Marcina Arnold スペシャル・インタビュー
Friday, February 15th 2008
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Marcina Arnold インタビュー
Marcina ええ、そうね。両親の出身のスコットランドや、南アフリカのルーツ・ミュージックにすごく影響を受けてたわ。 --- ロウ・ティーン時代からステージで歌っていたそうですが、プロとしての最初の仕事はどのようなものだったのでしょうか? Marcina とても楽しかったわ。エジンバラ・フェスティヴァルで、伴奏なしのソロで歌ったのを覚えているわ。 --- ヒュー・マサケラや、アイアート・モレイラといった人達との共演やレコーディング歴もお持ちだそうですね。とてもエキサイティングな経験をしたのではないでしょうか? Marcina そうね、忘れられない経験よ。アイアートとは、バイロン・ウォーレンのデビュー・アルバム『Sound Advice』でレコーディングを共にしたの。ヒュー・マサケラとは、実は、アフリカ・ジャズの中でも絶対的な存在としてヒューをサポートしていたブシ・ムロンゴのバック・ヴォーカルで歌っていたの。 --- 世代的に言えば、恐らくあなたが10代後半ぐらいの頃のイギリスは、アシッド・ジャズをはじめ様々なクラブ・カルチャーがムーヴメントとなった時期にあたると思います。やはりクラブ・ミュージック的なものは、あなたの描く音楽世界にとって重要な要素になりますか? Marcina クラブ・カルチャーは、確実に、そして今なお私の音楽に影響を与え続けているわ。ヒップ・ホップ、ブロークン・ビーツ、フュージョン、ジャングル・・なんて呼ばれているにしても、それがグルーヴを持っていて音楽的に素晴らしいものであるなら、私は良いと思うわ。
Marcina ヴォーカル面・音楽面で常に新しいアイデアを模索し続けているから、7年前の自分と、今の自分は違うところにいると思うわ。経験がやはり人生における最も偉大な教師だと思う。それは、どんなに素晴らしく歌を歌えるかということとは関係ない。歌うということは、そこに感情を顕すことで、欠くことの出来ない必須な要素だわ。私は、常にその要素を保ち続けるようにしているわ。 音楽的なことで言うと、このアルバムで聴くことが出来る私と、今の私は既に違うわ。何故ならそれは、このレコーディングが行われたスタジオでのセッションの時の私の音楽であって、そういうことが音楽的歴史であり、その時その時の音楽性の明確な顕現だと思っているわ。
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マルシナ・アーノルド プロフィール
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スコットランド人と南アフリカ人を両親に持つ、英国のシンガー・ソングライター、マルシナ・アーノルド。15歳の時からステージで歌い始めた彼女は、これまでもシンガーとして、ヒュー・マセケラ、アイアート・モレイラ、マーク・ド・クライブ・ロウ等のバンドで活動。「ミリー・リパートン+テリー・キャリアー+ジョイス」とでも言うべき独特のサウンドと、類まれなメロディ・センスが生み出す美しい旋律。名門Counter Pointからリリースされたデビュー作『About Time』が現在話題を呼んでいる。
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