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build2destroy さんのレビュー一覧 

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     2013/04/27

    約30年遅れで殿下の虜になり、オリジナルアルバムだけでは飽き足らずカヴァーにまで手を広げて購入した一枚。といってもこのアルバムはリアルタイムで聴いていたためむしろ、”Dirty Mind”アルバムで”When You Were Mine”を耳にしたときあまりに懐かしくて驚いたくらい。淡泊なPrince ver.ももちろん良いが、若干遅めのテンポでしっかり情念が込められているCyndi ver.は、原曲のポテンシャルを120%引き出すカヴァーのお手本。

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     2013/04/27

    約30年遅れで殿下の虜になり、オリジナルアルバムだけでは飽き足らず提供曲にまで手を広げて購入した一枚。ジャケも素晴らしい。さて”Love Song”における聖母と殿下の饗宴ならぬ共演は、呪術的なリフレインを有する徹頭徹尾Prince印で単体としては大きくうなずけるのだが、LPでいうところのA面のど真ん中という本作でのポジションにより…好意的に解釈すると異彩を放っている、と形容できる。

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     2013/04/27

    約30年遅れで殿下の虜になり、オリジナルアルバムだけでは飽き足らず共演曲にまで手を広げて購入した一枚。ジャケットの赤い靴が美しさ以上に暗さを放出するのに呼応して陰鬱な曲が並ぶなか、Princeのポップセンスあふれる佳曲”Why Should I Love You ?”が一筋の光明になっている。「変態っぷり」はKateも負けず劣らず、という感じ。LPでいうところのB5というポジションも絶妙で、雰囲気を壊すことなく自然にJeff Beckがゲストのラスト曲へとつながっていく。

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     2013/04/27

    ”Temple of Rock: Live in Europe” にボーナスとして収録されていたHigh Voltage FestivalでのMichael Vossの唄が同じ名前のよしみか、主役のDoogie White以上にMichael Schenkerにフィットしていたため気になり、ルーツを探っているうちに到達した一枚。独産のバンドらしくシンフォニックなイントロで幕を開ける。#1,2,4といったヘヴィメタル然とした楽曲よりもメロウ&ポップな#5-9の方が、独のJon Bon Joviの異名を持つMichael Vossの甘くハスキーなvoが活きる。まろやかに熟成された現在とは異なり固さはあるが、独特の声質はやはり魅力的。Sweetのカヴァーである#10は選曲センスと本編ラスト(#11はボーナストラック)というポジションの妙。#3はインスト小曲。Best TuneはSEが艶っぽい”Wild and Seventeen”。

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     2013/04/27

    コミックスを手にした瞬間わかる収録話数の多さと、敵味方が目まぐるしく集合離散して発生する頻繁な場面転換のおかげで脳内GPSが現在位置確認に手間取り、読み終わるのに一時間以上かかってしまった本巻。
    見所はやはり、薄桃色のコートをまとった覇気使いの剣士たしぎちゃん。相変わらず泣いて下唇を噛んでばかりでサンジやゾロに助けられてはいるものの、ついに必殺技を発動。肝心のシーンでめがねをかけていないのは「めがね大佐」として問題だが、ゾロの肩の上でさえ刀マニアぶりを発揮している姿は微笑ましい限り。
    女の涙が落ちる音に反応し声援と心配は「黄色」のみを受け付ける聴覚、いかなる女も蹴らず死を選ぶ心意気、そして類い希なるリーダーシップを兼ね備えるサンジ。戦闘シーンは多くないものの着実にポイントを重ねている。
    SBSによるとロビンちゃん三十路到達…そして身長は一味内三位の188cmもあるのか。ナミより18cm高いのだけれど、スリーサイズはB100,W60,H90で各2cmずつ多いのみ。どちらがよりナイスバディなのか、気になるところ。
    回想シーンのモネ(左腕の刺青のせいでナミかと思った)はふつうに人型だったのだけれど、ユキユキの実+トリトリの実モデルハーピー(SMILE)のハイブリッド? 70巻700話での「PH編」完結が待ち遠しい。

