HMVインタビュー: 9th Wonder & Buckshot
Friday, May 23rd 2008
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9th Wonder & Buckshotインタビュー
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「Black Moonも今新作に取りかかっているんだ」
〜 Buckshot
--- 各々のお気に入りの曲を教えてください。理由も。 Buckshot 「Just Display」。この曲はドレスアップすることしか頭にないタイプの女性の事を歌ってるんだけどすごく興味深いリリックさ。オレ自身は女性は見た目より中身を重視してるけどね。 9th Wonder 「Go All Out」。これはナイスなコーラスに楽しいリリックが乗った最高に夏向きな曲だよ。聴いてるだけで自然と踊りたくなるようなね。いつもこういう曲を作りたいって思ってるんだ。 --- ジャケットやアーティスト写真の化学実験っぽいシチュエーションでのフォトセッションがとても印象的でした。これはどちらの案でしょう? Buckshot アートワークやヴィジュアルのイメージは全てDuck Downチームがやってるんだ。マーケティングのディレクターがコンセプトを考えて、アート・ディレクターが実際に具現化していくんだ。これはオレの中でも大好きなヴィジュアル・キャンペーンなんだ。
--- Buckshotに質問です。古くから優れたMCとして多くの同業者からリスペクトされていますが、長年第一線で活躍する秘訣と モチベーションを保つ方法を教えてください。 Buckshot ヒップホップ・ゲームを始めた時はオレはまだ幼かった。Black Moonの『Enta Da Stage』をリリースした時はまだ17歳だったんだぜ。最近、当時のDuck DownやBoot Camp Clikがシーンにもたらした影響とかについてよく考えるんだ。結局オレ達は変わらずにスタイルを貫いていったんだと思う。その結果としてオレ達のブランド力もまだ残ってるし、Duck Downは今も変わらずに強力だ。Kidz In The HallやKrs Oneみたいにまだまだこれからも力強いプロジェクトも控えているしね。 --- 貴方はリリックをどんなときに思いつきますか?ノートに書きとめておくタイプですか? Buckshot オレは常にペンとノート、それにバックパックを持ち歩いてるぜ。それにオレは何かを聴いたり観察している時以外は常にリリックを書いてる。オレのモチベーションやリリックの内容は全てオレの日常や経験が源なんだ。
--- Da Beatminerzとの仕事のイメージが強いですが、彼等と9thの違いを教えてください。
Buckshot 実は9th Wonder仕事もDa Beatminerz仕事もかなり似ているんだ。彼らはどちらもソウルフルでジャズメロディーを引用して同じようなスタイルのヒップホップをやっているからね。 Black Moonも今新作に取りかかっているんだけどきっと同じようなスタイルで制作すると思うぜ。
--- 初期Black Moon時代と今、アーティストとして変わった点、変わらないなと思う点を自分なりに挙げるとすれば?
Buckshot 昔は幼かった事もあってあまり自分のMCとしての能力を意識してなかったんだ。実際のレスポンスも自分には聞こえてこなかったしね。自分の置かれている状況をあまりよく知らなかった。でも今は時代も変わって例えば携帯のリングトーンでも自分の音が聞けるしラジオからもよく聞こえてくるようになった。きっと今のオレは以前よりももっと自分をMCとして意識していると思う。間違いなく賢くなったしポジティヴになったと思う。
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9th Wonder & Buckshot |
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Little Brotherの元メンバーであり、アンダーグラウンドからデスチャ、Mary J、Jay Zらメインストリームまで手がける注目のプロデューサー9th Wonderと、Black MoonのメンバーでありBoot Camp Clickのクルーとしても活躍している切れ味鋭いだっぷ魅力のベテランMCのBuckshotが前作『Chemistry』に続くタッグ・アルバム『Formula』を完成!2人の才能がぶつかりあい、見事化学変化を起こし、ヒップホップのあるべき公式を導き出した傑作!
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