C・シュペリング/バッハ:コラール・カンタータ集(3CD)

2024年04月19日 (金) 17:30 - HMV&BOOKS online - クラシック


ドイツ古楽界の泰斗、クリストフ・シュペリングによるコラール・カンタータ集

ダス・ノイエ・オルケスター、コールス・ムジクス・ケルンとともに精力的な演奏・録音活動を継続しているドイツ古楽界の泰斗、クリストフ・シュペリング。これまで「DHM」へのバッハのカンタータは、最初の『カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」』からはじまり、『ルター派カンタータ集』『神の栄光のカンタータ集』『神への賛美のカンタータ』『ライプツィヒ時代第2年度のカンタータ』を録音し、「神学としての解釈を追求する中で、強烈な言葉と音楽のへの新解釈」「大規模なものに重点が置かれることなく、合唱団と管弦楽との相互作用において、均質かつ調和した説得力、バランスの取れたテンポ、巧みなソリスティックなアクセントは繊細さによって表現されている」と、歴史に基づいたアプローチでバッハの音楽に命を吹き込み、世界的に高い評価を受けています。
 1723年にライプツィヒに移り住んだバッハは、1724年の三位一体の主日から1725年の復活祭の間に、コラールの歌詞に基づいた特別なコラール・カンタータ形式のものを40曲作曲しました。1724年というのは、宗教改革者マルティン・ルターが、多くの音楽家と共同して会衆が歌えるようにいくつかの賛美歌集を出版した「賛美歌制定の年」と認識された1524年からちょうど200年の年でした。その中から9曲がここに収録されています。
 歌詞がそのまま用いられるのは第1曲用の第1詩節と終曲用の最終詩節のみで,中間の詩節はレチタティーヴォやアリア用に書き換えられています。このバッハの作曲期間で最後に書かれたのは『輝く暁の明星のいと美わしきかな』BWV.1ですが、このアルバムでは2本のホルンによって美しく色彩豊かな冒頭の合唱で有名な曲から始まります。そして弦楽器のカスケード的な歓喜の動きを持つ『われは汝にありて喜び』BWV.133。歌詞を反映した音楽的に印象的なコントラストが特徴的な『ああ、愛しきキリストの徒よ、雄々しかれ』BWV.114では、第1曲の合唱ではオーボエと第一ヴァイオリンが合唱の旋律から自信に満ちた主題を奏でる一方、4曲目のソプラノのアリアでは通奏低音とともに不安に震える主題を奏でます。どの曲も最後に置かれたコラールは質素なものですが、神に対する確信に満ちた信仰が歌われています。(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:
● カンタータ『輝く暁の明星のいと美わしきかな』 BWV.1
● カンタータ『汝なんぞ悲しみうなだるるや』 BWV.107
● カンタータ『いと尊きインマヌエル、虔しき者らを率いたもう君侯』 BWV.123
● カンタータ『われは汝にありて喜び』 BWV.133
● カンタータ『われは神の御胸の思いに』 BWV.92
● カンタータ『われらより取去りたまえ、主よ、汝 真実なる神よ』 BWV.101
● カンタータ『ああ、愛しきキリストの徒よ、雄々しかれ』 BWV.114
● カンタータ『幸いなるかな、おのが御神に』 BWV.139
● カンタータ『いと尊き御神よ、いつわれは死なん』 BWV.8

 エリカ・タンディオノ
(ソプラノ)
 ソ・イェリ(徐藝俐)(ソプラノ)
 マリー・サイドラー(アルト)
 ソフィア・パヴォーネ(アルト)
 ダニエル・ジョハンセン(テノール)
 ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
 トビアス・ベルント(バリトン)
 ダニエル・オチョア(バス)
 コールス・ムジクス・ケルン
 ダス・ノイエ・オルケスター
 クリストフ・シュペリング
(指揮)

 録音時期:2023年3月12-16日、11月2日
 録音場所:ケルン、ドイチュラント放送、カンマームジークザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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