シューベルト(1797-1828)

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CD

ピアノ・ソナタ第13&21番 高橋アキ

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CMCD28141
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

高橋アキ/シューベルト:ピアノ・ソナタ第21&13番

常に演奏の可能性を追求していく高橋アキのドラマ性あふれるシューベルト

 多くの人が驚くであろう高橋アキの最新アルバム。
 現代音楽の第一人者として日本のみならず世界の現代音楽界を牽引し続ける高橋アキが、最新アルバムでシューベルトを収録。
 なぜ、彼女が今「シューベルト」なのでしょうか。
 そのきっかけは大学院時代に師事したシューベルトのスペシャリスト、ヴァシャヘーリ先生との出会いである、と高橋アキは言います。
 高橋アキは武満作品でデビューし、その後は現代作品の演奏依頼が多くなり、自然と「クラシック」から離れた演奏活動を展開してきました。「演奏の可能性を追求していきたい」という気持ちを常に持ち続け、音楽の枠だけにとどまらず、ジャンルにとらわれない他のアートとのコラボレーションにも積極的に取り組んでいます。
 そして、どのような状況でも常にポイントとなっているのが「音楽の中にあるドラマ性である」と、高橋アキは話しています。
 シューベルト作品に存在する「ドラマ性」を彼女はどの様に表現しているのでしょうか。それを考えただけでもなんとも想像力をかき立てられる興味深い1枚と言えます。
 JVC K2レーザー・カッティングによる高音質。

シューベルト:
・ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960(遺作)
・ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D.664 作品120
 高橋アキ(ピアノ)

 録音:2007年7月 ほか/三重

内容詳細

端正な演奏で、響(特に高音)も美しい。遅いテンポはシューベルトの息の長い音楽をじっくりと聴かせるとも言えるが、と同時にのびやかな歌の愉悦とは別の、どこか現実的でない世界を提示する。D.960で第1楽章の反復を実行し、ダークさを強めているのもそのためか。(ま)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960(遺作)
  • 02. ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D.664 作品120

総合評価

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これは素晴らしい演奏と思いました。高橋ア...

投稿日:2021/04/08 (木)

これは素晴らしい演奏と思いました。高橋アキと言えば、サティの演奏が思い浮かびますが、どうしてどうして、シューベルトのおどろおどろしさと、愛らしさを、丁寧に慈しむように紡ぐ演奏です。優しい幸福感に浸れる1枚です。

Foley Detroit さん | UNITED STATES | 不明

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 現代音楽やサティの演奏で見かける名前を...

投稿日:2016/05/31 (火)

 現代音楽やサティの演奏で見かける名前をシューベルトのソナタで発見するとは。高橋アキによるシューベルトを恐る恐る聴いてみた。ピアノのためだろうか、ピアニストの演奏の際立たせ方のためだろうか、今までと違った音(声部?)や旋律が耳に飛び込んでくる。とても新鮮で新しい演奏だ。多くのピアニストがよく歌わせる所と違う部分を聴かせてくれるのは、「(表面的・一義的でない)心の内奥の声を代弁したい」といった考えなのかは判らないが、そう思わずにはいられない演奏。     ドラマ性を表現したいといったコメントを演奏者は表明しているが、特に見せつけるような印象がないので、過度のドラマ性を求めたい方には物足りないかもしれないが淡々と物語が紡がれていく向きを好む方にはお薦めしたい。   ピアノの音は光り輝くようなきらめきより、艶が程よく落ち着いた漆の塗りもののような印象。     蛇足ながらこういった静謐なシューベルトと、例えばフェルドマンなどをカップリングしたコンサートなどあったら面白いのではないだろうか。これこそまさに高橋アキならではのプログラムだと思うのだが…。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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21 番の演奏を一聴したときの印象は、この...

投稿日:2009/07/16 (木)

21 番の演奏を一聴したときの印象は、この有名な遺作にこびり付いた手垢を一旦すべて洗い落とし、原点から構築しなおしたようで、高橋さんらしい仕事だな、でも少しさらりとしすぎかな、などど感じた。 しかし、この演奏が耳に心地よく思われて何度も聴いているうちに、静かな運びの中に自然にシューベルトの歌や感情がわきあがってくることにようやく気づかされ、最近もっとも聴く機会の多い CD の一つになった。 テンポ自体はもっと遅い演奏もあるけれど、テンションは維持されながらも、ゆったりと流れる大河に身をゆだねているようで、進み、立ち止まり、ためらいながらもまた歩み始める、そんな、さまざまな感情の変化も、自分のもののように感じられる。 実はこんな風に弾いたんじゃないの? 控えめな性格で、ヴァーチュオーゾでもなかったというシューベルトが、仲間達に囲まれて弾く姿が目の前に浮かんだ。長大なこのソナタのすみずみまで、初めて見渡せた気がして、高橋アキのすごさが、少しわかったように感じられた。死ぬまで聴き続けると思います

まだや さん | 大阪府 | 不明

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