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ブラームス(1833-1897)

CD ピアノ協奏曲第2番、4つのバラード ブレンデル、アバド&ベルリン・フィル

ピアノ協奏曲第2番、4つのバラード ブレンデル、アバド&ベルリン・フィル

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年04月28日

    1991年アバド/BPOバックで収録したブレンデル二回目のブラームス ピアノ協奏曲第2番で1992年レコード・アカデミー賞受賞演奏盤であります(一回目は1973年ハイティンク/RCOがサポートの録音)。演奏タイムは@18’00A9’23B12’23C9’26とややゆったりしたテンポ感(特に前半二つの楽章)でありアバドがBPO担当就任し間もない58歳の頃のサポートは大変(イタリア系でもあるのでしょうか)美しく、ブレンデル(当時60歳)もその頃時折言われた理屈っぽさもなく情感豊かに弾き進めています。先ず第1楽章冒頭のホルンの美しい響きでこの演奏雰囲気の大筋がつかめる様な導きで粒そろいのハッキリしたピアノが続きます。序奏部が終わってオーケストラが全奏で頑張るところは実にBPOの幾分厚い響きながら磨かれた優しさが最早全開です。マァ歌心充分で少し整い過ぎ、綺麗過ぎな印象はブレンデルのピアノにもうかがえます。正直もう少し奔放であっても良かったのではと思うのは贅沢なのでしょう。最後は堂々引っ張って終わります。先の贅沢感は第2楽章冒頭でのピアノ序奏でも感じた次第です。しかしこの楽章の中間部の美しくかつその重厚さを余す処なく表現してくれます。室内楽的な第3楽章はG.ファウストの美しいチェロからスタートしオーケストラも分厚くフォローして行くのですがピアノ共々弱音部分が実に美しく少しブラームスさとは違う感じもしないではありません。この協奏曲は四楽章で交響曲的な形式のみならず曲想・音色も交響曲的扱いが見られその四番目の楽章・・・最終楽章では後半闊達さもからませますが冗長感も伴いますね。本演奏盤、総括しますとデリケートな抒情を微妙な陰影で見事に表現して素晴らしい演奏には違いありませんが果たしてブラームスにぴったりかな?と贅沢感が矢張りちょっと掠めました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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  • ★★★★☆ 

    シロクン  |  新潟県  |  不明  |  2011年04月02日

    音だけで言うなら,大変に美しい音でクリスタルのようなブラームス。でも,ブラームスの音楽って少しやぼったくて,分厚いところがあり,それが魅力。たとえて言うならば,木版画。おんなじ構図を木版画で表すか,エッチングで表すかで印象はまるで違う。きれいなブラームスが好きな人は気にいるだろうが,私のような厚くて重くて少しやぼったいくすんだブラームスが好きな人間には,ちょっと,という感じだ。

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