CD 輸入盤

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲、他 タシュナー、サンドベリ、シュミット=イッセルシュテット、他

シベリウス(1865-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
64215082
組み枚数
:
1
レーベル
:
Mdg
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

MDGのタシュナー復刻第4弾。シベリウスは蔵出しマスターからの初復刻

MDGが少しずつですが着実に進めているゲルハルト・タシュナーのCD復刻、第4弾です。
 タシュナーは1941年に19歳の若さでゴールドベルクの後任としてベルリン・フィルのコンサートマスターに招かれ、1945年までフルトヴェングラーと共に第2次大戦下の辛く厳しい時代を生き延びました。非ナチ化裁判の対象にならなかったため、戦後すぐにソリストとして、またギーゼキング&ヘルシャーと組んだピアノ・トリオで活動を再開。1976年に55歳でベルリンで亡くなりました。ソリストとしての活動期間が短く、また録音が少ないため「知る人ぞ知るヴァイオリニスト」に甘んじていましたが、こうした復刻CDによって再評価が進んでいます。
 タシュナーは1944年にフィンランドをツアーし、その際にシベリウスとの交友が芽生え、ヴァイオリン協奏曲の解釈についても突っ込んだ意見交換をしたそうです。タシュナーはシベリウスに対して第3楽章のテンポを遅めにとって演奏することを提案したそうですが、この演奏ではシベリウスの指示よりも微妙に速いテンポで弾いているのが興味深いところです。
 当CDはケルンの西部ドイツ放送所蔵のマスターテープをMDGが発掘して復刻したもので、先にCD化されたARCHIPEL盤と比べると、中低音の情報量と全体的な質感等で勝っています。戦後のドイツでは、特にステレオ時代になると、演奏家と契約した所定の放送回数を終了したモノラル録音のテープを、スペース確保のために廃棄処分するのが通例だったそうで、シベリウスのマスターが発見されたことは「奇跡的だ」とMDGも喜んでいます。
 戦後のベルリンを占領したソ連は、1940年に初演されたハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲を「文化使節」に見立て、西側での初演者を探していました。白羽の矢が立ったのがタシュナーで、西側初演は1947年9月24日にアルトゥール・ローター指揮ベルリン放送交響楽団との共演で行われました。当ディスクに収められたのはその8年後のライヴです。
 カルメン幻想曲はバンベルクの教会での録音。「精神性」で評価されがちなタシュナーのテクニックの凄さを存分に伝えてくれます。(ユニバーサルIMS)

・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.47
 ケルン放送交響楽団
 ヘルベルト・サンドベリ(指揮)
 録音:1956年11月6日(ライヴ、モノラル)

・ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲 (1940)
 北ドイツ放送交響楽団
 ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
 録音:1955年5月8,9日(ライヴ、モノラル)

・サラサーテ:カルメン幻想曲
 バンベルク交響楽団
 フリッツ・レーマン(指揮)
 録音:1953年8月21日(モノラル)

 ゲルハルト・タシュナー(ヴァイオリン)

収録曲   

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