SACD 輸入盤

『惑星』、『ベニ・モラ』、『日本組曲』 アンドルー・デイヴィス&BBCフィル

ホルスト (1874-1934)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CHSA5086
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

ホルスト『惑星』『ベニ・モラ』『日本組曲』!
アンドルー・デイヴィス&BBCフィル


いまやイギリスを代表する名指揮者のひとりとなったサー・アンドルー・デイヴィスには、1994年にBBC交響楽団を指揮した見事な『惑星』がありましたが、今回はBBCフィルを指揮しての久しぶりの再録音となります。

【アンドルー・デイヴィス】
アンドルー・デイヴィスは、1944年の生まれ。オックスフォード大学キングス・カレッジでオルガンを学びますが、在学中から指揮の才能を認められ、卒業後ローマの聖チェチーリア音楽院へ留学、フランコ・フェラーラに指揮法の基礎を授かります。帰国後は英ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー協会に選抜されて経験を重ねる一方、ネヴィル・マリナー率いるアカデミー・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズの鍵盤楽器奏者としてプロの演奏家の道を歩み始めます。
 そのキャリアが急展開をみせるのは、1970年11月、准指揮者のポストにあったBBCスコティッシュ交響楽団の演奏会で急遽代役指揮を務めてセンセーショナルな成功を収めてから。翌年からはイギリス国内の主要オケに次々と客演する多忙な日々がはじまり、1975年にトロント交響楽団の音楽監督に就任する頃には、既に若いながらも場数を踏んだ経験豊かな指揮者へと成長を遂げていました。同じ頃に開始されたレコーディング活動も、ソニーを中心に積極的におこなわれました。
 その後、1988年にグラインドボーン音楽祭の音楽監督に任命され、翌1989年にはBBC交響楽団の首席指揮者に就任していますが、2000年からはシカゴ・リリック・オペラの音楽監督を務めて現在に至っています。

【シャンドスのホルスト管弦楽作品シリーズ】
リチャード・ヒコックスの指揮で開始されたシャンドス・レーベルの新たな企画「ホルスト管弦楽作品シリーズ」は、ヒコックスの急逝のため、2008年暮れの第1弾リリースで止まっていましたが、今回、アンドルー・デイヴィスが引き継ぐ形で再開されたのはなによりの朗報です。

【惑星】
「プロムス」ラスト・ナイトの指揮回数が戦後最高であるアンドルー・デイヴィスは、オーケストラ・レパートリーの聴かせどころを巧みに演出する手腕の確かさでも知られており、これまでにもエルガー・ボックスやヴォーンーウィリアムス・ボックスにおける、メリハリの効いたアプローチで人気を博してきたほか、『惑星』でも高い評価を受けていました。今回は久々の再録音ということで、さらに練り上げられ徹底した表現と、最新の録音技術の成果を期待できるところです。

【ベニ・モラ】
『惑星』作曲と同じ頃、東洋思想に興味を持っていたホルストが、アルジェリアに旅行した際に触れた異文化への思いを音楽化した作品。どことなく東洋的な舞曲とフィナーレから成っています。

【日本組曲】
日本人舞踏家伊藤道郎の依頼により、『惑星』作曲と同じ頃に書かれたバレエ音楽。全編に日本民謡が用いられていますが、元ネタは伊藤道郎の口から発せられたものということです。(HMV)

【収録情報】
ホルスト:管弦楽作品集Vol.2
・組曲『惑星』 Op.32
・日本組曲 Op.33
・ベニ・モラ Op.29-1

 マンチェスター室内合唱団
 BBCフィルハーモニック
 アンドリュー・デイヴィス(指揮)

 録音方式:DSDレコーディング
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

  • 01. Beni Mora, Oriental Suite for Orchestra, Op. 29/1, H. 107: First Dance: Adagio - Vivace
  • 02. Beni Mora, Oriental Suite for Orchestra, Op. 29/1, H. 107: Second Dance: Allegretto
  • 03. Beni Mora, Oriental Suite for Orchestra, Op. 29/1, H. 107: Finale, in the Street of the Ouled Nals: Adagio - Allegro Moderato
  • 04. Japanese Suite, for Orchestra, Op. 33, H. 126: Prelude: Song of the Fisherman
  • 05. Japanese Suite, for Orchestra, Op. 33, H. 126: Ceremonial Dance
  • 06. Japanese Suite, for Orchestra, Op. 33, H. 126: Dance of the Marionette
  • 07. Japanese Suite, for Orchestra, Op. 33, H. 126: Interlude: Song of the Fisherman
  • 08. Japanese Suite, for Orchestra, Op. 33, H. 126: Dance Under the Cherry Tree
  • 09. Japanese Suite, for Orchestra, Op. 33, H. 126: Finale: Dance of the Wolves
  • 10. The Planets, Suite for Orchestra & Female Chorus, Op. 32, H. 125: Mars, the Bringer of War
  • 11. The Planets, Suite for Orchestra & Female Chorus, Op. 32, H. 125: Venus, the Bringer of Peace
  • 12. The Planets, Suite for Orchestra & Female Chorus, Op. 32, H. 125: Mercury, the Winged Messenger
  • 13. The Planets, Suite for Orchestra & Female Chorus, Op. 32, H. 125: Jupiter, the Bringer of Jollity
  • 14. The Planets, Suite for Orchestra & Female Chorus, Op. 32, H. 125: Saturn, the Bringer of Old Age
  • 15. The Planets, Suite for Orchestra & Female Chorus, Op. 32, H. 125: Uranus, the Magician
  • 16. The Planets, Suite for Orchestra & Female Chorus, Op. 32, H. 125: Neptune, the Mystic

