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HMVインタビュー: Dimitri From Paris

Friday, February 22nd 2008

無題ドキュメント
Dimitri From Paris
Dimitri From Parisインタビュー

「ミックスCDも必ず趣旨や意義のあるものにしたいんだ。」


--- 絶対にこれだけは入れたいと思った楽曲はありますか?それぞれのアルバムでお知らせ下さい。またどんな辺りが気に入ってますか?

Dimitri From Paris(以下、Dimitri)  CD 1ではMario Biondi And The High Five Quintet”This Is What You Are”。
この曲のプロダクションが大好きで12インチで持っていたんだけどずっとデジタル(CD)化されるのを待ってたんだ。ある日、二人のイタリア人から直接コンタクトをもらって彼らが作ったこの曲のリエディットを送ってきてくれたんだ。それもすぐに気に入ってクラブでもよくプレイしてきたよ。このCDに収録されているのはそのリエディットされたバージョンなんだ。
そして面白いことにちょうどこの曲の自分のリエディットを作ってる最中に今度はこのレーベルの方からコンタクトしてきてリミックスのオファーをもらったんだ。でもミックスCDにはどうしても彼らのバージョンを残したくて自分のリミックスはレコードだけに収録することにしたんだ。

CD 2ではPino D’Angio”Un Po’ D’uva E Un Liquore”。
これもイタリアの曲。きっとこのCDにはイタリアン・コネクションがあるんだろうね。
これはこのCDの中で一番アンダーグラウンドな曲だと思う。Pino D’Angioは80年代初期、ヨーロッパではとてもポピュラーなアーティストだったんだけど、1曲"Ma quale idea"っていう”Ain’t No Stopping Us Now”をイタリア語でラップカバーしている曲があってアレンジはちょっと安っぽいけど、珍しい面白い曲なんだ。この”Un Po’ D’uva E Un Liquore”が収録されているアルバムだけはちょっと違っていてとてもクラッシーでエレガント。彼の音楽やその手法は大好きだよ。

---逆に使いたかったけど、許可がおりなかった楽曲はありますか?

Dimitri  どちらも同じ”Tabu”レコードなんだけど、CD 1ではBrainstorm "Loving is really my game"。CD 2ではSOS Band "The Finest"が使えなかったんだ。何故か理由は教えてもらえなかったけど。


Dimitri From Paris


--- 出来上がったCDを改めて聴いて、自分の選曲の変化、音楽性の変化をどの辺りに感じますか?

Dimitri  自分の音楽性について基本的な部分は以前とまったく変わっていないんだ。ディスコやフィリーサウンドは僕のルーツで今も一番好きな音楽だからね。ただずっとレコードをコレクトしていると、どんどんマニアに域に入っていって、それまでまったく知らなかったアーティストやレーベル、プロダクションに出会えるんだ。7インチ・シングルでしかリリースされていない曲とかね。そういった意味で音楽性もマニアックになってきている部分もあるとは思うけど、基本的には変わらないよ。

---逆に「自分ってホント、変わらないなー」と思うのは?

Dimitri  やっぱり今でもディスコやフィリーサウンドが一番好きってことかな。

---制作中のエピソードをどんなことでも結構ですのでお知らせ下さい。

Dimitri  前出の2曲が締切直前になって使用できなくなって慌てて作り直した事かな。

---いわゆる「打ち込みモノ」よりも「生音系」の楽曲がメインですが、これはどういう理由からですか?

Dimitri  僕は常にライヴ・ドラム、もしくはプログラミングでもライヴ・サウンドを使用したものが好きなんだ。エレクトリックなビートにはあまり創造性を感じないんだ。

---普段からミックスCDを作るときに心がけているのはどんなことですか?

Dimitri  全ての音楽がそうであるようにミックスCDも必ず趣旨や意義のあるものにしたいんだ。
あとは、その時限りのトレンドに左右されないタイムレスな選曲をするようにしてる。既発のクラシック、そして後にクラシックになるような曲さ。

Dimitri From Paris プロフィール
フレンチ・ハウス界を代表するDJ/プロデューサー。
トルコに生まれ、その後生活のベースをフランスに移したDimitriは1980年代の中頃にフランスのRadio 7でDJ活動ををスタート。1990年代に入る頃にはシャネルやラガーフェルド、ゴルチエなどのファッション・ブランドのサウンド・トラックを担当するまでになった。その後Yellow Productionの傑作コンピレーション『La Yellow 357』への参加が話題となり、Bjork、Brand New Heavies、New Order、James Brownなどの大物達からのリミックス・オファーが殺到。またそれらの作品は彼の名を世界中へ広める結果となった。 1996年にはデビューアルバム『Sacre Bleu』をリリース。このアルバムは大ヒットとなり1998年にはアメリカでもリリースされた。その後も数々のミックスCDやオリジナル作品をリリースするなど、精力的な活動を続けている。
http://www.dimitrifromparis.com/

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