らないようにゆっくりしたテンポで 指揮していたと云われるが、イェローン・ファン・フェーンの演奏もヘッドフォンでよく聴いてみるとピアノの残響が濁らないよう細心の注意を払って演奏、録音しているのがわかる。 録音も優秀なのでピアノの弦鳴りや胴の共鳴まで克明に記録されている。 ファースト・チョイスでBGMとしてもお考えであれば個人的にはアウストボ、高橋悠治(2017)あたりがオススメ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/19
ドビュッシーはこちらのボックス・セットの他に定盤と云われるベロフ(新録全集)、ミケランジェリ(全録)、アース(2枚組選集)、ロジェ(2枚組選集)のCDを所有していて気分によって聴きわけているが、ぶっちゃけフランソワの演奏が演奏面では最も「緩い」ので一音漏らさずカッチリした芸術的なパフォーマンスを求める方には全くオススメできない。 芸術的な表現を求めるのであればミケランジェリ、カッチリしたパフォーマンスを求めるのであればベロフ、BGMとしての聴きやすさも求めるのであればロジェかアースと云ったところだろう・・・ ではフランソに何を求めるのか? 個人的には頭で考えたパフォーマンスではない、天才しか成しえぬ感性の発露と美しい表現力なのではないかと思う。 粗さがしをするのではなく、そういう観点で聴いてみると二度と同じには弾けないJAZZのインプロピゼーションのような一過性のスリルを満喫できる。 私はもともとジャズがメインなのでフランソワだの演奏が最もシックリくる。是非、フランソワのベルガマスクと子供の領分を聴いてみてほしい。私の云っている意味が分かっていただけると思う。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/18
個人的にはドビュシーのオーケストラルとしてはまず聴くべき名演! ドビュシーのオーケストラルはセル、カラヤン(1977)、ブレーズ(DG盤)、チェリビダッケそしてブレーズのこちらのCD所有している。 ドビュシーのオーケストラルとしては一般的にブレーズ最晩年の1990年初期のDG盤が定番とされるが、何度聴いても個人的にピンとこない。 フランス音楽はそれ自体捻りが効いていてドイツ音楽などと比較すると楽曲に直線性がないので演出過剰な演奏だと諄くなり、掴みどころのないものとなってしまう。 そういった点ではブレーズのDG盤は演奏自体に問題があるわけではないが、これはストラヴィンスキーにも同様に云えることだが、加齢によって指揮の瞬発力がドビュシーの楽曲の表現に追い付けていないため演奏に混濁を感じるのかもしれない。 セル、カラヤン、チェリビダッケは流石に巨匠と云われるだけあってフランス音楽の特性をよく理解していて過剰な演出を抑えようとする意図が見える。 上記のような観点から評価するとこちらのブレーズの演奏(SONY)が個人的には最高の評価となる。 ドビュシーのオーケストラルとしてはまず聴くべき名演と位置づけている。
個人的にはロジェの最高傑作!美しい透明感と「間」の表現が秀逸! ロジェというとラヴェル、ドュビッシー、サティ、フォーレの演奏で定番とされる名盤を残しており、特にモニク・アースと同様、フランス音楽のピアノ演奏では揺ぎ無き評価がある。 昔から「フランス音楽でロジェのピアノにハズレなし」と云われるが、ラヴェル、ドュビッシー、サティについては近年、芸術性を重視した名演が量産され立ち位置が微妙ではあるが、フランス音楽を楽しく聴かせるという点については今でも定盤たる位置づけは変らないと思う。 最近名演とされるフランス音楽のピアノ演奏は機械のようにパーフェクトな演奏技術と芸術的表現という点では驚嘆に値するし、評価すべきものではあるが、反面、音楽で最も重要な要素である「楽」の部分が脆弱に感じることがある。 その点、ロジェの一連の作品は演奏における「知」と「情」のバランス、フランス音楽に欠かすことのできない「陽気」さと「翳」が見事に表現されている。 そういった理由で数あるロジェの作品群の中ではこちらとフォーレが個人的には最上位の位置づけとなっている。 ロジェのプーランクは1枚ものとこちらの2枚組のものがあるが、1枚では収まりきらない名曲・名演が多いので入手されるのであれば、是非こちらの2枚組をオススメいたします。必ず素敵な宝物になりますよ!
結論から云うとピレシュの室内楽録音全集は私のジュエル・ボックス=高荷箱です! 録音全集というと大抵は一貫性のない音源の寄せ集めになりがちで特にポリーニやアルゲリッチはその傾向が強く作曲家ごとのコンセプトを捉えようとする場合。別に全集を聴く必要があるが、こちらのボックスセットは ベートーヴェン、ブラームス、グレイグのヴァイオリン・ソナタ全集の意味合いも兼ねている。 勿論、バイオリンはこのあたりの演奏には定評のあるご主人様のデュメイなのでピレシュとの息もピッタリあっている。 CD単売ではピレシュではなくてデュメイのクレジットになっているので実質的にはピレシュとデュメイのバイオリンソナタ全集という見方もできる。 ピレシュ・デュメイ夫妻を中心としたリラックスした中にも緊張感のある 密度の高い演奏を聴くことが出来る是非とも一度聴いていただきたい名演集だ。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/17
Saint-SaënsのViolin Concerto #3はチョン・キョンファとこちらのグルーミォの演奏を聴いているが、キョンファの演奏のように演出していないので個人的には聴きやすく感じる。 ピアノ曲にも云えることだがフランスの楽曲はドイツ音楽と比較すると曲自体が捻ってあるので、ソリストがあまり演出しすぎると失敗した油絵のように掴みどころのないものになってしまう。 流石にグルーミォの演奏はそのあたりの勘所がキッチリと押さえられているので何度聴いてももたれない。 Saint-SaënsのViolin Concertoの演奏としてはスタンダードたりうるものだと思う。
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