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ブラームス(1833-1897)

Hi Quality CD 交響曲全集 ラトル&ベルリン・フィル(3CD+2DVD)HQCD仕様

交響曲全集 ラトル&ベルリン・フィル(3CD+2DVD)HQCD仕様

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  • ★★★★★ 

    fuka  |  神奈川県  |  不明  |  2009年09月15日

    購入してから2週間ずっと聴いています。私はベルリンのフィルハーモニーにはまだ行ったことがありませんので、ああやっぱりサントリーに似ているんだな、とか思いながらおまけのDVDも楽しんでいます。カラヤンのブラームスは実演でも何度も聴き、新しい録音が出るたびに楽しみました。フルトヴェングラーの録音も復刻されるたびに、実演で聴けたらなあとため息をつきながら聴いています。3番の終わり方なんてカラヤンですら滅多にうまくいかなかったらしいですね。子供の頃はワルターのブラームスが好きでした。ベームVPOの新録音が出たときにはその日にいそいそと買いに行きましたよ。バーンスタインの情念がこもったような演奏にもしびれましたね。ボールトのブラームスもアルバートで聴いてみたかったなあ。ハーディングに恰幅のよさが加わったらどうなるんだろう?一日中おしゃべりができそうです。勿論バルビーVPOは廉価版LPでよく聴きました。マゼールのブラームスも実は大好きで、2007年のNYではわくわくするぐらい素晴らしい3番を聴きました。その1月前もBostonではハイティンクの3番がintimateな息遣いにあふれた名演でした。素晴らしい音楽を聴くことは本当に楽しいです。

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  • ★★★★★ 

    candi  |  福井県  |  不明  |  2009年09月09日

    フルトベングラーが生き返って、自分のやりたいようにベルリンフィルを振ったブラームスやベートーベンを現代の最高の録音で聞きたいとみんなが思っているのに、ベーレンライター版でない非現代的な演奏をしようものなら、重厚な最高の演奏でも、素直に聞けないのは何故なのか?音楽には、考え抜かれ、鍛え抜かれた良い演奏か、様々な要因による悪い演奏の2種類しか無いと思う。ヤルヴィのベートーベンが小編成で、古楽器的でもなく中途半端なのにぐいぐい引き込まれ感動するのは、考え抜かれ鍛え抜かれた良い演奏だからだと思う。この演奏も理屈抜きでベルリンフィルの響きを生かした最高の演奏だと思います。

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  • ★★★★★ 

    徳力  |  東京都  |  不明  |  2009年09月07日

    評価を最高に訂正する。4曲続けて聴いても飽きないほど完成度の高い全集だ。DVDの音質が自然だ。HQCDはやや人工的。ラトルらしさと言えば第3番の第1楽章。このような演奏は僕の心を熱くしてくれる。好き嫌いは個々の感性によるだろう。最後に聴き比べという視点から申せば、過去のBPO&カラヤン、アバド、アーノンクール版を比較して欲しい。これら最高の音楽は、5つ星の料理を頂いたような気分に浸れるだろう。

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  • ★★★★★ 

    Gene Tryp  |  東京都  |  不明  |  2009年09月02日

    hossyさんが、ラトルがどんな「ウケを狙い」どういう意味で「背伸びし過ぎ」と言っているのかわからないが、たしかに折衷的な演奏ではあり、あえて否定的に言えば「中途半端」というのもわかる。ラトルは、特にベートーヴェンやブルックナーやシューベルトといった、昔から多くの「巨匠」たちに演奏されてきてイメージの確立してしまっている作品については、ピリオド・アプローチも取り入れつつ従来のイメージとあまりにもかけ離れてしまわないように配慮したかのような折衷的演奏をすることが多い。この演奏もその一つだ。だから、従来の「ドイツ的」(いつの時代の「ドイツ」を想定しているのか疑問だが―まさかブラームスより後の第二次大戦時の白黒ニュース映像で見るナチスの行進のイメージじゃないよね?)な「巨匠風」の演奏を良しとする人からは「軽い」だの「空虚」だの言われるだろうし、逆にピリオド演奏に心酔している人からは「新鮮味が足りない」と思われるだろう、というのは容易に想像がつく。 だが、「自然にあるがままに音楽が流れ」るとはどういうことだろう?我々がカラオケで十八番を歌うときも、何度も歌っているうちに独特のクセがついて元の曲とは違う歌い方をしてしまっていることがよくある。それを聴いて初めてその歌を知った人にとっては、その歌はそういう歌なのだと刷り込まれて、それこそが「自然」に聞こえることになるだろう。「何も労さず手を加えなくとも美しい」というのなら、コントラバスを半分に減らすなど作曲当時の編成で、もっと音量の小さな当時の楽器を当時の奏法で演奏すればよい。それは「ハイティンク・サバリッシュ・ヨッフム」の演奏とはだいぶ違うだろう。 結局、このラトル盤は、時代考証やスコアの見直しが進みピリオド・アプローチを無視できなくなった現代において、大編成のモダン・オケがいかにブラームスを演奏するか、という問題に対する一つの答なのだ。あとは、聴き手の側の先入観の強さや偏狭さが試されるということだろう。私は様々なタイプの演奏にそれぞれの魅力を感じて楽しんでいるので、この演奏はこの演奏として十分魅力的だと思う。