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     2013/04/27

    本作は2012/5/13 ティブルグ(蘭)013で収録されたもの。オープニングSEは残念ながら”ワルキューレ”ではなくWilliam Shatnerのナレーション(”Temple of Rock” #1 intro)。続けて”How Long”が脳内再生されたため、”Into the Arena”のリフにめちゃくちゃ戸惑う。ソロ時にリヴァーブかけ過ぎでは? と感じるもののここ数年、コンスタントに作品をリリースして楽しませてくれている神は、1955年生まれの58歳。ライナーでステンドグラス調のど派手Vを手にした御身はかなり痩せていたのだけれど、だいじょうぶなのだろうか。

    プレイはともかく選曲がちょっと…初期のヘヴィな曲比率が高いことに加えリズム隊の面子のせいか、SCP:6曲, UFO:5曲, MSG:6曲, and ”Temple of Rock”:2曲と蠍団比率が異様に高い。”Lovedrive”からの3曲は自身が参加したとはいえ、”Coast to Coast”以外のインストも含めてmustな楽曲は他にいくらでもあったはず。voのDoogie Whiteは高音の伸びは悪くないが、変な巻き舌が気になった。全般的に歌詞が怪しい点も。Michael Vossではだめだったのだろうか(ゲストで唄っているのに)。

    Disc2 #7-11は、2011/7/24にロンドンのヴィクトリア・パークで行われた”High Voltage Festival”を収録したボーナス。voのMichael Vossは”Armed and Ready”や”Another Piece of Meat”といったロケンロータイプの楽曲に実によくフィットしており、もっと聴きたくなった。R.Schenker, P.Way等が参加するラストの”Doctor Doctor”は、アウトロに被るメンバー紹介の際の”.... My name is Michael Voss!! ....”というMCがなんとも素敵。

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     2013/04/27

    コミックス一冊(以上)を費やしたシリアス編終了の反動からか、あまりにはじけ飛んた表紙(本編のダイジェストになっている)に驚かされる本巻。兄妹愛や進路といったまじめなテーマを取り上げつつ、中身でも振れ幅大きく笑わせてくれる。特に体育祭の回は最高! ショートショート形式は相変わらずハズレがない。キャプテン、ホリーとともに雌豹枠の一角として登場したデイジーちゃんが転倒してしまったのは残念だったけれど。

    セルフライナーノーツでスタッフ不足の時期があったことを知ってしまったせいかもしれないが、いつもとは画のタッチが異なる印象を受けた。

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     2013/04/27

    コミックス派なので、きりよく新章の幕が上がるといつも以上に期待感が高まる(前編の最後が駆け足だったこともあるし…)。バーミーや婚約者(とその影武者たち)が使い捨てられず再登場するだけでなく、第一話から出ているメインキャラの半袖が新章の主役に抜擢されたのは嬉しい限り。仲間になったかつての敵が新たに登場した最強の敵の前に倒れ、絶体絶命のピンチに強敵(とも)が駆けつけるという展開はジャンプのお約束とはいえ、やはり熱い。そしていよいよ、『曲がりなりにも』生徒会長(球磨川ドッペルとは目をつぶって闘って欲しかった)が大活躍する舞台は整った?
    宗像先輩と善ちゃんが一緒に登校する『いつも通り』の風景にホッとしたり、学食(?)に設置してある『漆黒の花嫁衣装』編の成功報酬(ドリンクバー)、くのいち版や全開パーカーといったおまけページも充実している本巻。カバー下の劣化大嘘憑き使用前と後の写真に加えて本編の「知らない…よ?」、で喜界島ちゃんと再会できる(部活中のため眼鏡レスなのが惜しい)。

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     2013/01/30

    Princeの5th.アルバム。1980年代に洋楽の扉をくぐりPrinceの噂も当然、いやというほど大量に耳に入ってきていたがイメージに引きずられ、結局聴かずじまい…物理的なモノはもちろん、アートとしての作品でさえ色褪せるのに十分な30年という歳月を経て初めて体験したときの戦慄はまるで、音楽的racist だと非難されているかのようだった。

