マーラー(1860-1911)
新商品あり

マーラー(1860-1911) レビュー一覧

マーラー(1860-1911) | レビュー一覧 | CD、DVD、ブルーレイ(BD)、ゲーム、グッズなどを取り扱う【HMV&BOOKS online】では、コンビニ受け取り送料無料!国内最大級のECサイトです!いずれも、Pontaポイント利用可能!お得なキャンペーンや限定特典アイテムも多数!支払い方法、配送方法もいろいろ選べ、非常に便利です!

商品ユーザーレビュー

7204件
並べ替え: 新着順| 共感数の多い順| 評価の高い順
  • 「ピリオド楽器によるおそらく初めてのもの」とはいう...

    投稿日:2024/07/18

    「ピリオド楽器によるおそらく初めてのもの」とはいうものの、ピリオド楽器の演奏に接することが多い現代ではあまり気にならない人の方が多いと思います。演奏はとても立派で素晴らしい。しかしコアなマーラー好きな人には9番というだけで思い入れが強いので、多少物足りなくなるのでは?と思います。だからといって楽譜通りの素っ気ない演奏ではありません。粘るところではねちっこく演奏されたりしています。バッハもベートーヴェンもブルックナーもマーラーも聴くクラシック音楽好きが「今日はマーラーの9番でも聴いてみるか」なんて時には最高な1枚ではないかと思います。

    jin さん

    0
  • このCDはもしかしたらマイルストーンになるかもしれな...

    投稿日:2024/07/15

    このCDはもしかしたらマイルストーンになるかもしれない。「交響曲第9番」はマーラー自身の初演はかなわなかった。「交響曲第9番」と「大地の歌」の初演はブルーノ=ワルターに任された、無論ワルターのレコードは大きな価値を持つものだけれど。特に「交響曲第9番」に関しては様々な解釈があるのではないか。大きく分けて「情念型」と「音楽的」に演奏するものと。もちろん中にはジュリーニのようにユニークな、しかしとても魅力的なものもあるのだけど。しかしこの録音のように、これほどまでに「生」に対する強烈な「あこがれ」・「讃歌」を突き付けるものを聴いたのはわたしは初めてである。このCDを聴いて思うのはまず全体に「夢見るような」雰囲気が感じられること。そして何より適切な、いや聴いて「だからこのテンポなんだ」と思わせること。それは極めて切実な、しかし幸福なものである。そしてやってくる第4楽章の澄み渡る情景…少し大げさに言えば「交響曲第9番」の聴き方さえ変わるのではないかとさえ思う。マーラー・アカデミー管弦楽団は見事な演奏。そしてフォン・シュタイネッカー!素晴らしい。まったく見事な演奏である。そして最大の賛辞はマーラーの「交響曲第9番」。この曲を聴けるのは喜びでしかない。

    Q さん |60代

    0
  • 歴史的な意義づけや評価というものは度外視して、この...

    投稿日:2024/07/15

    歴史的な意義づけや評価というものは度外視して、この演奏を聴いた感想を申し述べます。当時、私は既に社会人でしたから、当時のマーラーの演奏状況というものは理解しているつもりですので、「黎明期に健闘した演奏」というのは、正しくないと思うからです。私がここで注目するのは、一見マゼールの演奏がアクの強い、自己主張の目立つものに見えるとすれば、それはオーケストラの音楽性がマゼールのマーラーと合致していないからだ、ということです。実は、マゼールの演奏には、ときどき、やけに自己主張の強い、恣意的に見える演奏があるかと思うと、まったくそうではない自然な演奏に見える演奏があることが不思議でした。しかし、この演奏を聴いていて、なるほど限られたリハーサル時間では、指揮者が指示をしたところ、十分に意を伝えきれなかったところがあり、楽団が曲を自分なりに理解をして、指示の希薄な部分を補って行かないと、このようなツギハギのような感じの演奏に、マゼールの場合は、なってしまうのだな、ということがよく分かりました。マゼールの解釈は、ニューヨークの演奏は聴いておりませんが、ウィーン、フィルハーモニアの演奏では、この演奏と一貫しています。それにも関わらず、この演奏だけが、なにやらマゼールの意図が悪目立ちしております。それは、つまりは、楽団のマーラーとマゼールのマーラーに密度の差があったということと思います。こうしたことを考えるきっかけとして、私には、この演奏は大変に勉強になりました。

    slave さん

    0
  • バーンスタイン壮年期の熱きマーラー解釈 バーンス...

