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　2021/03/12

台湾新幹線をめぐる多くの登場人物の物語を通して、立体的に大きな物語を構成する吉田修一らしい一冊。それぞれの物語も丁寧に書かれていて、本当にうまいなーと思う。台湾に行きたくなった。NHKでドラマ化もされたけど、そっちは失望以外の何物でもなかった。ドラマしか見ていない人は是非とも読んで欲しい。

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　2021/03/12

前作と変わらず世之介をめぐる青春群像劇。過去と未来が行きかう手法も前作と同様。なんだけど、前作が各エピソードを通して立体的に世之介の物語が立ち上がっていたのに対して、今回はただの連作短編集の域を超えておらず、期待していただけに残念。続続が出るとは思えないけど、今後に期待。

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　2021/03/12

新潮クレストブックということで、たまたま読みましたが、めちゃ面白い。面白いけど、最後はしんみりさせます。最初は何故こういう翻訳なのか不思議に思いましたが、最後の方で納得。面白さは翻訳者の上手さもあり。こう言っては何ですが、いい拾い物でした。

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　2021/03/12

贖罪のような読み応えのある長編も捨てがたいが、アムステルダムや初夜のようなさらっとした中編にこそ、この作家の魅力を見出せるのではないかと思う。この未成年も然り。読後、いろいろなことを考えさせる一冊だった。また、作中に出てくる音楽の使い方が上手いなーと思う。

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　2021/03/11

スコット・ラファエロが参加したビル・エヴァンズのアルバムは4枚あります。これに限らず同じアルバムでもいろんなバージョンが出ていて、チョイスに迷いがちですが、個人的にはこのKeepnews Collectionが一番しっくりくるかな。曲順や音質を含めて。迷ったらこれを押します。安いし。

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　2021/03/11

この人のおかげでディキシーランドジャズの楽しさに気づきました。あまり詳しくは分かっていませんが、ご機嫌なジャズといったところでしょうか。ウディ・アレンの映画で起用されそうなジャズ。なお、このジャケシリーズは5枚あると思いますが、それぞれに味わい深くておススメ。音も見た目も。

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　2021/03/11

いくつかのライブ盤が出ていますが、最もローラ・ニーロらしい一枚。オリジナル曲ももちろんいいんですが、カバー曲も素敵です。特にキャロル・キングのカバーは白眉。後年のライブ盤であるThe Loom’s Desireも違ったテイストなんで興味がある人は是非。

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　2021/03/11

ピアノ弾き語りのライブ盤。結構神経質な人だったのかなと思われますが（実際は知らないけど）、このライブ盤ではとてもリラックスした雰囲気で、のびのび歌っています。ちょっと硬さや情念？を感じるスタジオ盤とは異なるテイストで幸せな気持ちになれます。特に一枚目最後の曲のLet it be meが心に染みます。

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　2021/03/11

本当に本当に素敵なライブ盤。付属のDVDが少々雑なつくりになっているのが気になるが、流れてくる音楽は文句なし。個人的にはYou’ve Got a FriendからのUp on the Roofの流れが好きです。まるで映画のエンディングのようでグッときます。

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　2021/03/11

はっきり言って駄作だと思う。ストーリーもさることながら、特に持って回った言い回しが鼻につく。昔はそれがこの人の魅力の一つだったと思うが、今回はやたらと（）が多くて、それ必要か？？？といちいち躓く。意図的にやっているのであれば、成功していると言えなくもないが、小説としての価値は下げていると思う。

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　2021/03/10

読んでいて夕焼け三丁目（漫画の方）を思い出しました。時代も国も違うし、何より決定的に違うのは語り手がとても裕福な家庭ということだけど、失われてしまったものへの郷愁というか、そういうものを強く感じました。心に染みるエッセイです。紹介されるレシピは難易度高めですが…

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　2021/03/08

京都の中華というのはこういうものだったのかと目から鱗がベロンと落ちました。私みたいな関東人からすると、いわゆる町中華でもこんなに違うものかと衝撃です。身近な例で文化の変遷が分かりやすく記された良書だと思います。京都にしばらく逗留して、京都の中華を堪能したいもんですが、そんな日が早く来ることを願いつつ…

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　2021/03/05

これはこれでよいのですが…せっかく再発するのであれば、どっかの会場でしか演奏しなかったLove comes to everyoneとかクラプトンのパートも入れて完全版にしてほしいもんですが、何とかならないんですかね？別にDVDでもいいですよ。期待しています。

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　2021/03/04

たまたま聞きましたが、シューマンがこんな曲を書いているとは知りませんでした。指揮者や楽団の良さもあるのでしょうが、とても感動的です。シューマン好きのみならず、全クラシックファンにおススメ。生演奏で聴いてみたいけど、どこかの楽団がやってくれませんかね。毎年年末、横並びで第九をやるくらいなら…

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　2021/03/04

落語ファンなら一度は聞いたことがあると思われる百川と江戸の料亭についての本。実在したお店という話はなんとなく聞いたことがあったが、こんなにちゃんとした料亭だったとは知らなんだ。とても落語からは想像できない。百川というよりもこの時代の料亭に興味があれば面白く読めます。その辺に興味がなく、落語にしか興味ないという人にはちと厳しいかも。