Rasmus Faber×Richard Earnshaw　

Rasmus　　僕も変化を感じるな。日本のシーンは違うかもしれないけど、近年ヨーロッパそしてアメリカのハウス・シーンはエレクトロやミニマルといった音が氾濫し過ぎてしまったからか少し混乱してたような気がするよね。でも今は良いヴォーカル楽曲が再評価されつつあるみたいだし、これからが凄く楽しみなんだ。日本のシーンはずっとソウルフルなハウスを楽しんでいるような気がするから凄く興味深いし、多分どの国のシーンでも新しい音が求められていくんだと思うけど、メロディーや楽曲を重視してくれることは変わらないような気がするから、これからどういうシーンになっていくかが楽しみなんだ。実は僕も１年前くらい音楽性的に混乱していた時期があったんだけど、去年の暮れにスッと晴れたような気がして、今新作アルバムに取りかかっているんだけど、凄く楽しんで作れているし、完成させるのが楽しみでしょうがないんだ。

Richard　　うんうん、ヴォーカルとメロディーについては僕も同意見だね…良い楽曲は否定しようがないからね！日本のハウス・シーンのほうがヨーロッパより安定している印象を受けたね…ヨーロッパはシーンが急激に変わったりするからね。でもそれがシーンを活性化させることでもあるんだけど。実は僕は、ラスマスがGuessレーベルからリリースしているスピリットチェイサーのディープなサウンドを気に入ってくれていることが凄く嬉しいんだよ。

Rasmus　　スピリットチェイサーが持つ雰囲気やロマンティックな部分が凄く好きなんだ。僕のアルバムはどちらかというと楽曲がメインになってくると思う。自分の音楽性を保ちながら更に進化させる方法を見つけたような気がして、今凄く楽しいんだ。素晴らしいヴォーカリスト達とレコーディングを進めているし、楽曲もいいものが出来つつあるよ！

Richard　　日本にいる時に数曲聴かせてもらったけど、どれもこれも仕上がりが楽しみでしょうがない楽曲だった！

Rasmus　　ありがとう！冬の間は長いツアーに出ていたんだけど、聴かせた素材は殆どツアー先のホテルやバンガローで作っていたんだ。ツアー先でインスピレーションをもらってね！で、今は日本にいてDJツアーをしているんだけど、ツアー中にもアルバム制作も続けているよ。

Richard　　ツアーに出るにはいい時期なんじゃないかな？スウェーデンの冬はとんでもなく寒いからね！

Rasmus　　アハハ、その通り！リチャード、チャット・インタビュー楽しかったよ。オーストラリアで楽しんでね。次に一緒にプレイできることを楽しみにしているよ！

Richard　　ありがとう！僕も楽しみにしているよ！じゃあマタネ！