交響曲全集[第0番−第9番] ショルティ&シカゴ交響楽団(10CD)
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白文鳥 | 愛知県 | 不明 | 2021年07月16日
1977年来日の折、名古屋から大阪までマーラー5番を聴きに行きました。第二楽章のチェロのユニゾンの最弱音に痺れ、第五楽章の圧倒的大団円に熱狂したのが昨日のよう。が、それを最後にショルティは遠い存在になってしまいました。その後二十代に入ると、評論家の批評や世評を鵜呑みにするようになり、ショルティは遠い存在になってしまいました。ブルックナー=精神性という図式が王道のわが国では、ショルティのブルックナーなど問題外と評されていました。私も歳を重ね、定年退職し、音楽に浸れる時間が増えたのと、追い討ちをかけるようなコロナ禍。棚の飾りになっていたショルティのブルックナーboxを、今までのお詫びのつもりで聴き始めました。外面的とか機械的などと評された当盤ですが、とてもそんな印象は受けませんでした。ブルックナーはこうでなければならない、というある意味排他的な論評を打消すパワーがショルティのブルックナーにはあります。若い世代の例えはバローのような独善的解釈するよりはずっと普遍的な演奏です。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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古き良き時代 | 大阪府 | 不明 | 2020年03月25日
DECCAらしい楽器の分離が美しい名録音でした。同時に特に管楽器の迫力には圧倒されました。 「精神性がどうのこうの」と言った評価は小生には解りかねます。但し、徹底的に正確に力強くメリハリをつけて、言わば楽譜の隅々まで見渡せるような演奏には感服してしまいます。 色眼鏡をかけないで見たら(聴いたら)、文句なしの最高峰の全集の一つと言えます。少なくとも一部で絶賛されていたヴァント盤よりも実力は数段上です。買って損はありません。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ベリオ | 東京 | 不明 | 2006年02月02日
ヨッフム、レーグナーについで、3本目の全集になります。音質の良さは感激です。音の作りも、以前から評判に聞いてたCSOの金管群の充実ぶりを堪能してます。^^3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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あき | 神奈川 | 不明 | 2005年07月02日
壮大な建造物を連想させる極めて高い次元に到達した演奏である。「情熱」や「寂しさ」などという俗世間の低次元な感情などは完全に超越しているといえよう。はっきり言ってこの演奏芸術を前にして、朝比奈やクナ、ヴァントなど到底足元にも及ばない。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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新宿系歌舞伎町 | 東京都 | 不明 | 2005年02月08日
録音・演奏共に揃った素晴らしい全集。やれ深みに欠けるだの表面的だのと言われるSoltiだが、そんな事は全くない。聴こうとしなければ、出ている音は、どんな音も雑音に聞こえるものだ。全体にリズムのsoltiらしいが、何故か6番の出来が一番悪い。6番に関してはレガート魔で6番なんか失敗に終わりそうなカラヤン盤の方がオモシロイ。演奏とは一口で語り切れぬものである良い例だ。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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武道家 | 兵庫県西脇市 | 不明 | 2004年05月17日
さすが、ショルティ、強固な構成で 緊張感も抜群。シカゴ響のブラスセッションは凄いパワーである。 それでいて、嫌味は全く無い。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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新青騎士 | 不明 | 2003年11月05日
過去のブルックナー全集の中で一番完成度が高く、これを越える演奏はまず99%出てこないだろう。特に素晴らしいのはあまり演奏されない0番で過去にバレンボイム=シカゴ響で聴いていたが、同じ曲とはとても思えなかった。特にブルックナーはポリフォニックな処理を聴きとれないと彼の意図が把握出来ない。あの金太郎飴のブルックナーはちょっと…という方でも是非この演奏は聴いてみてほしい。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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