CD 輸入盤

The Planets: Bernstein / Nyp

ホルスト (1874-1934)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MYK37226
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD

商品説明

ホルスト:組曲『惑星』
バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック
1971年11月30日&12月7日、ニューヨーク、フィルハーモニックでのステレオ録音。英国風の『惑星』とはまったく異なる濃厚で強烈な演奏。
 「火星」は冒頭から推進力に富む凶暴な雰囲気が印象的で、軍神にふさわしい荒々しい演奏が展開されてゆきます。しかし何といってもバーンスタインらしいのは「木星」の中間部でしょう。バーンスタインは有名なこの旋律をまるでマーラーのアダージョのように扱い、深い情念を描き出します。英国音楽としてはヘヴィーに過ぎるアプローチですが、彼の『エニグマ変奏曲』同様、好きな人には堪らないものがあるといえるのではないでしょうか。

収録曲   

クラシック曲目

  • Gustav Holst (1874 - 1934)
    The Planets, Op. 32/H 125
    演奏者 :

    指揮者 :
    Bernstein, Leonard, Bernstein, Leonard
    楽団  :
    New York Philharmonic, New York Philharmonic Chorus
    • 時代 : 20th Century
    • 形式 : Suite / Tone Poem
    • 作曲/編集場所 : 1914-1916, England
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : , [Studio]

総合評価

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バーンスタインはホルストの組曲「惑星」を...

投稿日:2012/08/18 (土)

バーンスタインはホルストの組曲「惑星」を一度だけスタジオ録音している。バーンスタインは、晩年に自らのレパートリーの再録音をDGに数多く行ったことから、もう少し長生きしていれば同曲の再録音をウィーン・フィルなどと行った可能性もあるが、晩年の芸風に鑑みれば、再録音が実現することが果たして良かったかどうかは疑問であるとも言える。というのも、バーンスタインの晩年の演奏は、表情づけは濃厚の極みになるとともに、テンポは異常に遅くなったからだ。マーラーの交響曲・歌曲やシューマンの交響曲・協奏曲については、かかる晩年の芸風が曲想に見事に符号し、圧倒的な超名演の数々を成し遂げるのに繋がったと言えるが、その他の大半の楽曲、とりわけ独墺系以外の作曲家の作品については、例えばチャイコフスキーの交響曲第6番、ドヴォルザークの交響曲第9番、シベリウスの交響曲第2番など、箸にも棒にもかからない凡演を繰り返したところである。ところが、バーンスタインがニューヨーク・フィルの芸術監督をつとめていた1970年までは、こうした晩年の大仰な演奏とは別人のような演奏を行っていた。良く言えば、躍動感溢れる爽快な演奏、悪く言えばヤンキー気質丸出しの底の浅い演奏。もっとも、バーンスタインらしさという意味では、この当時の演奏を評価する聴き手も多数存在しているところであり、演奏内容の浅薄さはさておき、私としても当時のバーンスタインの思い切りのいい躍動感溢れる爽快な演奏を高く評価しているところだ。本盤におさめられた組曲「惑星」は、ニューヨーク・フィルの音楽監督を退任した1年後の演奏ではあるが、かかる躍動感溢れる爽快な芸風は健在。「火星」の終結部など、いささか力づくの強引な荒々しささえ感じさせる箇所がないわけではないが、楽曲が組曲「惑星」だけに違和感など微塵も感じさせることがないと言える。また、こうした標題音楽だけに、当時のバーンスタインの演奏の欠点でもあった、演奏の底の浅さなども致命的な欠陥にはならず、英国音楽ならではの詩情にはいささか不足するきらいはあるものの、強靱な迫力と躍動感に満ちた素晴らしい名演と高く評価したいと考える。ニューヨーク・フィルもバーンスタインの統率の下、その技量を十二分に発揮した渾身の名演奏を展開しているのが見事である。音質は、従来盤が1971年のスタジオ録音だけに今一つの平板なものであったが、数年前に発売されたシングルレイヤーによるマルチチャンネル付きのSACD盤が圧倒的な高音質であった。そもそも、マルチチャンネルとシングルレイヤーの組み合わせは他にも殆ど例がないだけに、SACDの潜在能力を最大限に発揮した究極のSACD盤として、極めて希少なものであるとも言える。カプリングにブリテンの4つの海の間奏曲を収録していたのも、演奏の素晴らしさも相まって大変貴重なものであった。現在では、当該SACD盤は廃盤であるとともに入手難であるが、仮に中古CD店で入手できるのであれば、多少高額であったとしても購入されることを是非ともおすすめしておきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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荒々しく、迫力満点の高速テンポの火星から...

投稿日:2010/03/17 (水)

荒々しく、迫力満点の高速テンポの火星から始まり、期待させるがその後はイマイチかなと思います。期待しすぎたせいかも知れませんが・・・ ただ海王星は別。 これはすばらしい出来です。 録音も良好。 1020円という価格なら元はとれると思います。尚、CD裏ジャケットの演奏者欄はオーケストラとバーンスタインの名前しか記載がなく、一瞬海王星のコーラスは収録されていないのか!?と思いましたがちゃんと入ってました。

レインボー さん | 不明 | 不明

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1971年収録、この頃には初演者ボールトも何...

投稿日:2009/06/17 (水)

1971年収録、この頃には初演者ボールトも何回目かの録音もしあのカラヤン/VPO盤が収録されて10年余、他盤もそろそろ出だし、この曲はすっかり世に定着し若干バーンスタインファンならずとも品揃え的な感じがしないでもなかったと覚えています。演奏はトップバッターの「火星」はテンポ早くしかも荒々しさを印象付け他の演奏とは「違うぞ!」と名乗りをあげつつ突き進むものと思っていたら続く「金星」はコロッとゆっくりと・・・そして問題の「木星」別にカラヤン演奏とタイムを比較する意味はないのですが目安としてメモしておきますと約1分長く語りはHMVレビューにもありますようにじっくりしかも時として同じパッセージでも音の強弱を多用して決して他演奏の様なムード調ではない処バーンスタインらしくここで好き嫌いが分かれるのかも知れません。最後「海王星」も特に彼としてもジックリ製品差別化で工夫をこらしました。所謂英国風ではない別切り口での惑星演奏で一聴の価値はあると思います。

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人物・団体紹介

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ホルスト (1874-1934)

“惑星”で有名なイギリスの作曲家グスターヴ・ホルストは、1874年9月21日、英国グロースターシャー州のチェルトナムにスウェーデン移民の子として生まれます。父は音楽教師、母はピアニストだったこともあって、家庭環境は非常に音楽的でした。1887年、チェルトナム・グラマー・スクール入学。1891年、同校卒業。管弦楽のための間奏曲、スケルツォ作曲。1892年、ウィック・リッシントンでオルガニストの職に就

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