超絶技巧系メゾ・ソプラノ、ヴィヴィカ・ジュノー登場
超絶テクニックと驚異の声域の広さで、カストラートの再現に成功したといわれるアラスカ出身のメゾ・ソプラノ、ヴィヴィカ・ジュノー。DHMへの初録音となる当アルバムは、「世紀の美声」と称された18世紀最大のメゾ・ソプラノ歌手、ファウスティーナ・ボルドーニ[1697-1781]のために作曲されたアリア集を収録。ヘンデルはボルドーニのために歌劇『アレッサンドロ』を書き、そのロッサーネ役でロンドン・デビューを果たしたボルドーニは、さらに『アダメート』『リッカルド1世』『トロメーオ』などの初演に参加し、一躍ロンドンで大きな人気を得ました。さらにザクセン宮廷の作曲家だったアドルフ・ハッセと結婚して、ハッセは、彼女のために15ものオペラを書きあげました。
このアルバムは、ヘンデルとハッセがボルドーニのために書いたオペラのアリアを収録。テクニックだけでなく上品で叙情豊かな表現が必要とされるこれらのアリアで、ジュノーの力量が遺憾なく発揮されています。(SONY/DHM)
【収録予定曲】
・ヘンデル:歌劇『アレッサンドロ』より
・ヘンデル:歌劇『エジプト王トロメーオ』より
・ヘンデル:歌劇『ラダミスト』より
・ハッセ:歌劇『ヌマ ポムピリオ』より
・ハッセ:歌劇『認められたシロ』より
・ハッセ:歌劇『Cajo Fabricio』より
・ハッセ:歌劇『捨てられたディドーネ』より
・ハッセ:歌劇『アルタクセルクス』より
・ハッセ:歌劇『ゼノービア』より
・ハッセ:アリア『Ah! Che mancar mis sento』
ヴィヴィカ・ジュノー(メゾ・ソプラノ)
カペラ・ガベッタ(ピリオド楽器アンサンブル)
アンドレアス・ガベッタ(リーダー、ヴァイオリン)
録音時期:2011年9月
録音場所:ブレーメン放送局スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)