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  • ★★★★★ 

    I amSterdam  |  東京都  |  不明  |  2009年08月28日

    ラトルらしい光彩に満ちた名演です。考え抜かれたアーティキュレーション、呼吸と一体化したフレージング、完璧なバランス感覚に加え、サウンドを磨くことにも手抜かりがありません。とりわけ内声部への行き届いた目配りには、ブラームスに臨んでスコアを精読したであろうその姿勢に畏敬の念さえ覚えます。ラトルのこうした天性とたゆまぬ努力、そしてベルリン・フィルとの邂逅が、ドイツの伝統的演奏スタイルとは一線を画した、極めてアグレッシブでヴィヴィトなブラームス像として結実したことだけは疑いようのないところでありましょう。これこそ、わたくしたちが待ち望んでいた21世紀における新しくも理想的なブラームス演奏なのではありますまいか。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年08月23日

    ベルリン・フィルは、フルトヴェングラーやカラヤンの時代にあった重心の低い重厚な音色がアバド時代に影をひそめ、明るく軽い音色に変質しつつあった。そのようなベルリン・フィルを受け継いだラトルも、当初は、独自色を出そうにも空回りすることが多く、軽妙浮薄なベルリン・フィルの音色と相まって浅薄な凡演が目立っていた。シューベルトの第9、ブルックナーの第4、R・シュトラウスの英雄の生涯など凡打の数々・・。しかし、昨年のマーラーの第9あたりから、ベルリン・フィルの重厚な音色が復活し、ラトルも小賢しい技巧に走るのではなく、堂々たる正統派の演奏を行うようになった。今般のブラームスの交響曲全集も、そうしたラトルの新しい演奏スタイルに沿った演奏であり、一言で言えば、ベルリン・フィルの重厚かつ重量感溢れる演奏をベースにした、ドイツ音楽の伝統に根ざした堂々たる正統派の名演ということになろう。もちろん、各楽章の描き分けも見事で、ブラームスならではの枯れた抒情の描出にも抜かりはない。第4の第2楽章のように、いささか表現過多な箇所も見られるが、ラトルはまだ50代。前途洋洋たる更なる将来性に期待したい。

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  • ★★★★★ 

    生で聴かなければ  |  大阪府  |  不明  |  2009年08月18日

    やっとカラヤンを凌駕しうる演奏が出てきたという印象。 ハンスリックの指摘にあるように、ブラームスの作品は表題音楽ではない ので、この位に感情に左右されずに纏め上げた演奏が理想的なのかも。 非常に模範的な演奏なので、初めてブラームスの交響曲に接するには 一番良い演奏ではないでしょうか? (フルトヴェングラーやカルロス・クライバー等の演奏は、別の意味で良い演奏だとは思いますけど)。 現在のラトル&ベルリン・フィルに、これ以上の演奏を要求するのは 酷かも知れません。 その位、高水準の演奏であるのは事実だと思います。 DVDまでついてこの値段なのですから、買って後悔はしないと思いますよ。

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  • ★★★★★ 

    ギオロンのためいき  |  山梨県  |  不明  |  2009年08月16日

    ラトルの今までとは異なる意外な一面を見るような感じだ。でも、最高にイイ! 暴れ馬のBPOを上手く御していると思う。2ndヴァイオリンとヴィオラの位置を入れ替え、1stと2ndのヴァイオリン同士が向き合う対面型の編成は何か効果を狙ってのことだろうか。ちなみにコンマスだが、1番;安永(トップサイドにブラウンシュタイン)、2番;ブラウンシュタイン(トップサイドに安永)、3番&4番;シュタヴラヴァ(トップサイドに安永)。日本人団員に関しては清水、町田両女史も全曲に出演。

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  • ★★★★★ 

    閑人  |  岡山県  |  不明  |  2009年08月12日

    まさしくベルリン・フィルのブラームスに期待していた音が、完璧に収められていますね。特に1番と4番がよかった。本当はSACDで出して欲しかったが、商売や権利の関係でEMIには無理なのでしょう。まあそれでも相当な出血サービス5枚組というところで。