    本作は全11曲ながら長尺曲が多く、一気に聴こうとすると70分以上かかる。かといって曲単位ではせっかくのアルバムコンセプトが台無しになってしまうので、リリース当時の2枚組LPの4面単位で聴くことが多い。Best Tuneは決められない。Best Sideも難しいが強いてあげるとすれば、ナイトキャップ的役割の SideD。

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     2013/01/30

    Spenser Novels #2/39(1974)。永遠の恋人、Susan Silverman が登場する本作。学校の guidance department に所属する彼女に出逢い、一緒に行動するために少年の失踪を構想したのではないか、と勘ぐってしまうほどスムーズに話が進んでいく。惚れた直後にありがちな、彼女のなにもかもすべてが素晴らしく感じられて仕方がない、という状態の Spenser が微笑ましくかつ羨ましい。Susan が絡むことによりパイロット版的な位置づけの前作では若干不安定要素があった演技も安定し(Spenserのキャラクターが固まった)、息の長いシリーズが始まる。Spenser の公私混同っぷりにいろいろはらはらさせられるのだけれど、これこそ作者の術中にはまってしまっているのだろう。

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     2013/01/28

    前著「イメージでわかる単語帳―NHK新感覚☆キーワードで英会話」の最重要と思われる基本語150個に、本書の91個が加わる。取り上げられた単語数は少ないが、そもそもすべての単語をこの形式で学ぶことは難しいので、巻末の「ネットワーキングで拡張語を学ぶ」を読んで各自が補完していかなければならない。
    本文を精読後、各セクションの「Review」ページのみをコピーし前著分と合体させ、基本語のコアを一覧できる最強の「薄い本」(全20ページ)が完成した。単語のコアを体得することにより、テキストを読んだ際によりリアルな感触をイメージできるようになることを期待する。

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     2013/01/24

    「ハリー・ポッターの売上を抜いた!」という煽り文句にのみつられて読み始めた(うそ)。女子大生(もう卒業してしまったけれど)の一人称で描かれており、事細かに書き込まれた彼女の心の動きが、英語で読むがゆえにたどたどしくしか理解できず、それがまた良い、という感じ。現在中盤の ”CONTRACT” を読んで Ana と一緒に呆れているところ(まぁアメリカは契約社会だからこれもありなのかもしれないが)。ビデオ、パソコンそしてDVD普及の原動力は常に「H」だった。電子書籍も同様か?

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     2013/01/24

    ロバート・B・バーカー「夢をみるかもしれない/おそらくは夢を」を読んだ。原書で読みたかったのだけれど入手困難なので、本作を手に取りページをめくる。映画 ”三つ数えろ” の影響かどうしても、雨を連想してしまう。冒頭で依頼人(と読者)に自己紹介する Marlowe が印象的。登場人物がみな、なにかしらの理由で下を向いたまま、なんの救いもないまま終幕を迎える。窓の外の雨音がBGMになる。

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     2013/01/24

    全七巻の折り返し地点となる本作。友情が壊れかけたり、淡い恋心に胸を焦がしたりという同年代のこどもたちと同じ事を経験しつつも、「V」復活という決定的なイヴェント発生によりここから、物語は徐々に明るさを失っていく。600ページを越え、読むのは楽しいから良いのだけれど、辞書みたいな厚さなので持ち運ぶのがたいへん。まぁでも、分冊されると出先で上巻を読み終えてしまったときにイライラするから、これもありかな。

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     2013/01/24

    両親を早くに亡くし、唯一の肉親であるはずの伯母さんはあんなんだし、という天涯孤独のハリーにとって、父親の親友でありかつ自分の名付け親である人の存在は大きな心のよりどころになる。手紙に同封されていた「許可証」が、「わかってくれてるね〜」という感じで嬉しい気持ちにさせてくれた。ところでハーマイオニーとハリーの間には友情しかないのだろうか? お互いに相手を深く、信頼かつ心配しているように見えるのだけれど。

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