シューベルト:ます、フンメル:ピアノ五重奏曲
シューベルトのピアノ五重奏曲『ます』と、作曲時期が比較的近いフンメル[1778-1837]のピアノ五重奏曲を並べたアルバム。どちらの曲もピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという編成で、当時の家庭での音楽会で好んで演奏されたと考えられます。レミ・バロー・アンサンブルによるこの演奏は、ウィーン風のまろやかな響きを活かしつつ活気に満ちており、これまで幾度となく行われてきた『ます』の録音に新たな風を吹き込むものです。
レミ・バローはパリ生まれ、ウィーン国立歌劇場管弦楽団に10年以上在籍。室内楽奏者、指揮者として活躍、クラングコレクティフ・ウィーンの芸術監督も務めています。近年はブルックナー所縁のザンクトフローリアン修道院で行われる夏の音楽祭「ブルックナー週間」の常任指揮者を務め、交響曲全曲を録音したことでも注目を集めました。ピアノのフォゥグ・浦田陽子はウィーン国立音楽大学で学び、数々のコンクールで優勝。ウィーン・ピアノ三重奏団およびウィーン・ピアノ五重奏団のメンバーとして活動しています。ヨアゲン・フォゥグはデンマーク出身、1975年からウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーを務めた後、ウィーン・ピアノ五重奏団でも演奏しています。ヴィオラのイリス・バローはクラングコレクティフ・ウィーンのコンサートマスター。ウィーン国立歌劇場管弦楽団やウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で活躍中。マンフレッド・ヘッキングはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に在籍後、音楽と医学の道を両立させています。(輸入元情報)
【収録情報】
● シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667, Op.posth.114『ます』
● フンメル:ピアノ五重奏曲変ホ短調 Op.87
レミ・バロー・アンサンブル
フォゥグ・浦田陽子(ピアノ)
レミ・バロー(ヴァイオリン)
イリス・バロー(ヴィオラ)
ヨアゲン・フォゥグ(チェロ)
マンフレッド・ヘッキング(コントラバス)
録音時期:2023年4月25-27日
録音場所:ウィーン、、ノイシュタット、Bosendorfer Showroom
録音方式:ステレオ(デジタル)