HMVインタビュー: Shapeshifters
Thursday, September 11th 2008
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Shapeshifters インタビュー
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Shapeshifters |
ザ・シェイプシフターズは、Max Reich(マックス・ライク)とSimon Marlin(サイモン・マーリン)から成るDJデュオで、2005年のナンバー・ワン・ヒット曲「Lola's Theme」によって勢い良くスターダムを駆け上がった。そして現在<Defected>と契約を果たした彼らに、新曲「Chime」やレコード・レーベルを移籍して良かったこと、ナックルズとモラレスとの友情や、なぜ次の『Defected In The House』コンピレーションのミックスを手がけることにとても緊張しているのか、話を聞いてみた。
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「ある時点で一緒にビジネスをやっていくべきなんじゃないかと気づいたんだ。」
Max Reich とてもいいDJでありプロデューサーであり、僕のいい友人でもあるマーティン・テン・ヴェルデンだね。彼はとても才能のある人物だ。 Simon Marlin ああ、マーティンは僕らの好きな人リストのトップに挙るね。彼には、僕らの最も新しいリリースである「Chime」のリミックスもしてもらっていて、それももともといい曲をさらに素晴らしいものにしてくれた。 Max Reich レイドバック・ルークも今かなり熱いよね。彼もとても才能のあるDJ兼プロデューサーだ。 Simon Marlin アクスウェルもすごく調子がいいと思う。とても才能のある、最も優れたプロデューサーの一人だ。 --- 自分たちの曲以外で、何度も繰り返しプレイしているという曲を3曲教えてもらえますか? Simon Marlin けっこう最近の曲では、ジョン・ダールバックの「Pyramid」のダーティー・サウス・リミックス、グラマー・ボーイの「Freaks」のエディットを選ぶかな。それとサンディ・リヴェラの「I can't stop」もカッコいい。 Max Reich ファンカーマンの「Speed up」のATFCエディットはこのところかなりプレイしている。 Simon Marlin それは教えちゃだめだよ! --- あなたたちは二人ともSF好きだから、今のユニット名になったんですか? Simon Marlin 僕の方がSF好きだ。二人とも好きなんだけど、間違いなく僕の方が熱心なファン。名前の理由はそれもあるけど、他にもいくつか理由がある。ちなみに僕は大の『宇宙空母ギャラクティカ』ファンだよ。新しい方も古い方も好きで、世に出ているものは全て見ている。好きすぎて、ついついインタビューの話題も『宇宙空母ギャラクティカ』の話になってしまう。 Max Reich 宇宙を舞台にしたメロドラマみたいなものだよ。 --- 二人はもうずっと一緒に活動してきているので、きっと兄弟みたいな関係なんでしょうけど、シェイプシフターズを結成する前はどんな人生を送っていたんですか? Max Reich 何もない人生だった。 Simon Marlin 彼は、僕と会うまで誰も知らなかったんだ。確かに僕らは兄弟のような関係を築いていると思うけど、実はそれぞれの交友関係があって、仕事は一緒にやるし同じ目標を持っているてもお互いのことは干渉しないようにしているんだ。 Max Reich その方が健康的だし、実際のところそれが12年間も一緒にやって来れた理由だと思う。シェイプシフターズを結成するまでは、僕たちは個人でそこそこ成功していた。僕はテクノやエレクトロニック・ミュージックの作品をたくさんリリースしていたし、二人ともヨーロッパを中心にかなりDJとしても活動していた。だから、僕らは突然現れて、いきなり「Lola's Theme」を作ったわけではない。 Simon Marlin 僕たちは二人ともずっとそれぞれがんばってきて、お互いのことも知っていたし、一緒にやったこともあったけど、ある時点で一緒にビジネスをやっていくべきなんじゃないかと気づいたんだ。それが2003年のことで、今でも本当に正しいことをしたと思っているよ。 --- DJとしての、あなた方のサウンドを言葉にするとしたら? Max Reich ハウス・ミュージック。はい、次の質問。 Simon Marlin あえて言うなら、僕らはジャンルにこだわっていないし、流行に飛びつくタイプでもない。みんな自分のことをミニマルだかシュミニマルだかって、ジャンルを分けたがるけどね。僕らは、自分たちが好きだと思えるもの、グルーヴを感じるものであればプログレッシヴだろうが、両手を上げちゃうようなふざけたハッピー・チューンだろうが、構わずに心をこめてプレイするよ。 Max Reich あとは、お客さんが喜んでいる姿を見ることがとても大切。ときどき、DJが自分勝手なセットをプレイして、ダンスフロアで何が起こっているか全く見ようとしない人がいる。 Simon Marlin 彼らがフロアを見られないのは、ラップトップから眼が離せないからだよ、きっと。 --- あなたたちは「Lola's Theme」でブレークするまではプロデューサーとしてもDJとしても無名だったと言ってしまっていいのでしょうか。あのレコードを出す前と後ではどんな変化がありましたか? Simon Marlin マックスについてはそうは言えないと思うな。無名だったかどうかという点についても、音楽的な観点から言っても、マックスは<Bush>や大手のジャーマン・テクノのレーベルなどからたくさんの作品を出していたから。 Max Reich 僕は<Sony>と3年間契約していたことがあって、アルバムも1枚出している。<Millennium Records>からも3枚エレクトロのアルバムを出していたから、僕はテクノ・シーンではそれなりに知られていたと思う。だけど、より大きなシーン、商業的には全くそんなことはなかったから、あのレコード以前は誰も僕たちのことを知らなかったんじゃないかな。 Simon Marlin 僕はロンドンで<Nocturnal>を運営していたけど、さっき言ったように、このユニットを本格的に始動させるまでは、あまり知られていなかった。だけど、ブレイクする前に二人で一緒にこつこつやってきたことが、成功してからも上手くやれた基礎を作ったと思う。そのおかげで、周りに流されないで、自分たちが何者なのかちゃんと示せるようになった。 --- いくつかのヒット曲を出した今、どんなプレッシャーを感じていますか?やはり、常にファンのためにラジオ・ヒットするような曲作りを心がけていますか? Simon Marlin 確かにファースト・アルバムを出すまでは、メジャー・レコード会社である<EMI>傘下の<Positiva>でやっていたから、だんだんとそういう気持ちになりそうだったけど、それが一切マイナスなことを言われることがなかったからすごく自信がついた。僕は商業的に成功することは悪いことじゃないと思う。だって、商業的な成功とは何かと言ったら、たくさんの人の心をつかんだということだろう?でも、どういうわけかダンス・ミュージックの世界では、それに難色を示す人が多い。それが僕たちが狙ったことではなかったとしてもね。今の僕たちは、ただダンスフロアのために曲を作りたいから、<EMI>を離れて<Defected>に移籍したのは自然な選択だったんだ。 Max Reich 僕たちはこうなってすごく良かったと思っているし、もし僕らがスタジオで商業的なポテンシャルの高い曲を作っても<Defected>ならそれをちゃんと世に送り出す術を持っている。もし僕らが「Chime」のような、DJとダンスフロア向けの曲を作っても、このレーベルならそれも上手くやってくれるから、僕たちとってはパーフェクトなんだ。 Simon Marlin プレッシャーという面では、今現在そんなに僕たちはさらされているとは思わない。質のいいダンス曲を作るんだったら、いわゆるヴァース、ブリッジ、コーラスという歌のフォーマットに従って作る必要もない。そうじゃなくてもいいダンスフロア・トラックは作れるから。僕たちは歌を書くのも大好きだけど、過去何年もそればかりやっていたから、少し違ったことをやりたくなるのは自然なことだと思うんだよね。だから、レコード会社の意向というわけではなくて、自分たちのタイミングという理由の方が大きい。ラジオのためにこんな曲が欲しいなんてことを言われ始めると何かがおかしくなって、ちょっと待てよ、俺たちは誰のために音楽を作っているんだっけ?自分たちのためなのか、それとも会社のため?と疑問を持つようになる。
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