TOP > Music CD・DVD > News > Jazz > Jazz Vocal > Zarifa インタビューA

Zarifa インタビューA

Thursday, May 15th 2008

無題ドキュメント
Zarifa interview

Zarifa インタビュー


アンヌ・デュクロは私に、発声の仕方、発声力の高め方を教えてくれたわ。今の私があるのも、彼女のおかげね


--- 15歳でパリに移った時、母国モスクワと移住地のフランスでは、音楽的な部分で大きなギャップを感じたりはしませんでしたか?

Zarifa  ええ、勿論あったわ。音楽シーン的な部分では、パリは、より活気があり、生き生きとしていた。モスクワには、パリのジャズ・クラブのような場はなかったしね。パリで演奏して、活躍しているアーティストを見つけた時は、本当にすごく興奮したわ。

--- フランスでは、アンヌ・デュクロと一緒にレッスンを受けていたそうですね。ヴォーカリストとして、色々と吸収できた部分があったのではないでしょうか?

Zarifa  そうね。アンヌと一緒にレッスンを受けることで、私は、自分のスキルを磨くことに励んだわ。彼女は私に、どのように発声し、どのように発声力を高めるかを色々と教えてくれたわ。今の私があるのも、彼女のおかげと言ってもいいわ。

--- あなたを見出したフローレン・ニクレスクは、マヌーシュ音楽や、クラシック界でも活躍しているヴァイオリン奏者ですよね?

Zarifa     フローレンは、とても優れたヴァイオリン奏者だけれど、それだけでなく、バッハからスティーヴィー・ワンダーにまで至る広い知識と教養を持った完璧なミュージシャンなの。だから、私は彼の助言をいつも受け入れているの。彼は、最初に私の母親に出会い、その後で、紹介されたの。つまり、継父となるわけ。


Zarifa


--- では、アルバム『Nature Girl』についてお聞かせ下さい。冒頭の「When I Fall in Love」から、まさに古き良きブロードウェイ全盛時代の風景が脳裏をよぎってしまいました。こういったジャズに縁の深いブロードウェイ・ミュージックも、サリファさんのインスピレーションの源になっているのでしょうか?

Zarifa     ありがとう! 本当にその通りよ!ブロードウェイ・ミュージックは、それ自体が一つの世界なの。私は、古き良き時代の作曲家、例えば、コール・ポーター、アーヴィン・バーリン、リチャード・ロジャース&オスカー・ハマーシュタインU世、ジェローム・カーンなどが大好きなの。彼らの作品は、とても優雅で魅力的よね。計り知れないほど大きな影響を受けているわ。

--- 「Nature Boy」は、フランク・シナトラでも有名な曲ですが、ザリファさんのようなソフトでシルキーな語り口の女性シンガーが歌うと、さらに説得力があるものに聴こえますよね。

Zarifa  とても嬉しいわ。この歌のメロディ自体も素晴らしいのだけれど、やっぱり歌詞がとても魅力的なのだと思う。すごく感動的な歌詞よね。

--- 「This Masquerade」では、後半にややジャズ・ファンク風のアプローチを聴かせていますね。

Zarifa  私の一番のお気に入りは、大好きなジョージ・ベンソンのヴァージョンなの。だから、フローレン・ニクレスクは、ジョージ・ベンソンへのトリビュートという感じで、このアレンジメントを行ったの。

--- 日本でも人気のあるアコーディオン奏者のマルセル・アゾーラが、「I Should Care」、「Smile」の2曲で参加していますね。

Zarifa  彼のような素晴らしいキャリアを持った人は、そうそういないはずよ。彼は、エディット・ピアフ、バルバラ、ジャック・ブレルといった伝説的なシンガーと共演した人なのだけれど、全然気取った感じもないし、謙虚そのものなの。一人の人間としても、ミュージシャンとしても、とてもエレガントよ。


次のページへ続く

<  前のページ     2 of 3     次のページ >
ザリファ
1983年モスクワ生まれ。3歳の頃から、母親が女優/演奏者として所属するロマ(ジプシー)の一座で歌い始める。13歳で名門・モスクワ音楽学院に入学し、歌とピアノを学び、15歳で現在の活動拠点となるフランスに移り住んだ。2007年のパリ録音となる本デビュー作『Nature Girl』では、ジャズ、マヌーシュ音楽、クラシックなど、ジャンルを越えて活躍している偉大なヴァイオリン奏者、フローラン・ニクレスクをはじめ、アコーディオンの神様、マルセル・アゾーラ、南仏バイヨンヌの敏腕ギタリスト、シルヴァン・リュックといった面々が強力にバックアップ。彼女のシルキー・ヴォイスが、ロマの伝統とパリのエスプリを漂わせながら、名ジャズ・スタンダードを可憐に紡ぐ。待望の国内盤リリースです。

デビュー作『Nature Girl』詳細はこちら!



ページTopへ戻る

最新インタビュー

ジャパニーズポップス
 SEAMO
 SOUR
ロック&ポップス
 Queenadreena
 Simple Plan × 森貴美子対談
ダンス&ソウル
 Pete Rock
 Kerri Chandler
ジャズ/ワールド/イージーリスニング
 Mark Murphy
 Traincha
TV & 映画
 『犬と私の10の約束』本木克英監督
 『死化粧師オロスコ(完全版)』 釣崎清隆


Nature Girl
 CD  Nature Girl


Jazz VocalLatest Items / Tickets Information