ガベッタ、シャマユ/メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第1、2番、他(2CD)

2023年12月08日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


ソル・ガベッタとベルトラン・シャマユが2つの楽器を駆使して、
21世紀的視座で描き出すメンデルスゾーン作品の魅力。世界初録音含む


ヨーロッパで話題沸騰のソル・ガベッタとベルトラン・シャマユのデュオ。このコンビが実に刺激的なメンデルスゾーン・アルバムを録音してくれました。ディスク1にはメンデルスゾーンのチェロとピアノのための全作品が含まれ、ディスク2にはメンデルスゾーンの有名な『無言歌』作品109にインスピレーションを得た現代作曲家イェルク・ヴィトマン、ハインツ・ホリガー、フランシスコ・コーイ、ヴォルフガング・リームの新作(このアルバムのために委嘱)が収録されています。
 今や現代のジャクリーヌ・デュ・プレともいわれるほど実力と人気をもつチェリスト、ソル・ガベッタ。ソリストとして国際的に輝かしいキャリアを持ち、録音でも高く評価されており、そのすべてがベストセラーとなっています。ソニー・クラシカルでの彼女の録音は、グラモフォン賞、エコー・クラシック、ディアパソン・ドールなど数多くの賞を受賞しています。 彼女の幼なじみであり、ソリストとしてもエラート・レーベルで見事なテクニックと叙情性を披露しているピアニストのベルトラン・シャマユとの共演盤も2015年のショパン以来3枚目。2018年発売のこのコンビとしては2枚目となったシューマン・アルバムも「作曲者の心の内面に迫る掘り下げた歌心あふれる演奏」「ソル・ガベッタの並外れたチェロ奏法と音楽的才能を再び証明した」と、高く評価されました。
 メンデルスゾーンの作品では、ソル・ガベッタは、ハビスロイティンガー・ストラディヴァリウス財団から貸与された、1717年にアントニオ・ストラディヴァリによって作られた有名なチェロ「ボナミー・ドブレ=スッジア」に、メンデルスゾーンの音楽の独自のサウンドに近づけるためにスチールが巻かれたガット弦を使用しています。 ベルトラン・シャマユが演奏する特別なグランド・ピアノは、1859年頃にライプツィヒのユリウス・ブリュートナー工房で作られたものです。長さ255cmのこの楽器は当時ブリュートナーが製作した最大のモデルで、その特殊なアクションによってさまざまな音色を創り出すことができます。当時の音のイメージを忠実に再現するだけでなく、表現力豊かな魅力と深い音ながら優しさをもったチェロを受け止めるのにもっとも最適な音質のピリオド楽器で、シャマユが起伏に富んだロマンテックな演奏を聴かせています。
 ヴィトマン、ホリガー、コーイ、リームによる世界初演録音では、ソル・ガベッタはパリのアトリエ・セルから提供された、1730年ヴェネツィアのマッテオ・ゴフリラー作のチェロを演奏しています。 ベルトラン・シャマユはこれらの作品では、モダンのスタインウェイのグランド・ピアノを使用し、お互いに奏でる音楽は想像もつかないほどの静寂と刺激的なもので、メンデルスゾーンとは響きは違うにせよ「音楽は普遍的な言語である」ということを実証しています。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
メンデルスゾーン:
● 協奏的変奏曲 Op.17, MWV Q 19
● チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.45, MWV Q 27
● チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.58, MWV Q 32
● 無言歌 Op.109

Disc2
● ヴィトマン:無言歌
● ホリガー:無言歌 第2巻〜第3番『...fern...』
● ホリガー:無言歌 第2巻〜第6番『...sam』
● ホリガー:無言歌 第2巻〜第5番『Flammen...Schnee』
● コーイ:言葉のない対話
● W.リーム:無言歌
● W.リーム:消えたことば

 ソル・ガベッタ
(チェロ/ストラディヴァリ 1717:Disc1、ゴフリラー 1730:Disc2)
 ベルトラン・シャマユ(ブリュートナー c.1859:Disc1、スタインウェイ:Disc2)

 録音時期:2022年10月11,12日、2023年6月9日
 録音場所:フィラルモニ・ド・パリ
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 世界初演録音(Disc2)


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