LPレコード 輸入盤

『トスカ』第2幕後半、第3幕 サーバタ&スカラ座、カラス、ディ・ステーファノ、他(1953 モノラル)

プッチーニ (1858-1924)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
33CX1095
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
LPレコード

ユーザーレビュー

総合評価

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 カラス、ステファノ、ゴッビ&デ・サバタ...

投稿日:2011/09/01 (木)

 カラス、ステファノ、ゴッビ&デ・サバタによる名演の復刻盤だが、五十数年前の録音とは思えぬ瑞々しさ生々しさを堪能した。復刻CDも過去に何回か出されており、2002年に出た初演100年記念のものが上々の音質だったと記憶するが、このLPも満足のいく出来映えである。オリジナルの英Columbia盤も当時としては優れたLPで今でも十分通用するが、聞き比べると、製盤技術や材料のクォリティ・アップの恩恵をフルに利用したこの180g重量盤は、ノイズと歪みの無さでオリジナルを凌駕する存在感を味わえる。  勿論モノラルだが、プロデューサーのウォルター・レッグが「ステレオになる前は、距離感を出すのが今より難しかった。トスカの登場をそれらしくするために、『マリオ!』の三つの呼びかけを一つ一つ録音した−三つとも袖からだったが、一回ずつマイクロフォンに近づけていって−そして、後で継ぎ合わせたのである」と回想録で種明かしをしていた箇所も、狙い通りの効果が聴き取れる。モノラルは左右の広がりはステレオに及ばなくても、前後の距離感は思いの外それらしく表現できるものなのだ。モノラルだからといって毛嫌いすべきではない。  私見では、最新技術によるLPなので、モノラル用カートリッジで再生するなら新しい設計の機種が望ましい。昔の重針圧のものは避けた方が無難。むしろ、ステレオ・カートリッジで片チャンネル再生の方が好ましい。

Erdinger さん | 神奈川県 | 不明

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