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うーつん さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/01

     しみじみとした、とても深くて、そしてとてもやさしい演奏だ。シューベルトに対して深い慈しみを感じさせるピレスの演奏に、聴くたびに心を打たれる。   また、「大いなる旅」と題された曲集でもあるので、曲を書いたシューベルトの歩み、この盤を捧げられたリヒテルの歩み、演奏しているピリスの歩み、そして聴いている自分の歩みに思いをはせることもしばしばある。そんな意味でも大切に聴いていきたいCDと思う。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/01

    グルダのピアノがとても楽しい。他の人がこんな弾き方するとひんしゅくを買いそうだが、グルダの自由なピアノがオケの間をいたずらっぽく駆け回り、非常にくつろいだ感じがする。自然にわくわくしてしまうモーツァルト(とグルダ)の傑作。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/31

     アーノンクールのCDは正直言ってあまり好んでいない。なにかあざといというかキツイというか・・・そんな感じをもってしまっている。でもこのレクイエムは好き。私にとってモツレクといえばこの盤のこと。オケはあまりギチギチした感じがなく、迫力や繊細さの描きわけがすばらしい。そして特に気に入っているのが声の響きの美しさ。独唱・合唱の声が渾然一体となりホールに反響し降りそそぐ・・・そんな美しさがある。  ムジークフェラインザールの音響のふくよかさが伝わる。Kyrieの峻厳さ、Dies Iraeの恐ろしい迫力、Lacrimosaのこみ上げるような祈り、Domine Jesuの合唱によるホールとの一体化・・・モーツァルトがどこまで書いたか、誰が補筆したかなど考えるのも大切だが、そういうことを超えて訴えかけてくる迫力と作品への愛を感じさせる。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/31

     デンオンのセッション録音の10年位前のライヴ。セッションで録った1997年の演奏よりは自然な運びでそれほど違和感なく聴けるのではないだろうか。   この盤で特にすばらしいのが音の流れの美しさ。個人的な感想として、ほのかに青みがかった、抒情的な水の流れのような音とそれによって構築された音の流れや重層が、次第に重くのしかかってくる。しかし、その重みも第1楽章の不気味なトリルで解消され、また構築されていく・・・。わけのわからないレビューで申し訳ないが私にはそういうように感じられるのだ。このCDを購入したのはかなり前だが今でもアファナシエフのディスクの中で特に好きなことにかわりはない。アファナシエフの遅さに我慢できない方にも我慢していただけるであろう遅さ。なによりシューベルトのこの美しいソナタが好きな方にこそ是非手に取っていただきたい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/26

     はじめ発売された時、「ツィメルマンがラフマニノフ?」とびっくりしながら買った記憶がある。聴いてみるとラフマニノフらしさというかロシア音楽という色合いは薄いような気がした。でも、演奏は凄い。第1番でこれほど雄弁な演奏ははじめてだし、第2番の演奏もぼやけたところはなく力強い。オケで言うと第2番・第2楽章のフルートや弦の美しさは今までのどの盤より気に入っている。小澤征爾の指揮というよりツィメルマンの解釈がより反映されたのだろうか?  ラフマニノフの2番の新しい演奏だと思う。1番もこの盤でその価値が高まると思う。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/26

     生々しい演奏だ。ABQの師事を受けたカルテットということだが師のコピーにとどまることなく独自に発展していきそうな勢いを感じた。
      4人の奏者が揃って前に切り込んでくるような音と雰囲気をもっている。同曲はABQ盤でよく聴いてきた。G.ピヒラーの美しい音が、シューベルトの恐ろしい空気を和らげてくれたり、または「これは夢だった」と思わせてくれたりしている・・・と感じたものだ。さらに逆に美しすぎてよけい凄味(D810やD887の第2楽章など)が増すこともあり、そこが好きな点だった。  アルテミスSQにはその美しさはない。4人そろってシューベルトの恐ろしさを美音のフィルターへ通さずに表現しているような感じがする。ウィーン的なロマンはあまり感じないが、何度も聴いていきたいCDだ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/25

     いぶし銀すぎるくらいに渋い1枚。白熱してうなったりうるさくなったりしない。そうなった時のCDも楽しいが、こういう演奏の時もあるんだなと感心してしまった。感興のベクトルが外ではなく、内側に向いているような演奏。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/25

     序曲から実に愉しい。室内楽みたいな雰囲気でオペラが楽しめる。各歌手の生き生きとした歌唱とオケのきびきびした演奏、この両者をひとつにまとめるアバドのタクト。3つの良さがひとつにまとまった爽やかなCDだ。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/25

     バーンスタイン盤で聴きなれてしまっているためか、さらっとした感じに聴こえてしまう。とはいっても内容が薄いわけではない。いろいろな音がベルイン・フィルによってはっきりと聴こえてくるのが凄い。バーンスタインが男泣きに泣く様を見せつける演奏とするなら、アバド盤は一滴涙が流れるシーンをきれいな映像で描きだすような・・・。明瞭に、整然と演奏が「死」に向かって進んでいく。その先にあるであろう「死」もアバドにかかると暗い冥府へ沈むものではなく、光の中を昇っていくような印象に変わっていくように感じた。個人的にはバーンスタイン盤(ACO盤&BPO盤)の方が好きだが、こういう演奏もいいものだ。

