HMVインタビュー:Hygher Baby
Wednesday, November 12th 2008
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「今、俺は本物の「曲」を作りたいと思っている。ただのビートではなくて、本物の歌声がのったものを」
--- Up Hyghはここ日本でも大人気でしたが、なぜ活動を休止してしまったのですか? Hygher Baby(以下、H) よくある話さ。それぞれの興味が違う方向へと向かっていったんだ。相方のサー・サンパロットがロウ・エレクトロ・ファンクへと興味を向け始めた頃、俺はすでにもっとメロディアスでソウルフルな方向へ突き進んでいた。だけど未だにお互い友達だし、次のHygher Babyのシングルにも彼をフィーチャーする予定だよ。 --- それでは、このバンドを結成したいきさつについて教えてください。 H すでにUp Hyghの『Venus』を録音しているときから、Meloと俺は息が合っていたんだ。俺のビートのうえではいつも、こうであって欲しいという感じを彼は見事にかたちにしてくれていた。それに、なんと言っても彼の歌声自体が素晴らしい。その頃はまだオフィシャル・プロジェクトにしようとは考えていなかったんだけど、『Venus』が完成してからも俺たちは常に音楽を作り続けていて。何曲か作ってから、もっと大きなスケールのものにできるんじゃないかって思い始めて… そこからアルバムに仕上げて行こうと決めたんだ。 --- ふたりが知り合って一緒に活動するようになったのはもともとどういう経緯だったのですか? H ロウ・フュージョンを通じて知り合ったんだ。彼らがMeloの曲の一つをUp Hyghでリミックスさせてくれて。で、Meloがその仕上がりをとても気に入ってくれて、もっと曲を一緒に作りたいと言ってくれたんだ。彼がスタジオに遊びに来てくれて、できた曲が『Venus』に収録されている「Get Out My Face」なんだ。 --- 今回はいままでのようなストレートなヒップホップ/ビート・ミュージックではなくて、より楽曲性が高いというか、ハイグレードなソウル・ミュージックになっていますね? H こういう感じの音楽が、ここ数年で俺のなかで次第に大きくなっていったんだ。今、俺は本物の「曲」を作りたいと思っている。ただのビートではなくて、本物の歌声がのったものを。
--- 濃厚なソウルが詰まっていますが、失礼ですが歳はおいくつなんですか?
それほど若いのに、どうやってこれほどのソウルを育めたのだと思いますか?
H 23才だよ(笑)。こういう音楽になったおそらく唯一の理由は、ここ6〜7年という時間を、良いソウル音楽を聴くことに費やして来たから。さらには、ヒアリン・エイドやMelo、フレディ・クルーガー、ファンケンテラーといった良い人たちに囲まれてきたから。
--- しかし決して古風ではないですね、さすがにビートが骨太でしっかりと作られています。 制作方法はどうやって学んだんですか?
H 俺はもうずっと音楽を作り続けてきているんだけど、事の始めはヒアリン・エイドのDフロストと知り合ってからだ。彼がフリーク・ザ・ファンクを教えてくれた。スウィングやタイミングといった技術を伝授してくれたんだよ。自分の音楽を発展させるための、凄まじいエネルギーとインスピレーションを与えられた。それがなければこれほど早く習得できなかっただろう… もちろん、ジェイムス・ブラウンやマーヴィン・ゲイ、スライ・ストーン、ジョージ・クリントン、ディラ、ピート・ロック、ハイテックといったマスター達の音楽を聴いてきたことも大きな影響だけど。
--- メロディが豊かで歌唱力も素晴らしいですが、メンバーのどちらかは作曲の勉強などをされていたのですか? Meloさんはどうやって歌を習得されたんですか?
H Meloは音楽の天才だよ。もっとも、俺たちは音楽に関してそれほど思索的ではないんだ。インスピレーションとヴァイブに従って音楽をしているだけ。お互いに学問的なものは全く身に付けていないよ。
--- 影響を受けた音楽はなんですか?
H 俺のソウルを突き動かすもの全て! JB、スティーヴィ、LTD、パトリス・ラシェン、プリンス、マーヴィン、などなど。
--- Up Hyghでのパートナーだったサー・サンパロットも参加していますね?Up Hyghとしてのプロデュース曲も収録していますが。
A あれらのトラックは、Up Hyghが解散する前に作ったものなんだ。なんだけど、Meloも俺もこのプロジェクトに使いたかったんだ。単に好きだったから。
--- 他のゲスト・アーティストも紹介していただけますか?
H ファンケンテラー aka サー・サンパロットは俺のUp Hyghでのパートナー。もしロウなPファンク・808・ニンテンドー・サウンドが好きならば、新しく発表される彼のソロ・プロジェクトをチェックしてくれ。ヒアリン・エイドのアーロン・フィリは、世界で最も過小評価されているMCの一人! ファティマはロンドンの目下注目の若きソウル・シンガー。ベンジBやシンバッド、フライング・ロータス、サーラーなんかに気に入られている子だよ。
--- スウェーデンでこれだけのクウォリティ・ブラック・ミュージックをやっているというのが驚きなんですが、スウェーデンには良質なヒップホップ、あるいはビート・ミュージックやR&Bなどのシーンがあるのですか?
H んん〜、特にそういうのはないんだよね。ただ何人かはいる。もちろんHygher BabyとUp Hygh、それからヒアリン・エイド、フレディ・クルーガー、ファンケンテラー、リン、スーパーヒューマンズ、Melo、サン・ロウ、サザック、パラスト、そんなところかな。
--- 音楽の魅力とはなんだと思いますか?
H 人を動かすヴァイブレーション。
--- 最後に、今後のリリース予定やプランについて教えてください。
H 日本でリリースした後、ワールドでもHygher Babyをリリースするよ。リミックスをいっぱい収録したシングルも2枚リリース予定だよ
--- どうもありがとうございました!
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