トップ > 音楽CD・DVD > ニュース > クラシック > 交響曲 > スヴェトラーノフのマーラー交響曲全集

スヴェトラーノフのマーラー交響曲全集

2005年10月15日 (土)

濃厚情念大爆発!
スヴェトラーノフ / マーラー:交響曲全集

「病気の時には頭が痛くなるので決して聴いてはならぬ」と許光俊氏も大絶賛(?)の第6番の凄まじい演奏をはじめ興味深い演奏が揃った全集です。
 マーラーならではのオーヴァー・アクション的要素が、スヴェトラーノフの場合、まさにツボにはまった状態でサウンドに結実しており、そのブラス・セクションと打楽器セクションの織り成す嵐のような轟然とした大音響にはどなたも圧倒されること請け合いです。
 特に第6番は強烈で、個性的な演奏の揃ったスヴェトラのディスクの中でも随一といってよいその思い切ったド迫力ぶりは、極端な演奏の多いこの巨匠のディスコグラフィの中にあっても最高峰といいたくなる激しさにあふれかえっており、作品の志向するカタストローフの表現という点でも文句なしの暴れ放題。
 その音の凶暴さには、スヴェトラがロシア国立響を指揮したときにのみ立ちあらわれるアウラのようなものすら感じられ、改めてこのコンビのグレートな力技に感謝したくなります。
 その他の作品も、すべてスヴェトラ流儀に解釈されたユニークなアプローチが面白く、気品やバランスといった西側的な価値観など一顧だにしない潔さがたまりません。
 ちなみに、これらの演奏は、かつてフランスのセゾン・リュスからも分売という形でリリースされていましたが(廃盤)、今回は本拠地ロシアからのリリースとなります。なお、交響曲第9番にマスターに起因する音の揺れ等が聴かれます。ご了承ください。

・交響曲第1番ニ長調『巨人』
1992年録音

・交響曲第2番ハ短調『復活』
1996年録音
ナタリーア・ゲラシモワ(S)
オリガ・アレクサンドリア(MS)
モスクワ放送合唱団

・交響曲第3番ニ短調
1994年録音
オリガ・アレクサンドリア(Ms)
モスクワ少年カペラ
オスタンキノ放送ロシア・アカデミー合唱団

・交響曲第4番ト長調
1996年録音
ナタリーア・ゲラシモワ(S)

・交響曲第5番嬰ハ短調
1995年録音

・交響曲第6番イ短調『悲劇的』
1990年録音

・交響曲第7番ホ短調『夜の歌』
1992年録音

・交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
1996年録音
オリガ・アレクサンドリア(Ms)
ガリーナ・ボリソワ (Ms)
アレクセイ・マルティノフ (T)
アナトリー・サフューリン (Bs)
ディミトリー・トラペズニコフ(T)、ほか

・交響曲第9番ニ長調
1992年録音

・交響曲第10番〜第1楽章アダージョ
1992年録音

ロシア国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)

※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

featured item

交響曲全集 スヴェトラーノフ&ロシア国立響(12CD)

CD 輸入盤

交響曲全集 スヴェトラーノフ&ロシア国立響(12CD)

マーラー(1860-1911)

ユーザー評価 : 5点 (8件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥6,259
会員価格(税込) : ¥5,446

発売日:2005年11月23日

  • 販売終了

%%header%%閉じる

%%message%%

featured item

featured item

洋楽3点で最大30%オフ このアイコンの商品は、 洋楽3点で最大30%オフ 対象商品です