アーロン・ピルザン/バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻

2021年02月12日 (金) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


アーロン・ピルザン、不等分律による『平均律』で「ALPHA」初登場!

1995年オーストリア生まれのアーロン・ピルザンは、モーツァルテウムでカール=ハインツ・ケマーリングに学んだのち、ハノーファー音楽学校のラルス・フォークトのもとで研鑽を積みました。2014年19歳にして「Naïve」レーベルよりベートーヴェンとシューベルトの作品を収めたアルバムでCDデビュー、2018年にはチェロ奏者キアン・ソルターニとのデュオで名門ドイツ・グラモフォンからもアルバムを発表しています。
 バッハの『平均律クラヴィーア曲集』はドイツ語で「Das Wohltemperierte Klavier」といい、これはどの調も程よく美しく響くように調律された鍵盤楽器という意味になります。その調律法はそれぞれの音程差が均一ではない不等分律だったので、1オクターヴを十二等分する「平均律」とは、実は違うものでした。アーロン・ピルザンが「ALPHA」レーベルから初めてリリースする『平均律』では、この「不等分律」にこだわり、調律師と共に楽器を理想的な調律に仕上げています。その効果は冒頭のハ長調のプレリュードから絶大で、たいへん美しいピュアな響きが生まれました。さらにこの調律によって、調によっては逆に特徴的に発生する音の濁りをバッハがどのように利用しているか、という点にも着目し意識的に解釈に取り入れた、画期的な演奏となっています。
 メリハリが明快ですっきりとした中に聴く者を惹きつける細やかな表現力が持ち味の彼の演奏は、これまでも特にバッハに於いて高い評価を得ていますが、曲ごとに極端なテンポ設定を施すようなことなく曲間の繋がりを大切にしながらも、それぞれの個性を見事に引き出す瑞々しい音楽運び、そして美しいタッチは実に見事。多くは先に存在していた小曲を元に構成されたという成立過程を持つ曲集ながらも、彼の手に掛かれば当初から必然的に構築された巨大な作品を聴いているかのような、自然な説得力を帯びて響きます。
 天才の呼び声高く世界中で賞賛されるピルザンですが、ここに来てやっと本領発揮のCDアルバムが登場したといっても過言ではないでしょう。(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV.846-869

Disc1

● 第1番ハ長調 BWV.846〜第12番ヘ短調 BWV.857

Disc2
● 第13番嬰ヘ長調 BWV.858〜第24番ロ短調 BWV.869

 アーロン・ピルザン(ピアノ)

 録音時期:2020年6月
 録音場所:ケルン、ドイチュラントフンク・カンマームジークザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
平均律クラヴィーア曲集 第1巻 アーロン・ピルザン(ピアノ)(2CD)

CD輸入盤

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 アーロン・ピルザン(ピアノ)(2CD)

バッハ(1685-1750)

価格(税込) : ¥3,850

会員価格(税込) : ¥1,890

まとめ買い価格(税込) : ¥1,890

発売日: 2021年03月25日

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 アーロン・ピルザン(ピアノ)(2CD)(日本語解説付)

CD

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 アーロン・ピルザン(ピアノ)(2CD)(日本語解説付)

バッハ(1685-1750)

価格(税込) : ¥3,850

まとめ買い価格(税込) : ¥3,272

発売日: 2021年03月26日

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