くるりの作品はアルバムごとにコンセプトや音の方向性がはっきりしているが、今作はサウンド的にも様々な要素が入っていて非常にバラエティ豊か。その中でもピアノが多用に使われていて、くるりの持つゆるやかな楽曲とマッチしていて気持ちいい

今改めて1ｓｔを聴いてもまったくブレてない、くるりワールドが全開。1枚目にしてこの完成度正直スゴイです。

くるりの持つ日本的な温かさや奥ゆかしさに、ウィーンでのレコーディングでのオーケストレーションでのアレンジが秀逸。おそらく「ワルツを踊れ」は日本人にしか良さは伝わらないんだろうなぁと思う。それと同時にその良さが分かる日本人でよかったとも思える。涙が出る名盤。

毎年恒例と成りつつある、地元での京都音楽博覧会（オンパク）の五周年を控えて、主催者として今年はベストのみと言うのも寂しい限り… と思っていたけれど、結論から言えば非常に良くまとまっている作品だと思う。 新曲や未発表曲も空気すら滴り落ちるかのような瑞々しさだし（誉め過ぎか）、聴き終わって「くるりのアルバムで、これだけ同じ空気感で統一された作品も珍しい」と感じた自分がいた。 その故なのか、岸田繁名義でMySpaceまで立ち上げて世に問うた自信作 “東京レレレのレ”（カップリング集には入ってるけれど）や、シングルカットされた “愉快なピーナッツ” は外されている。確かに、今回のベストが持つトーンとは明らかに違うし、聴くなら別で聞きたい気分にさせられる。 岸田氏本人は “チェンバーポップ集” としているとのことだけれど、いつもいつも何かしらのコンセプトありきで進んできた彼らにしては、コンセプト無しで奇跡的につながったイイ歌が、ただただ並んでいる印象が強い。 くるりに取っても、本当の意味でのベスト盤じゃなかろうか。 ただ個人的には、久しぶりに5人組バンドとしての体を成した “新生”くるりの曲を聴いてみたいのも本音です。オンパク楽しみです。

アルバム未収録の「キャメル」や「奇跡」、「旅の途中がまとめて聞けるということで、非常に楽しみ ライブで何度も披露されていた「おはら節」も入るということで期待大！ 前のベストと被っている曲は一つもないし、初収録曲も多数あるのでこのベストには意味があると思いますよ

くるりがやっとリスナーに届けてくれた裸のロック。鳥肌がたった、前作の華やかさをすべてそぎおとし、あるべき音だけでロックをしている。本当に最高だ。時代はもうこの音だけでは通じないはずなのに（商業的意味で）ちゃんと心に響いてくる本当に最高だ。

間違いなく佳作だ、テクノとポップそしてロックがうまく調和している。岸田さんは本当に音楽がすきなんだとおもう。 だけど佳作だ間違いなくでもそれでいいのだ。そんな作品だ

くるり、、、クルリ、QURULI、、、くるり。現実、まあ色々ありますわな、、、自然人自然、、グットミュージック！！！

'10年発表｡良い歌と良い演奏､そこに生まれるﾎｯｺﾘとした気分--ﾊﾞｶみたいな感想で申し訳ないが､“もうこれだけでいい”とまで思ってしまう大傑作｡休む暇もなく情報を与えられまくり､すべての人が息苦しさを感じている現在において､“まあ､しょうがないよね”といういい意味のあきらめと“毎日をていねいに過ごして､なるべく良い気分で過ごしたい”という前向きな気持ちを同時に与えてくれるこのｱﾙﾊﾞﾑの役割は､本当に大事だと思う｡ﾄﾞﾗﾏｰ･boboを交えたｼﾝﾌﾟﾙなﾊﾞﾝﾄﾞ･ｻｳﾝﾄﾞも大正解｡

くるりのシングルはほとんど持っていなかったので買ってみました！これがカップリング？ってくらいにクウォリティも高く予想以上に大満足です。特に『真夏の雨』は感動しました。