HMVインタビュー:Gilles Peterson
Sunday, January 25th 2009
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Gilles Peterson インタビュー
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「全部、間違いなくハウスだよ。」
Gilles Peterson これには、僕のA&Rとしての歴史が反映されている。僕は常に、A&Rあるいはプロデューサー的な仕事もやってきた。Acid Jazz、Talkin' Loudなどのレーベルだけでなく、それ以前からそういう仕事に関わってきたから、僕にとってはカリズマやDJスニークや、その他のプロデューサーたちに1曲制作してくれないかと頼むことは、ごく自然なことだった。 そして、みんなとても素晴らしい楽曲を提供してくれたんだ。僕が期待していた以上のものばかりだった。それほど時間がなかったにも関わらずね。だって、僕が依頼したのが9月か10月だから、せいぜい2ヶ月ほどしか制作期間がなかった。 実は、期限までに仕上げられなくて、結局入れられなかった人もたくさんいたんだけど、それは続編で……(笑)。 --- 全て未発表のエクスクルーシヴ曲なんですか? Gilles Peterson ああ、一曲を除いて全てそうだよ。アレクサンダー・ホープの「Wonderland」という曲だけは、ずいぶん前の曲なんだ。だけどとてもレアで、欲しいのにどうしてもも見つからないと言っている人が多い。Disc1にもDisc2にも上手く組み込めなかったから、Disc3に入れることにした(笑)。
Gilles Peterson そうだ。全部、間違いなくハウスだよ。……と言いつつ、「ハウスって何?」という話になるけど、少なくともみんな120BPM以上で、キックがハードで、ソウルフルな曲だ。もっとハードでジャックっぽい曲もある。僕がそういう曲をプレイするのを好まないお客さんもいるけどね。 僕のDJを聴きに来てくれる人は、それぞれ期待してくるものが違うんだ。これだけ長くやっているとね…… 僕はもう25年DJをやっている。そうすると、色んな世代のファンがいる。ほとんどの人は3〜4年クラビングしたら、結婚したりして、別のことに関心が移る。 僕がロンドンのWagやDIngwallsといったクラブでDJをやっていた頃を知る人もいれば、Talkin' Loudのアシッド・ジャズっぽいものやファンキーなものが好きな人もいる。ラテンやブラジリアンを聴きたがるお客さんもいれば、ヒップホップやブロークンビーツを期待する人もいる。 だからパーティーに呼ばれると、どれをやればいいのか分からないことも多いんだよ(笑)。多分、どれをやってもそこにいる全員を完全にハッピーにさせることは出来ないと思う。 --- それだけ音楽性の幅が広いということですよね。 Gilles Peterson でも、僕のやること全てについて来てくれる人も少しはいるんだよ。少なくとも、僕の中では全て繋がっているわけだから。あまり聴いたことがない音楽については、頭だけで「これは嫌い」と決めつけてしまっている人が多いんじゃないかな。ヒップホップは好きだけど、ハウスは嫌い、とか。ドラムンベースは好きだけど、ダブステップは嫌いとか。 でも、本当にクールな人たちは全部好きだよね!僕の中ではウェルドン・アーヴィンもニュー・トライブも……サンディ・リヴェラも、みんな繋がっているんだ。そこまで違わないよ。同じ音楽、同じソウルフルな音楽だから。
インタビュー:浅沼 優子
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Gilles Peterson プロフィール |
80年代の英国ロンドンから新しい音楽の潮流を作り出したDJ、ジャイルス・ピーターソン。Acid Jazz、Talkin' Loudといった、音楽ファンなら誰もが知っているレーベルをはじめとして、20年以上にわたって、移り変わりの激しいダンス・ミュージックに身を捧げる。現在もシーンの先導と活性化に努め、世界中を飛び回りながら、ダンス・フロアで歓迎される珠玉の音楽を届け続けている。そして、BBC Radio 1で彼が持つラジオ番組「ワールドワイド・ラジオ」(日本ではJ-WAVEでオンエア)は、ムーディ・テクノからアップ・フロントなソウル、ヴィンテージ・フォークまで、あらゆるサウンドを求める音楽ファンの間で必聴番組となっている。この度、レーベル Brownswood Recordingsを新設。誰もが持つ音楽を聴く喜びのために、珠玉の音楽をチョイスし、リリースしていく。
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