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JCS さんのレビュー一覧 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/27

    石井宏のライナーノーツが繰り返し使はれてゐるのは、分かりやすく本当のことが書いてあるからと思ひます。なかで晩年のルービンシュタインとの共通点が触れられてゐます。わたしが感じた共通点は、誰しも心は動くのでせうが、目はぶれず、動じないこと。素質、タイプだと思ひました。二人とも、何を弾いてもこの人だな、と分からせ、同時に曲のすべてを生かし花咲かせてゐる、輝かせてゐると言へばよいか。ルービンシュタインの豪華さ、たくましさはなくて、空気のやうな霊的な世界を見ておいでで、そちらの世界へ移つてしまつておいでの度合いがずつと多いやうに感じます。どれも絶品の演奏です。最後の夜想曲はすこし疲労が出ておいでかな、と思ひましたが。当たり前のことですよね。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/21

    全部持ってるのに、買ってしまった!(マゲローネは、BrilliantのDFDブラームス歌曲集に入ってる)音がよくなっているか、と思ったのだけれど、残念ながら変わらないか、痩せてキツくなっているか、どちらかの様。LPのときもそうだったが、曲の組み合わせを変えて、長時間詰め込むと、音は悪くなるよう。これは常識ですか?またホロヴィッツの奥さんが、「CBSのCD化編集は、もとの曲順をそのまま活かしてくれて、亡夫の意思が尊重されて嬉しい」と言っていた。(この点、EMIより Grammophonが優れている、リヒテルの全集では。音もそう。)で、ファンとしては減点★★。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/21

    「権利関係のせいで回収」までされたもの、とは具体的になにがあったのでしょうか。というのは、以前S堂が無料配布していた月刊誌に、リヒテル自身からテープを渡されて、製品化販売の許可を与えられたV社のプロデューサーのいきさつその他の記事が掲載されていて、申し出には天にも昇る心地だったが、販売権利のギャランティの高額を予想して躊躇していたら、リヒテル自身が怒り出し・・ということでした。結果は契約成って、例の「平均律」を含む七巻の「巨匠リヒテルの遺産」として販売されたのでした。このサン=サーンス、ガーシュウィンはそのなかの一巻です。解説書の製作も含め、リヒテルに対する感謝と尊敬を表す努力がなされた製品でした。私はファンですから、専用ピアノほかを提供されたヤマハの人たちに対しても、ですが、やはり嬉しいことでした。ご本人はジャズを弾くこともあったそうです。アフリカ系米人やバーンスタインのようには響かない、と言われても、そんなことは始めから分かっていることで、そんな風に弾けたら、まるでお化け。アメリカ嫌いだったという人がアメリカ音楽を弾く、その方が興味深々です。いつものように繰り返し(わかるまで)聴いていきます。

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     2010/11/21

    HMVレヴューにある「プレートルの節回し」が好きなら、いいのかも知れないけれども、総じて強引、人工的な感じがしてしまった。カラスの伴奏をしていた頃の直線的な感じを思い出す。最近のドイツ音楽の評判は本当なのか。音を出すのはオーケストラだから、オケが上手でないのか。しかしご高齢で、皆さんもご存じのように、体がもう硬くなってしまっておられて、拝見するのが苦しい。デヴィーアにも期待していたが、ノルマではまだ縮んでいる、広がっていかない。最後の「乾杯の歌」ではそうではないけれど。若いテノールは素直な歌いぶり。これからの人、と思われた。カメラを動かされすぎて、劇場の華美はよくわかったが、すこし疲れた。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/30

    高校生の時にLPを買って以来、何遍も聴き、CDになってからも何枚も買い、4枚か、5枚。まことに大指揮者で、どうしたらオーケストラがこんなに豊かで、細やかで、雄大で、雄渾な音楽を奏でるのか、奇跡のよう。抜粋の寄せ集めと言われれば、そうには違いないですが、ヴァーグナーのよくしゃべり、演説する音楽を丁寧に、緻密にたどりながら、やがてクライマックスとなる・・あまたの名指揮者のなかで、クナとフルトヴェングラーは、やはり他の方との比較はできない存在だと、わたしには一番わかりやすいCDです。曲目がすこし違うSHMも持っていて、比較すると、そちらはとても分離がきれいですが、音の腰が弱い、と感じられ、こちらの豊かで甘美な音のほうが好きです。すこしLPのパチパチ音がしますが。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/25