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惑星ですが、なんかいまいち迫力に欠ける。...

投稿日:2011/11/05 (土)

惑星ですが、なんかいまいち迫力に欠ける。ベニモラや日本組曲は秀演

ロマン派 さん | 新潟県 | 不明

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素晴らしい名演だ。英国音楽の大御所であっ...

投稿日:2011/03/05 (土)

素晴らしい名演だ。英国音楽の大御所であったヒコックスによって録音が開始されたホルストの管弦楽曲集であるが、第1集を完成させたところで急死してしまった。ホルストと同じ60歳の死はあまりにも早いものであり、第1集が超名演であっただけに大変残念なことと言わざるを得ない。ヒコックスの開始したプロジェクトは、同じく英国音楽の名匠アンドルー・デイヴィスが引き継ぐことになったが、本盤の出来を聴く限りにおいては、その引き継ぎが実に上手くいったのではないかと考えられる。先ず、メインの惑星であるが、雄渾なスケール感を感じさせる名演だ。何よりも、SACDマルチチャンネルによる極上の高音質録音が、名演に大きく華を添えている点を指摘しておきたい。ホルストの華麗なオーケストレーションを味わうためにはマルチチャンネルは最適であり、雷鳴のようなティンパニや重層的な金管楽器の咆哮など、音響が立体的に聴こえるのが素晴らしい。こうした臨場感のある高音質録音だけでも、名演の評価の半分は勝ち取ったようなものである。加えて、アンドルー・デイヴィスは、前述のような雄渾さに加えて、細部に至るまで実に精緻で情感豊かな演奏を行っており、優美で繊細な抒情が持ち味の金星、土星、海王星においては、至高・至純の美しさを誇っていると言える。とりわけ、海王星の終結部の女声による合唱が明晰に聴こえるのは、これまでの惑星の演奏史上でもはじめてではないだろうか。曖昧模糊で、殆ど聴き取れないような演奏が多い中で、こうした演奏は大いに歓迎したいと考える。併録の東洋的組曲「ベニ・モラ」は、ホルストがアルジェリアを旅行した経験をもとに作曲した曲とのことであり、東洋というよりはアラビア風であるところがご愛嬌ではあるが、有名な日本組曲ともども、アンドルー・デイヴィスは、雰囲気満点の異国情緒溢れる名演を成し遂げるのに成功している。アンドルー・デイヴィスの指揮の下、BBCフィルハーモニック、そしてマンチェスター室内合唱団も最高のパフォーマンスを示している点も高く評価したい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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待ちに待ったCHANDOSのホルスト・シリーズ...

投稿日:2011/01/19 (水)

待ちに待ったCHANDOSのホルスト・シリーズの日本組曲。もう聴くしかないでしょう。80年代末から90年代初めにかけて続々とリリースされた同シリーズですが、なぜか日本組曲は収録されず立ち消え。久々の再開でしたが、ヒコックスが急死でどうなるかと思ってました。やっと出ますね。日本組曲のCDとしてはPCレーベルのものが、いまだに現役盤なので本当に貴重な録音です。当時、DECCAレーベルが国内盤ではLONDONレーベルとして発売されていた時代。きっと歴史的なCDとなるでしょう。

kura-ota さん | 不明 | 不明

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人物・団体紹介

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ホルスト (1874-1934)

“惑星”で有名なイギリスの作曲家グスターヴ・ホルストは、1874年9月21日、英国グロースターシャー州のチェルトナムにスウェーデン移民の子として生まれます。父は音楽教師、母はピアニストだったこともあって、家庭環境は非常に音楽的でした。1887年、チェルトナム・グラマー・スクール入学。1891年、同校卒業。管弦楽のための間奏曲、スケルツォ作曲。1892年、ウィック・リッシントンでオルガニストの職に就

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