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  • ★★★★★ 

    さむ  |  愛知県  |  不明  |  2009年08月09日

    まず録音がすばらしい。HDCDのせいなのかCDは一音目から部屋の中がフィルハーモニーホールになりました。スピーカーの存在を感じさせず音場が両スピーカーの間に自然に広がり、奥行き感までしっかり表現されていました。奥行き感はさながら3D映像を見るようでした。弦楽や金管・木管の音色も非常にリアルでした。また、DVDも2chの音はいまいちでしたが、(これは再生機器がチープなせいもあります。)5.0chはそのチープな再生機器でもさながらホールにいるような臨場感でした。各楽器の音色も美しくなった様に感じました。マルチチャンネルの再生機器をお持ちの方は、ぜひ5.0chでお聞きになることをお勧めします。ベルリンフィルはカラヤンの60年代・70年代・80年代の3セットを持っていますが録音の良さもあって今回のラトルが一番のお気に入りとなりまた。送られて来たばかりなのにCD・DVDあわせて4回も聞いてしまいました。これで5000円でおつりがくるのはメチャ安だと思います。

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  • ★★★★★ 

    カバポチ  |  神奈川県  |  不明  |  2009年08月08日

    とりあえずDVDだけ全部視聴したが、ベルリン・フィルの威力の凄いこと、凄いこと!録音も抜群に素晴らしいので、ベルリン・フィルの輝くような透明なサウンドを満喫出来る。ラトルも表情豊かで、観ていても実に楽しい。全曲素晴らしいが、特に「2番」はラトルの十八番のようで最高だ。演奏後の聴衆の熱狂も凄い。ひとつだけカメラワークに苦言を。「1番」「2番」ではないが、「3番」「4番」では演奏中に天井や壁をしつこく映すシーンが多々あり感興を削がれる。

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  • ★★★★★ 

    山形の髭熊  |  山形県  |  不明  |  2009年08月07日

    今までと違う、新しいブラームス像ロマン派としてブラームスを見ていた人には、少し欲求不満が残るかも。ブラームスが新古典主義の音楽家と評される理由が理解しやすい解釈では無いでしょうか?作曲の技法上は古典的技法をよく理解し自分の新しい世界を切り開くために努力を惜しまなかった作曲家ブラームスの内面に注意した全く新しい解釈。録音もすばらしい!他の名指揮者と呼ばれる演奏家のどれにも当てはまらない新時代のブラームス音楽愛好家のわがままを言えば全集をもう一組ウィーンフィルと録音してほしいDVDではなくブルーレイディスクで聞き比べてみたいと思うのは、わがままでしょうか?今後のラトル氏の新録音から目が離せません。 

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  • ★★★★★ 

    おたふくかぜ  |  熊本県  |  不明  |  2009年08月06日

    カラヤン、アバド、ジュリーニなどの演奏を彷彿とさせる骨太の巨匠風ブラームスである。ラトル独自の解釈があまり伝わってこないのは残念だが、4曲ともこれだけムラのない出来栄えなら、数多のブラームス交響曲全集の5指に入るだろう。録音も優秀。

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  • ★★★★★ 

    安曇野のカラヤン  |  長野県  |  不明  |  2009年08月06日

     このセットはやはりDVDでしょう。CDを全部聴いてからDVDを試聴しましたが、映像があるとやはり面白く、ラトルのオーケストラを尊重した指揮ぶりや、1番の安永さんのソロとか非常に見ごたえがあります。また、セカンドバイオリンが対抗位置にいるようですね。CDですと拍手はカットですが、DVDでは聴衆の反応も見ることができます。ラトルの指揮は2番などで強弱をつけてみたり多少は冒険?をしますが、基本的には安全運転の演奏。でも逆にベルリンフィルの弦セクションの響きの素晴らしさや、マイヤーのオーボエ、パユのフルートなど、木管楽器のアンサンブルの良さ、そして金管楽器の迫力も、現代のベルリンフィルという感じがします。過去のカラヤンやアバドのブラームスと違いますが(どちらかというとアバドに近い感じ)、これはこれでスタンダードなブラームスかと思います。国内版でDVD付きでこの値段ならお買い得ですが、是非序曲なども余白に入れて欲しかった。このコンビなら「ハイドンの主題による変奏曲」など聴きごたえあったでしょう。

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  • ★★★★★ 

    京都  |  京都府  |  不明  |  2009年08月05日

    DVDから全曲聴いてみました。音質も良く演奏水準も非常に高いと思います。DVDに関して言えば、少々ダイナミクスレンジが狭い気がしますが特に気にはならないでしょう。ベルリン・フィルはエモーショナルに良く動くので映像も面白く見ることが出来ると思います。また、誰が演奏しているか分かるのも嬉しいところです。 一方CDについてはダイナミクスレンジもDVDに比べ十分に広く、音質もDVDに比べて少しだけ違う気がしますが、再生機器も違うのでなんとも言えません。 演奏に関して言えば、従来の演奏に慣れている人には不自然に聴こえるかもしれない箇所は確かにありますが、多くの箇所ではナチュラルに呼吸しているような感じを出すのに効果的に働いていると思います。3番4番は感情的だという評もありますが、バランスや各声部にしっかりと配慮していて決して大雑把な感じはしません。 むしろ今までラトルは分析的で水準の高さが必ずしも感動に結びついていなかったので良い傾向であり、これからのラトルを期待させる演奏であると思います。

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