    投稿日:2024/06/19

    バーンスタイン壮年期の熱きマーラー解釈 バーンスタイン/ニューヨーク・フィルは1970年に来日、マーラー交響曲第9番を東京文化会館で演奏した。高校生だった個人的な思い出だが、会場で打ちのめされたような<衝撃>を受けて以来、このマーラー像に魅せられている。 本全集は、バーンスタイン (1918-90年)が42才から57才頃までの最もエネルギッシュな活躍の時代に録音されたが、その後の再録もあるので一般には「旧盤」と呼ばれる。第8番と『大地の歌』以外は手兵ニューヨーク・フィルとの演奏で、一貫してバーンスタインの、「没入型」ともいえる独自のマーラー解釈が表現され、迸るような熱い強奏と深く沈降するような弱奏が全般に早いテンポで交錯する。ワルター、クレンペラーの世代とは一線を画し、新マーラー解釈の扉を開いたといった当時の評価が思い出される。 録音は古くなったが、演奏の最高の質、破格の値段(CD12枚組)からみて、シノーポリのような「分析型」との対比聞き比べの妙味でも、マーラー全集選択の最右翼である。

    織工 さん

    0
  • 第1番〜第5番、配信では第7番もリリースされている、...

    投稿日:2024/06/16

    第1番〜第5番、配信では第7番もリリースされている、このコンビのマーラー・シリーズでは今のところ最も良い録音だと思う。第1楽章では「夏の行進曲」が生彩豊かに奏でられているのが印象的。提示部末尾、練習番号32からのアッチェレランドは痛快だが、譜面の指定通り。一方、楽章最後のコーダではタメるところと畳みかけるところの交替がとてもうまい。20分ちょっとで片づけられることも少なくない終楽章も、最後の拍手を除いて実質25:14ぐらいと、きわめてじっくり型のテンポ。カーチュン・ウォンと日本フィルのような非ロマンティックで「新感覚」の演奏ではなく、従来のイメージ通りのマーラーだが、その中での完成度はすこぶる高い。コーダもラトルのようにテンポを速めたりせず、悠然と進める。最後の頁に「力任せではなく、満ち足りた、高貴な響きで」と書いた作曲者のイメージ通りの演奏。唯一、文句をつけるとすればオケの質、もしくは音の録り方。もちろん決して下手なオケではない。ライヴ+パッチ・セッションの録音だから当然ではあるが、トロンボーンのソロ、舞台裏からのボストホルン・ソロ、終楽章・最終変奏冒頭の金管合奏なども全く危なげない。ただし、明晰で機能的には優秀なオケだが、オーストリアの楽団らしい響きの厚みがあまり感じられない。何となく新日フィルを聴いているみたい。

    村井 翔 さん |70代

    0
  • この曲目もすごいけど、2006年のサントリーではこの組...

    投稿日:2024/05/21

    この曲目もすごいけど、2006年のサントリーではこの組み合わせでブラームスの第2協奏曲とロマンティックという、まあ今から考えるとすごいコンサートがありました。その映像は残ってないのかしらね。

    fuka さん

    1
  • 録音期間に7年ほどの開きがあるため、当然ながら後に...

    投稿日:2024/05/12

    録音期間に7年ほどの開きがあるため、当然ながら後に行くほど音が良くなっています。第7番は68年と最後の方のため非常に音質が優れ、超然とした遅いテンポに内容がぎっしり詰まった圧倒的な演奏を堪能出来ます。老大家に見られる弛緩したり無表情な部分は全くありません。この曲を聴くためだけに購入しても後悔しないと思います。

    好事家 さん

    0
  • 小泉さんと九響の金字塔のような、素晴らしい感動的な...

    投稿日:2024/05/01

    小泉さんと九響の金字塔のような、素晴らしい感動的なマーラーです。ステマネ氏のお手製の鐘の音も心に突き刺さるように響く。2024年3月20日のサントリーホールでの公演(ベートーヴェン2番と英雄の生涯)をもって九響音楽監督を退任された小泉さん。その公演も感動的でした。九響の生の音を初めて体感し、福岡の音楽好きを羨ましく感じましたよ。

    MATATABI さん |50代

    0
  • 小澤さんの最高の青春の記念碑。これ程清々しい巨人は...

    投稿日:2024/04/10

    小澤さんの最高の青春の記念碑。これ程清々しい巨人はない。シカゴ時代の尖った演奏には後にない若い意欲を感じる。そして、サンフランシスコを経て、ボストンの初期がこの盤である。幻想ではおとなし過ぎたと感じたが、このしなやかな青春譜のなんと心地よいことか。当時、ベルリンフィルでも大喝采を受けた演目である。後の巨人も素晴らしいが、ボストン響では私はDG盤が好きだ。取るならば斎藤記念の盤の方が最終結論というか小澤さんのシカゴを取り戻したようあ巨人の方を取る。いずれにせよ、小澤さんで何か一つと言われれば、一番に上げる好きな演奏がこの盤である。ここには青春がある。

    おとちゃん さん

    0
  • 久しぶりにマーラーの第5番を聴いた。長い曲だけに、...

    投稿日:2024/04/02

    久しぶりにマーラーの第5番を聴いた。長い曲だけに、気軽に取り出すことはなかったが、なぜか聴きたくなった。聴きだすとやめられなくなった。ワルターのマーラーは、やっぱりいい。第3楽章では、ホルンが素朴に奏でる。それはウィーンフィルのように朗々と奏でるものではないが、心惹かれるものであった。1年後にまたお会いしましょう。

    私老害かしら さん |60代

    0

既に投票済みです

ありがとうございました

%%message%%