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坂口拓インタビュー

Thursday, January 31st 2008

無題ドキュメント
坂口拓『魁!!男塾』
『魁!!男塾』監督・主演、坂口拓インタビュー


「男とは、男塾とは」


--- まず始めにお聞きしたかったのですが、なぜ、今この作品を実写映画化なのでしょう?

坂口拓(以下、坂口)   男ってものが変わってきたっていわれてますけど、男っていうものは変わらないものだと思うから、いつだって本物の男はいるんだっていうのを表現したかったんですよ。でも、ぶっちゃけた話この映画なんて時代に逆行している作品ですよ。もろに。

--- 原作コミックの知名度が高くて、観る側もイメージがある作品をあえて映画化するのに抵抗はなかったんですか?

坂口   ないですね。やらずして逃げることが、敗北ですから。男塾の言葉を借りるならば。

--- テーマとして「男の美学」があると思いますが

坂口 やっぱり男のいろいろな顔を撮れるように、そして撮りたかったのはやっぱり男の背中。語るのでもなく説明するのでもなく戦う男達の背中をどうしても撮りたかったというのはあります。


『魁!!男塾』


--- 原作のコメディ要素は重要視しましたか?

坂口   コメディー要素は結構そのまま使わしていただきました。民明書房刊とかそうですし、声に千葉繁さんを使わしていただけて、声は千葉繁さんじゃなきゃやだって自分の中でずっと思ってたので。男塾の世界観、そしてちょっとした笑いに変換できたのはすごく良かったと思います。

--- 「男気」と「コメディ」のバランスは?

坂口   男塾の世界観すべてがコメディーですからバランスにはあまりこだわらない。笑わせようとするのではなく、あえて男っていうものを真剣に表現してもらう、それが結果的にコメディーになると思っていたので、完全な男を演じてもらっただけです。全員に。

--- アクションシーンはCGを使わないマジ当てだったそうですが、怪我とか、ハプニングなどは?

坂口 一切ありません。

--- 原作の宮下先生からアドバイスなどはもらったのでしょうか?

坂口 宮下先生は最初から最後まで任せてくださったので、だからこそ終わった後に宮下先生の感想がすごく気になって、宮下先生が喜んでくださったと聞いて本当にうれしかったです。

--- 出演者の中で、一番のハマリキャラは?

坂口 見たまんまで言えば富樫源次じゃないですか。(笑)

--- 監督兼主役は、大変だったでしょうか?

坂口 監督でデビューするってことだけで結構気負いしてたんですけど、プラス主演もやるということで結構心と体のバランスが取れなくて、正直結構大変でした。でも、それをうまく男であるキャストの皆さんが支えてくれたってこともあって、プラススタッフ、一部のスタッフはすごく僕の支えになってくれたっていうのもあったので。それでやれました。

--- 最後に、お気に入りのセリフ(熱いヤツ)を!

坂口 男塾の辞書に敗北という文字はないが、死という文字はある。

--- どうもありがとうございました!


『魁!!男塾』特集ページはコチラ



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