コープランド(1900-1990) レビュー一覧 2ページ目
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投稿日:2011/05/25
つい先日、フィラデルフィア管弦楽団が破産申請をしたとの知らせを聞き、耳を疑った。ラフマニノフやシベリウスなどから薫陶を受け、ストコフスキーやオーマンディが作り出すゴージャスなサウンドで一世を風靡した名門オケ。それが破産するということは、単に一楽団の終焉のみならず、クラシック音楽界の衰退を意味するようで、ファンとしては胸の詰まる思いがする。しかもXRCDも間もなく廃盤になるというから、寂しさは一入である。さて、オーマンディのコープランドである。コープランドの演奏としてはバーンスタインが有名であるが、オーマンディとて引けを取らない。鍛え上げたオケである。機能美は最高だ。色彩の鮮やかさ、リズムの正確さ、情感の豊かさ、何れも素晴らしい。やはり、オーマンディというオーケストラビルダーがいてこそのフィラデルフィア管なのだろう。現在、フィラデルフィア管に限らず、どこのオケにも、楽団を強力に牽引するタイプの指揮者が払底してしまっている。かつてのアメリカには、トスカニーニを筆頭に、ライナーやセル、ミュンシュやバーンスタインといった、強烈な個性と堅固な意思を持った指揮者がいて、それぞれに唯一無二の楽団を作り上げていった。だからこそ面白かったし、味があった。古い名盤がいまだに愛されつづけるには訳があるのだ。素晴らしいものにこそ投資する。つまらなければ離れていく。単純な原理だ。このCDは、フィラデルフィア管弦楽団、いや、全てのオーケストラの黄金時代を象徴する一枚かも知れない。
遊悠音詩人 さん
投稿日:2009/09/08
シベリウス2番のxrcd24の音があまりにも素晴らしかったので、昨年発売されたコープランドのxrcd24も聴いてみました。 LPと既発売のCDの音も結構良いので、こちらはシベリウス程「劇的」な違いはありませんが、やはり4chオリジナルマスターに遡って丁寧にトラックダウンしている効果は充分出ています。 特に顕著なのは、会場の空気感が出ていることです。低域ノイズのカットをあまり行っていないからでしょう。冒頭、ハムノイズがごく小さく聞こえる(ヘッドホンで聴くと分かる)のもそうですし、会場の外の車や地下鉄らしき低音ノイズもごく小さく入ってきますが、こういう超低音ノイズをカットすると音に生気がなくなるので、どの程度カットするかは正にマスタリング・エンジニアのセンスが問われるところでしょう。 解説の「xrcd24プロダクション・ノート」には、残響の少ないアカデミーの収録に際し、当時の4chマスターに如何に残響成分を付加するか・・・という工夫の跡が伺える内容が記載されています。 オリジナルジャケットの解説もしっかり収録されており、こういう配慮はファンにとっては有り難いことです。最近のCDでこういう配慮は期待出来なくなってしまいましたが・・・
りん さん |30代
投稿日:2009/07/29
内容・演奏・録音よし。
バッハ教 さん
投稿日:2009/04/16
『アパラチアの春』は大好きな曲です。それを、このような素晴らしい演奏、素晴らしい録音で聴けるのは、幸せなことです。聴いて良かった、出会えて良かった…心からそう思えるCDです。『アパラチアの春』是非、聴いてみてください。必ずや、春を迎えた至福の時を味わえます。
masato さん
投稿日:2008/06/20
かっこいい!とはこのことだ。
ぼん さん
投稿日:2008/02/29
素晴らしくサウンドが蘇っており、年代を感じさせない音となっていることが特筆されます。このコンビのxrcdは今までになかったように思います。「録音に入りきらないフィラデルフィア管弦楽団の音」と言われてきましたが、指揮者が目指したオーケストラの音が30年以上たった今初めてリスナーに届けられたように思います。 ファンの一人としてこれからもこのコンビのxrcdを続々と出してほしいものです。
ジョンソンJr. さん
投稿日:2008/01/25
オリジナルの13の楽器のために書かれた室内オーケストラ版ですが、コープランドの卓越した書法と、ホグウッド&バーゼル室内管の巧みな演奏が、まったく大オーケストラ版に劣らないリッチな響きを生み出している。渋い響きの演奏が特徴のバーバーもなかなか良い。
たーこ さん
投稿日:2007/08/20
最高の演奏、高水準な録音、コープランドの作品の中でもポピュラーで聴き応えのある作品ばかりを並べた選曲の妙。あー、もっと早く出ていれば、コープランドをいっぱい買わなくてすんだかもしれない。とりあえず自作自演集とコレ。でもバーンスタインも捨てられないし、プロアルテの室内楽版も残しておきたいし、あー贅沢な話。でもこの一枚のゴージャスさには負けます。
蓮華人 さん
投稿日:2007/07/30
指揮者のリズム感を瞬間的にオーケストラが反応、サンフランシスコって、こんなにいいオケだったかな?という実感。ボストンへ赴任するまえ小澤征爾の時代は、典型的なB級オケだったが、ブロムシュテットの時代から上昇し、いまやA級オケだ。
水野哲行 さん
投稿日:2007/02/10
しかし、このCDは音が素晴らしく、そこいらのSACDを凌駕している。演奏も見事で、バーンスタインの自作自演に匹敵しうる。
七海耀 さん
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ありがとうございました
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