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     2013/05/25

    久々に取り出して聴いたらやはり良かった。このライヴCDでは、拍手はかえって興をそぐ気がする。拍手のトラックは入れずに聴く方が音楽に集中できる。
     冒頭の幻想曲K475の第一音からすでに「内田光子の世界」に染まっており、同時にモーツァルトの深遠な世界に踏み込んでしまった感じがする。プログラム全体が仄かに暗い印象に包まれているが、決してどんよりした感じは見られない。むしろ明確に、決然とその雰囲気を音で表現しているように思える。  彼女の手にかかるとK545(特に第2楽章)のような聴きなれた(あるいは聴き飽きた)曲でさえも新鮮で深い思念に駆られる曲に変わるから不思議だ。
      最後のアダージョK540で、死に絶えるように終わる・・・モーツァルトの、喜劇的な悲劇の人生の幕が静かにおりるような印象をもってしまうのは考えすぎだろうか。 そういうことを考えてみたいかたにぜひ聴いてみていただきたい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2013/05/15

    まず、ジャケットの異様さが買う人をひかせてしまうのだろうか? なぜこの絵なのか? 詳しくはライナーノートを参照いただきたいがそれにしても・・・。  で、内容だが私は充実していると思う。曲目もアファナシエフならではの選曲。幻想曲の、霊魂が浮遊するような雰囲気、ハ短調(破綻調?)ソナタの疾走する絶望感・・・。音の芯(?)が強く、あいまいな部分がない。彼の演奏だから軽やかな演奏はあり得ない。だから愉悦感あふれる軽やかなモーツァルトを期待される方にはお勧めできない。その代わり普段のモーツァルトにはない「裏の顔」、言いかえるとモーツァルトの心の闇というか振幅の広さを感じたい方に試していただきたい。こういった演奏も許容できるモーツァルトの音楽ってやはり凄いと感じてしまう。  それにしてもこのジャケットはなぁ・・・。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/15

     いちどこれで慣れてしまうと他の演奏が軽く感じられてしまう。ブラームスの晩年の心境を「ツイッター」したような小品集だからさりげなくノスタルジックであればそれでいいのだろう。だが、アファナシエフはそれでよしとしていない。ふつうならさらっと過ぎてしまう部分を持ち前のテンポ設定で凝視していく。ノスタルジーというきれいな言葉では汲み取りきれない苦痛や孤独、そこからの解脱を表現していく。小品集という枠組みを超えた重い内容であるが混じりけのないきれいな音で紡いでいかれるため極端な悲惨にはつながらない。さらっとした演奏に充ち足りない方にお勧めしたい。これの後に出た「バラード、ラプソディ、作品116」の巻もお勧めできる。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2013/05/14

    トリオとして最後(であってほしくはないが・・・)の来日公演に先立ってすばらしいgiftが届いた。ライナーノートによると前作までが2001年前後の録音が目立っており、当盤の2009年収録は一番新しい方の部類らしい。  この数年の空白が何を意味するのかは分からないが、「いいものはいい」これに尽きると思う。アップテンポは「Tonight」のみ、後はスロー〜ミディアムテンポで腰を落ち着けて聴かせるような内容。「Stars Fell On Alabama 」では、不勉強でキャノンボール・アダレイのプレイしか聴いてない為、もっと濃密な歌を予想したが、静かな夜のとばりを思わせるプレイ。このCDの中でもっとも気に入ったナンバーとなった。 個人的には、前作「Yesterdays」よりぐっと渋みと遊びが増したような一枚と感じた。

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     2013/05/14

     車のクラクションに列車の通過、あちこちから聞こえる雑音や騒音やお喋り・・・。東京に住んでいると否が応でも喧騒が向こうから団体様でやってくる。そんな喧騒に疲れた時、このCDを小さな音量で聴くことがある。いつもは割と大きな音量で聴いてしまう方だが、このCDは囁く様な音量で聴くのが良いように思う。 ただひとつ、ピアノの音が存在感がありすぎるような気がする。もうすこししっとりした静かな演奏の方が合うと思うが贅沢な悩みか・・・。 

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     2013/05/06

    トリオとして最後(であってほしくはないが・・・)の来日公演に先立ってすばらしいgiftが届いた。ライナーノートによると前作までが2001年前後の録音が目立っており、当盤の2009年収録は一番新しい方の部類らしい。  この数年の空白が何を意味するのかは分からないが、「いいものはいい」これに尽きると思う。アップテンポは「トゥナイト」のみ、後はスロー〜ミディアムテンポで腰を落ち着けて聴かせるような内容。「アラバマに星堕ちて 」では、不勉強でキャノンボール・アダレイのプレイしか聴いてない為、もっと濃密な歌を予想したが、静かな夜のとばりを思わせるプレイ。このCDの中でもっとも気に入ったナンバーとなった。 個人的には、前作「Yesterdays」よりぐっと渋みと遊びが増したような一枚と感じた。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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