クワイエット・コーナーを探して・・・
春風の心地よい季節になると、音楽の衣替えもしたい気分になる。この寒い冬はフォーキーで内省的なシンガー・ソングライターばかり聴いていたので、軽やかに舞う女性ヴォーカルのワルツ・ジャズをセレクトしようか。最近新調したラックスマンのアンプがどんな風に鳴らしてくれるのか楽しみだ。ワルツで世界を巡る音楽の旅。まずはブラジルのイタマラ・コーラックスによるジョアン・ジルベルトが愛娘に捧げたワルツ・ボサ「Valsa」の絶品カヴァーでスタート。続くベン・ラムディンが手掛けたイギリスのカズ・シモンズのキュートな歌声が映える「Stuck」、アメリカのステイシー・ケントの甘くエレガントな「L'etang」はフレンチ・ジャズへの架け渡しで、ガブリエル・デュコンブルによるケニー・ランキンの名曲「Haven't We Met」の洒落たカヴァーへ繋ぐ。ドイツのドッチー・ラインハルトの、デイヴ・マッカイ&ヴィッキー・ハミルトンを彷彿させる親密なデュエット「Pretty Butterfly」を挟み、北欧ノルウェーのヒルデ・ヘフテがひっそりと吹き込んだビル・エヴァンス・カヴァー集へ。名作『From Left To Right』に収められた「Children's Playsong」は子どもたちの無垢な合唱が幸せを運んでくる。まさにメロウ・アウト。いつもの風景さえ違って見える素敵な歌とメロディーたち。うららかな日はこんな曲を聴きながらのんびりと過ごしたい。文●山本勇樹
5件中
1-5件を表示
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