    後半の二枚目について、Living Stageのザラザラした音やOrfeo正規盤の整理された音よりも、会場の拍手も雑音もちゃんと入って、より豊かで生生しい、いちばん良い音だと思います。むかし、金文字だったかの豪華なジャケットに入っていたという記念LPがCDで復活を期待する記事を読んだ記憶がありますが、その人にも、他の人にも、喜ばれるのでは。Archipelに期待します。田舎のたくましい楽隊の音楽と響いて、入り込めない、受け入れられない人もあるでしょうね。受け入れられるひとには、どうしたら、こんなテンポの大変化、表情の大変化ができるのか、不思議でしょうね。巨人、巨匠、天才とかいうレッテルでなくて、その不思議に驚嘆し続けているから、ファンになります。おらが国さの音楽を、着飾った紳士淑女が耳を傾けて喜んでいる。それもすこし不思議な気分。音楽が生活感に満ちていて、音楽が生活、人間と離れていない・・そんなことを考えます。同時に自分がドイツ人ではないしな、とも。Orfeoには入っていない「舞踏への勧誘」は誰の編曲か、ベルリオーズが天才だという証明のよう。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/21

    初めて買ったワーグナーのLPがこれ。黄昏とトリスタンの組み合わせで、高校生の時だった。それからいくつもクナの演奏で聴き、やがてCDの時代になった時、高級なオーディオでなかったから、音の分離とダイナミクスの差で、LPはみな処分した!今度はSHM−CDという。クナの特徴と思っていた音の厚み、重さがずい分減って、そのかわり、分離と個々の楽器の甘美さが聞えてきた。硬い、キツイと感じていた二ルソンの声さえ。どっちが「正しい」んだろうか?実演を聴いたって、会場、座席の違い、自分の体調等々、当てにならない自分の感想。この演奏を聴かずして、ワーグナーとその演奏を云々するなんてナンセンス、と思う程ですから、余計「正しさ」が気になります。 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/12

    アメリカの会社に20年勤めたから、このボスの、それもニューヨークのボスの感じはよく分る。自負心たっぷりで、エネルギッシュで、切り込み隊長。激しい生存競争に、ついて来れないのは見捨てる。めいめい自分の責任だろう!?と。それを天下のメリル・ストリープが演ずるところも面白い。もちろん名演です。日本人の会社員がこの映画を見て、どう思うのかな。しかし欧米の映画はみな、自分の(個人の)責任を追求しているのだろうと思いますが・・・正々堂々とても行動的、痛快な映画です。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/12

    なつかしい、40年近く前、高校生の時に映画館で観た。ドキドキして見たストリップ・シーンがDVDにはないが、何故?NHKの大河ドラマと大違いで、伴奏音楽が実に少ない。だからあの主題歌がとても効果的。最近新訳も出た原作は読んでいないが、この映画だって単に甘いロマンスとはだいぶ違うように思った。そもそも男だって金持ちマダムのお相手で、ほかの登場人物を映す(表す)角度もいろいろで、それぞれ色んなことを言っている。ハッピーエンドではあるけれど。アメリカでの予告編がおまけになっていて「あなたが望む逸楽がここにある」と言っている。ふーん当時はそうだったのか。それとも客寄せ文句?映画の批評だってどんなものか、封切のその時の批評、それとも40年後の批評?いろいろ感じました。HMVの「商品の詳細」には、どの商品にも、何故か書かれていないが、1961年制作。ありがとう、とても楽しみました。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/17

    フィギュアの真央ちゃんをTVで初めて見た時のオドロキと似てる!重さのない妖精のような。それは今はかなり失われてしまい、重さがあってプロらしい充実した別のことを見事にやっておいでですが。河村さんの微妙な、やわらかで重さの無い歌は、西洋人から聴いた事はまったくありません。とても感動しました。日本人の演奏に残念ながら多い、何を歌っているかよく分からない、のとは全くちがう。庄司紗矢香さんを初めて聴いた時と同じように、この頃の若い西洋育ちは違うのだろうな、とも考えました。

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